ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにて行われた25周年記念公演。終幕後アンドリュー・ロイド・ウェーバー自身による挨拶、歴代のファントムやサラ・ブライトマンによるオペラ座ナンバーのサプライズあり。19世紀中頃のパリ・オペラ座。そこではオペラ座の怪人の仕業とされる奇怪な事件が人々を震撼させていた。醜く歪んだ顔を仮面に隠しオペラ座の地下深くに暮らす怪人は、コーラスガールのクリスティーヌに心を寄せる。そして音楽の天使として彼女に近づき、プリマドンナに仕立てるべく夜ごと歌を指導していた。しかしクリスティーヌは再会した幼なじみのラウル子爵と愛し合うようになる。それを知り嫉妬に狂った怪人がとった行動とは。ロイヤル・アルバート・ホールの広さ!深さ!すごすぎます、まさにここはオペラ座。天井桟敷の席だと何も見えないのでは…という深さです。オーケストラが通常は舞台の下の方にいますが、ここでは舞台の上の方にいるのもすごいです。観客席が上まであるから、オケが下だと音が届かないのかも。俳優達の歌唱力はさすがです、さすが選ばれた人々という感じなのですが、残念だったのは舞台装置の背景が、すべてスクリーンに映した映像だったということ。確かに便利だけど何か手抜き感がぬぐえません。衣装、小道具、大道具、どれをとってみても劇団四季の方がすごいです。やはりジャパニーズ・ブロードウェイ、四季はすごかった!と改めて四季の舞台の素晴らしさをここで実感してしまいました。
しかし迫力は満点です、しばしば映画だということを忘れて拍手しそうになりました。ラストのおまけもすごいです、ウェーバーさんがオペラ座についてあれこれ喋るのもすごいことですが、彼が 『My angel of music !』 と紹介したサラ・ブライトマンが出てきて、歴代のファントムを務めた俳優4人と一緒にオペラ座ナンバーを唄う!これはゴージャスすぎるカーテンコール!3時間上映は長かったですが満足しました。やっぱりまた四季のオペラ座を観に行きたくなりました、今年中に行けるかなぁ。
評価:




(演劇ファンのあなたに)
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