コブは人の夢に入り込みアイディアを盗むという犯罪技術のスペシャリスト。しかしこの才能が原因で最愛のものを失くした上、国際指名手配となっている。人生の一発逆転を狙い最後の仕事に挑むが、それは盗むのとは反対に夢の中で考えを植え付ける(インセプション)というものだった。完璧なチームでの完璧な計画がスタートするが、コブとそのチームを次々と危機が襲う。
デカプリオ再び。シャッターアイランドと比べてホントに分かりやすい内容でした(笑)。夢の階層が2層、3層と進んで行くに連れて現実の世界での時の流れは遅くなっていく、という設定が効いてますね。つまり夢3層の中では10年経っても、現実の世界は半年しか経っていなかった、というようなことです。宇宙時間と地球時間の違い、みたいな感じ。
夢の世界であまりに長く暮らしているとそちらが現実のように感じられてしまう…マトリックスですね。そりゃあ誰だって自分が作り上げた世界の方が居心地いいですからね、でもそこはやはり現実ではないということです。
渡辺謙やはりいいですね、重厚さが素晴らしい。老人になったシーンは必見です。
それにしても映画狂の知人が 『デカプリオの映画はどれも同じ印象』 と言っていましたがそれは私も感じました。シャッターアイランドとこのインセプション、再来年辺りはきっと印象はいっしょくたになってしまっていることでしょう。デカプリオがスター過ぎて印象が強すぎるのか、それとも単に大根なのか!?
評価:(CG万歳)