9巻まで発売中
山岸涼子
『舞姫(テレプシコーラ)』 の第1部が終了しました。来春まで連載はお休みだそうで、かなり寂しいです。ダ・ヴィンチを読む楽しみの1/3ほどを占めるこの部分がなくなるのはかなり私には打撃…(オオゲサ)。
しかしやはり山岸涼子。波瀾万丈なストーリー展開でした。何と言っても主人公 六花(ゆき)の姉、千花の悲劇が悲しすぎる。でもこの悲劇を乗り越えたからこそ六花はバレリーナとしてもコリオグラファー(振付家)としても大きく成長を見せる、というところで第1部終了です。
以前も書きましたが、毎号連載を読みながらも単行本を揃えたくなるマンガに出会ったのは久しぶりです。この作品はバレエという一見華やかな世界を描きながら、その実努力だけではどうにもならない部分に苦しむ多くのバレリーナ達の思いや複雑なキャラクター設定とそれぞれの関わり方が非常に楽しめます。
イヤな人も出てきますが、いい人もたくさん出てくるのが嬉しいです。六花はバレエについては常に優等生で努力家の姉と比較され、自分自身には自信がなく常に不安定なのですが、それを周囲の人々の優しさや厳しさに触れることで、周囲に感謝し自分でも努力が必要であることに気付き、ついに壁を乗り越えて行こうとするのです。
ううーん、まさにドラマ。
早く第2部始まらないかな〜六花ちゃんはいくつになってるのかな?1部では中2で終了です。高校生か、大学生か、それとももっと大人かな?
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