更に安いかなと思ってスポーツ量販店へラケットを買いに行くと、本体、両面ゴム、ゴム止めテープ、ケース、ボール(そういえば3つ買ったけどすぐどこかへ消えてしまったわ)締めて1万円也。なんと!これでシューズやユニフォームを買うとなると…侮れず、卓球部。
しかしそんなハハの初めの頃の不安とは裏腹に、妙に熱心にやっております。火木金が部活でそのうち火金が公文なので、最初のうちは公文の終わりが8時頃になったこともあり、中学生でもないのにそんなにやらせてどうするんだ!かといって今更公文もやめられないし、少し公文の日は早く部活から帰してもらいなさい。と言ってみたら 『やだ。ぜったいやだ。』 確かに途中で帰れないですよねぇ。
でもようやくこの頃はペースを掴んできたのか、部活も公文も順調にこなしています。卓球も熱心にやっており、この前は4年生の中から少し上手な子は5年生とラリーをやらせてくれたとか。自分も選ばれて少しラリーが続いた、と満足そうに話してくれました。
すると、始めて3ヶ月位でもう表面のゴムがペラペラ剥がれてきてしまいました。高いお金だしてまたゴム買わないとならないの?と思いつつ、今度は卓球部のお母さんに聞いた近所のスポーツ店へ持って行ってみました。こちらのご主人は卓球に熱意のある方だそうで、ゴム張り代金はいくらかな~と行くと
『この脇にテープを貼るといいんですよ』
『前貼ってあったんですけど取れちゃったらしいんです、新しいのを貼って頂けますか?』
でテープを貼ってもらいました。
『どうしてすぐゴムが剥がれちゃうんでしょう、やっぱりヘタだからでしょうか?』
と聞く私にご主人は
『何年生?4年生?まだ小さいからラケットが台に当たるんですよ、だから剥がれるんです。上手になれば剥がれなくなります』
と丁寧に教えてくださり、更に代金はと聞くと
『じゃ、テープ代だけ200円頂きます』 ってテープ貼らなければタダのおつもりだったのですか?
感動した私、 『ぜひとも靴はそのうちこちらで頂きます』 と言うと 『靴を買うのもいいですよ、まだ試合に出なくても靴に履き替えればこれから卓球をするんだって気持ちが切り替わるでしょ』 って。なるほどぉ。
テニスの王子様ならず卓球の王子様。どこまで頑張れるでしょうか?ちなみに1万円ラケットに払ってブツブツ言っていた私に第1王子、
『中学校でも高校でも大学でも卓球やるからさっ』
ってそこまでやらなくてもよろしいっ(笑)。