
恋人と別れたばかりで失意の日々を送るジョエル(ジム・キャリー)。そんなある日、別れた恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が、ジョエルの記憶を消したため今後一切彼女には近づかないように、という通知を受け取ります。自分は未練タラタラだというのに元恋人は自分の記憶すら捨ててしまったことにショックを受けるジョエル。
それと前後して冒頭、ジョエルはなぜか通勤途中、自分でも自身の行動が理解できないまま、とにかく海へ行かなくては、という使命感にも似た気持ちで会社へ行く電車から飛び降り、海へと行く電車に飛び乗るのです。駅から海辺へ向かったところで彼はある見知らぬ女性と出会います。
さてこの
『自分にとって都合の悪い記憶を消し去ってくれる』 という画期的な商売をしているラクーナ社の存在を最初から知っていないと、この映画はちょっと仕掛けがありすぎなので難しいかもしれません。ネタバレじゃないの、と思わずに予備知識として知っておいてください。
評価:




(5つ満点)
物語は主にジョエルの元恋人クレメンタインとの回想を中心に展開しますが、どこまでが回想でどこからが現実なのか?その見せ場が面白いですね。そして伏線としてラクーナ社の受付嬢(キルスティン・ダンスト)の役柄が活きています。今回は彼女脇役なのね、と思いきや影の主役級の役どころ。
アカデミー賞オリジナル脚本賞受賞がうなづける、よく出来た物語です。人は何度も同じ恋に落ちてしまう。というのがテーマ。それは正しいことなのか、誤りなのか。どうぞこの映画をご覧になり、あなた自身でお確かめください。
もしラクーナ社が実在したら?私も消してもらいたい記憶がたくさん…なんちゃって。
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