H市近郊の町役場で学芸職に就いている大学時代の先輩を訪問してきました。以前東京から恩師が講演にいらした時にちょっと顔を合わせただけで、H市に越して来てから本格的に会うのはこれが初めてです。
30歳を過ぎ早数年、そろそろ自分の定職を持ちたいと思う私ですがなかなか何が自分に合っているのか未だに見極めができません。そんな調子でここまで来てしまったけれど果たして今の自分に何ができるのだろう。東京で研究職として働く友人に相談をしたりしながら、学芸職への可能性を考えようと先輩訪問となったわけです。
行政発掘の厳しさは頭では分かってはいたものの、毎年変わる予算内容を振り分けしその都度作業員さんを雇い、発掘し整理し報告書を上げる。それを大学院を出たての頃から1人でこなして来た先輩はちょっとお疲れの様子でした。それでも先輩が勤める町では古墳の遺跡が多く、専門である古墳の発掘が出来るからここに就職した、と話す先輩を見ていても自分の専門さえ確立できていない私にできることってあるのだろうか。と思ってしまいました。
先輩は夫の高校の同級生でもあり、大学の話から夫や高校の同級生の話まで思い出話に花が咲いてしまいました。色々お忙しい中時間を割いていただいたことに感謝しつつ、もう少し自分が何をしたいのか本気で考えなくては、と思った1日でした。
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