パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップと、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年ドリスの交流を、笑いと涙を交えて描く実話に基づく物語。まったく共通点のない2人は衝突しあいながらもやがて互いを受け入れ友情を育んでいく。フランス。
巷で話題の本作、観てきました。『あなたにとって最高の一作に!』 とまでは行きませんでしたが…。フランス映画はどれもちょっとした皮肉というかエスプリが効いていて、それに反応できないと楽しめませんね。
もちろんこの映画でも主人公が大富豪であるとか、ドリスが思っていたよりいい人だったとか、そういうことが大きな意味を持つのですが、人生は実はそういう素敵な偶然の積み重ねで成り立っている、というストーリー、ご都合主義かもしれないですけど私は結構好きです。
どちらかというと笑いはあまりなく、しんみりとさせるヒューマンドラマです。フランス映画のこういう雰囲気が、好きですね。
評価:




(5つ満点)
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