公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは快楽殺人にとり憑かれた犯人からの宣戦布告だった。類を見ない知能犯の狂気に立ち向かう第一発見者の少年と孫娘を殺された老人、2人を待ち受ける運命とは、そして真犯人の以外な素顔とは?多くの人々が事件の真相に迫る中、次々と猟奇的な事件が起こる。驚愕の結末は?
初めから真犯人の姿も描写する、かつてない手法で読者を虜にした宮部みゆき渾身の長編作。
宮部みゆき作品の中でも代表作中の代表作、模倣犯。
出版された当初はハードカバーを買った友人に貸してもらいました。
私は自他共に認める 『早読み』 ですが、この本は上下でなんと2週間もかかりました!夢中で読んだにも関わらず、です。これは最長記録です。早いときはハードカバーでも1冊1晩で読み終わる私には、本当にこれは内容が濃く長い本だなぁとしみじみ感じたものです。
これだけは文庫になったら買わなくちゃ、と思って5年位経ったのでしょうか。ついにやっと、文庫になりました。恐らくは上下では収まらないから上中下の3巻で来るだろう、と思っていたら。
本屋で見かけた模倣犯、『一』 『二』 『三』 とある。あれ?何これ?まさか…と思ってみたら、『四』 『五』 と続きます、とありました。やられた!5巻も買わなくちゃならないなんて!
とりあえず1巻だけ買いました。
通信大学のスクーリングに行ったら、生協で本は1割引きでした。わずかでも安い方が嬉しいわ、と残り2〜5巻を買いまして無事揃いましたが、結局3800円位になりハードカバー上下巻買っても同じ値段じゃないか。と苦笑してしまいました。
でも文庫なら持ち歩くに楽だしねぇ。とりあえずこれだけはもう一度読もうと思っていたし、まぁ必要経費でしょう。と思うことにしました。他の本も積読中なので模倣犯に取りかかれるのはいつでしょう?しかしこれの映画は思いっきり外していたなぁ…ストーリーもだけど配役がまずかった。
このところ本のドラマ化が多いので、模倣犯ももう一度、放映半年位かけてのドラマ化を真剣に考えてみて欲しいですね。いかがでしょうか。
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