2009年度集計結果
やってきました楽しい集計結果発表の日!楽しみにしているのは私だけというツッコミもよそに、今年の成果です。
【結果発表】
本76冊(小説/物語58冊 実用書/エッセイ18冊)
映画26本(劇場25本 DVD1本)
演劇1本
昨年より8冊増えましたこの勢いならそのうち年間100冊は軽いぞ、などと一瞬思いましたが100冊となると3日に1冊ですからね、そうとう自分にプレッシャーをかけないと3日に1冊ペースは保てません。読む週は3冊位行く週もありますが、あくまでもその時の都合もありますし。一番は自分が楽しんで読むことですからね、冊数は関係ないです(と言いつつ毎年数える私)。
【小説部門ベスト】
高野和明 『13階段』 小説のプロット面白さの限界に迫った感じ、これぞミステリ。
桐野夏生 『女神記』 女のサガを神話の世界においてまで悲しいまでに描ききる、これがやっぱり桐野だなぁ。
奥田英朗 『オリンピックの身代金』 軽快な他作とは一線を画する骨太作品、昭和は人に【信念】があった時代。
池澤夏樹 『カデナ』 それぞれの立場、信念、愛情。交叉する想い。
川上未映子 『ヘヴン』 世界が初めてゆがんで見えなくなった日は、子ども時代の卒業であった。
今年もつい新作に手が伸びていたのですが、既刊作品もこんなに読み逃しているいい作品が沢山あるんですよね。毎年思うのは、死ぬまであとどのくらい読めるのだろう、というすべての本読みが抱える永遠に解決できないジレンマですね(笑)。
【エッセイ実用書ベスト】
宮台真司 『14歳からの社会学』 社会学ってやっぱり難しいけどセオリーを学ぶのは面白いものですね。
蓮池薫 『半島へ、ふたたび』 今後は作家 蓮池氏に注目です。
村上春樹 『アンダーグラウンド』 恐るべき信念の人、村上氏。
本田直之 『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』 なかなか良い本だったのに…もう55のうちほとんどを忘れた!
シャイモフ 『脳にいいことだけをやりなさい!』 で何が脳にいいんだっけ?ダメじゃん(笑)。
今年は結構実用書も頑張って読みました。特に 『アンダーグラウンド』 は辛くて何度も途中でやめようかと思ったけど読み切った。ここまで来て思い出しましたが今年は途中で読むのをやめた本は一冊もなかったです、よく頑張った。私の選書眼もだいぶ上がってきた、というのもあります。
【映画ベスト3】
年間目標を20本を楽々クリアー(笑)、映画館行きすぎらしい。今年は邦画がより充実しておりものすごく観た感じ、絶対洋画より邦画を観たはず!と思っていたら内訳は邦画12本、洋画15本でした。それでもやっぱり洋画の方が多かった。
★邦画部門
ディア・ドクター
おくりびと
カムイ外伝
★洋画部門
天使と悪魔
スラムドッグ$ミリオネア
マンマ・ミーア!
やっぱり今年もベスト1は西川美和監督 『ディア・ドクター』 。もう西川美和監督というだけで期待は高いわ期待を裏切らないわ、こんなにアタリなのも嬉しすぎる。 『カムイ外伝』 も良かったです、崔監督は恐い映画専門、というイメージが払拭されました。これからも観なくちゃ。 『天使と悪魔』 はオーソドックスでありながら十分楽しめました、やっぱりトム・ハンクスはいいですね。 『スラムドック』 はストーリー構成の見事さに加えインドな雰囲気がとても良く、 『マンマ・ミーア』 もメリル・ストリープとピアーズ・ブロスナンの熱唱が良かったなぁ。
【演劇】
今年の劇団四季は 『アイーダ』 のみでした。地方公演取り逃したんだった。できれば年2回は何か観たいですね。
2010も本と映画と演劇で【健康で文化的な最低限度の生活】を目指します(笑)。皆様からのオススメ本オススメ映画情報を、いつもお待ちしております。今年もお付合いいただき本当にありがとうございました。