小学校での読みきかせや図書館の運営支援など、子どもと本を結ぶ多様な読書ボランティア。そのスキルアップのポイントと今考えたいボランティア活動のあり方を問う。
(広瀬恒子)1932年東京都生まれ。親子読書地域文庫全国連絡会代表。喜多見なかよし文庫、世田谷の図書館を考える会、日本子どもの本研究会等世話人。著書に 『だから、子どもの本は面白い』 『読みきかせ絵本260高学年向』 など。
読了直後とても良い本だったの買いたいと思ったのですが、いかんせん誤字脱字が多すぎました…5箇所以上ありました。と別の意味で妙に気になってしまった一冊です。誤字脱字、結構許せません。出版社はプロとして、プロの仕事をしていただきたい。
以前サークル内でこの本が紹介された際はあまりきにならなかったのですが、自分が学校ボランティアという立場になり改めて手に取りました。この本の最大のポイントは
図書ボランティアが中年おばさんのストレス解消の場になっていないか
という一言です。心にずしんと来ます。ボランティア(奉仕)が自分のためのエゴになっていないか?活動に慣れてくれば慣れてくるほど、自問自答し続けなければならないことですね。
グループの作り方、仕事の分担やより良いものを子ども達に届けるためにどのような心構え、勉強が必要か。改めて第三者の言葉を聞くととても心強いです。ボランティアは決して驕らず(慣れに甘んじない)、決してそのポリシー(なぜボランティアをするのか?)を忘れてはならない。最も大切なことでありますが長く続ければ続けるほど、忘れがちなことですね。
ボランティアとボランティアを受ける側(ここでは学校)は常にWIN-WINでなければなりません。多くの学校現場でボランティアが盛んになっているからこそ、このような本が求められ出版されることとなったのですね。全国で頑張っている沢山の読書ボランティアがいることを信じて、私も進んでいきたいと思います。
評価:(誤字脱字を直してくれたら買いたいです)