早くに夫を亡くして以来1人息子のトジュンと静かに暮らすヘジャ。そんなある日、静かな街で凄惨な女子高生殺人事件が起こり、トジュンが第1容疑者として逮捕される。事件の解決を急ぐ警察がトジュンを犯人と決めつけ無能な弁護人も頼りにならない中、ヘジャは真犯人を捜し出し息子の無実を証明しようとするが。ポン・ジュノ監督作品。
『今年最高の映画』 と知り合いの映画狂(失礼)のブログにあったもので、張り切って行きましたが期待がかなり大きすぎました…。俳優らの名演技には確かに感動しましたが肝心のストーリー、あの真犯人の描き方は…賛否両論ではないでしょうか。私は正直納得できません。犯人の心情というものが全くないかのように描かれており、そんなことはないだろうと思ってしまいます。ところどころ破綻とまで行かなくても非常に不自然さを感じたというか、不自然さを感じてしまう時点で私はやっぱり理解できていないのかな。
そういう感じた不自然さも含めて 『母の愛』 というのがテーマ、ということでしょうか。見終わってだいぶ経ってからも残る、この後味の悪さ。もしやこれが一番の狙いかも?なかなかに重い映画ですので、体調の悪いときはオススメしません。
評価:(もう1回観たらいいかも?)