幸せになるまで死ねません。恋も仕事も夢見る少女じゃいられない5人のアラサー女子の、タテマエ一切ナシのガチガールズトーク。心の叫びがコダマする、笑って泣いて仲間と飲んで、明日もがんばる痛快作。
(宮木あや子)1976年神奈川県生まれ。 『花宵道中』 で 『女による女のためのR-18文学賞』 大賞と読者賞を同時受賞しデビュー。 主な著書に 『白蝶花』 『雨の塔』 『群青』 など。
(収録作品)尻の穴に座薬/くちびるから松阪牛/太陽にぽえむ/模型だらけの俺んち/曇りガラスの三十代/愛して野良ルーム
アラサー女子のガールズトーク。らしいがやや煩雑すぎ、コレは初めて宮木で外したか…と思っていたところ、最後の横山が主人公の『曇りガラスの三十代』 と書き下ろし終章の 『愛して野良ルーム』 でまぁキレイにまとまったかな。アラサーってことはもういい大人なのにこの子達はいつまでも子どもだなぁ…なんだかんだ言って恋愛至上主義だし。今時の子どもみたいな30歳を描いたんだろうけど、無責任っていいなぁという感想しか出ないぞ。本当は無責任な人生なんてイヤだぞ。
評価:(読者サービスし過ぎ?)