元英国首相ラング(ブロスナン)の自叙伝執筆を依頼されたゴーストライター(マグレガー)。1ヶ月以内に仕上げるという厳しい条件の下彼は仕事を始めるが、ラングは就任時に加担した戦争犯罪で訴えられる状況に陥る。ラングの近くで取材をしながら原稿を書き進めるうち、ラング自身の過去に違和感を覚えた彼は前任者の不審な死を探ることで国家を揺るがすある恐ろしい秘密に触れてしまう。国家規模の大きな陰謀とは。『戦場のピアニスト』 ロマン・ポランスキー監督作品。
いやー面白かったです。首都圏から遅れること数ヶ月の公開ですが、それでも十分スクリーンで観る価値アリです。なぜ、ラングも周囲も元首相の彼の自叙伝発行にこんなに必死なのか?なぜ、前任者はここまで仕事をしておきながら、不慮の死を遂げたのか?前任者が隠し残した資料の秘密は?パタパタパタとカードがめくられるように、秘密が露見してきます。イワン・マグレガーの存在感がいいですね。またかつて007として名を馳せたブロスナンが、戦争犯罪人として告発される役をしているというところがまた、面白いんだそうですが。ブロスナンも年取りましたね、私は彼の007がいっちばん好きです、だって文句なしにカッコイイもん。
私はいつもこういう作品をあれこれ考えず観るので最後までしっかり楽しめました。知りすぎる…って本当に恐ろしいですね。かといって知らなければいいのか?という問いかけでもあります。
評価:




(5つ満点)
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