
公開時第1王子を連れて行こうと思っていた映画だったのに見逃してしまったので、図書館情報センター(分館)にあるのを見つけた時は嬉しかったです。映画は原作本の3巻分位までを元に作られているとか。
全体としてなかなかいい出来です。ストーリーもSFXもすごいです。
物語の進行役として作者である
『レモニー・スニケット』 がタイプライターを打ちながら話を進める、という辺りが子どもには分かりにくいかな、と思っていましたが、第1王子にもちゃんと分かったようで 『結構面白かった』 と言っていました。続編が公開されたらきっと一緒に観に行きます。
両親が不慮の事故(火事)で亡くなり途方にくれる三兄弟の元へ、顧問弁護士は次々と新しい
『後見人』 を紹介してきます。現在14歳である長姉ヴァイオレットが18歳になるまでは両親の財産を相続することはできないためで、そのために兄弟を育てる後見人は必要不可欠なのだそうです。
最初の後見人オラフ伯爵は遺産目当てに早速子ども達を危機に陥れます。電車に轢かれそうになったり、海辺の家が崩れて崖下へ落ちそうになったりとすごい状況にありながら、冷静な三兄弟は知恵を働かせ危機を乗り越える、大人顔負けの頭脳と行動力です。こんなピンチありえないでしょーというピンチをこれまたすごい工夫と勇気で乗り越える3人、子どもばかりでなく大人が観ても十分楽しめます。
また時代設定がやや古いため、ヴァイオレットのドレスやコートなどヴィクトリア朝風のものが非常に愛らしく、それも楽しめます。本当に黒いドレスのヴァイオレット、可愛いです。それだけでも必見です(笑)。
評価:




(5つ満点)
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