劇団四季の演目の中から選りすぐった数曲を紹介。世界を魅了した名曲の数々を四季が歩んできた55年の歳月を振り返りながら贈る、宝石箱のような珠玉のひととき。構成・振付・演出:加藤敬二。
今年初めての観劇は地元での公演です。以前この演目を観た義母が 『かな~りお得な舞台』 と言っていた通り、ミュージカルナンバーのいいとこ取りの舞台でした。ちょうど友人マリコさんと可愛い2人のお姫さまとご一緒でき、よい時間を共有することができました。
毎回言っておりますが四季の舞台演出、特に照明の素晴らしさと言ったらないですね。狭い公会堂の舞台に奥行きを持たせ、ステージから大きくはみ出して舞台を演出、表現する広がりの持たせ方、その中で鍛え抜かれたダンサーらが繰り広げる舞台。しつこいですが四季の舞台をご覧になる際は、まずその照明の凄さを感じてきていただきたいです。特にオズの魔法使い 『ウィキッド』 ではエメラルドシティ、あのみどみどしさ(??)を、照明の緑だけで表現していたのですよ!もう一度あのシーンだけでも観たい…。
1幕ではマンマ・ミーア 『手をすり抜けて』 、2幕ではキャッツ 『メモリー』 でしっかり泣けました。通常の舞台ではストーリーの流れも考えながら観ているため、歌そのものだけに集中することができる今回の舞台ではじっくり聴けました。ダンスもクラシック、コンテンポラリーから民俗舞踏系まであり、マリコさんは 『(劇団員は)ホントに何でもできないとダメなのね』 全くです。
歌唱力の高さ、ダンスの素晴らしさ、十二分に堪能してきました。地方公演は若手中心の配役なので若干ダンスが揃っていない部分もあるのですが、そこはご愛敬です。未来のスターがまたこの中から輩出されることでしょう。
評価:
(5つ満点)