狭い保育園の駐車場を占拠し続ける私。そして工場長到着!後光が…。バッテリー充電器をつなぐ。他のおかあさん達もボチボチ 『どしたの?』 『バッテリー?』 と苦笑い。そしてエンジン復活!工場長は忙しいので『じゃあ会社まで持って来てね、エンジン止めるなよ。』 そして私は発進しました。がっ…。
アクセルを踏み込んでも時速10キロしか出ないのです!あらゆる警告灯は点きまくり、しかも目前には短いがトンネルが!とにかくトンネルは抜けなくては、とハザードランプを点け10キロで走る。当然後続車が訝っております、窓から手を出し先へ行けの合図、無事通じました。しかし一旦エンジンがかからなければ窓も開かない今の車って、なんて不便なんだ!
トンネルを抜け路肩へ停車。もしかして一旦エンジン切ってかけ直したら、生き返ったりして?この先会社まで行くには、夕方にはいつも渋滞している橋を時速10キロで渡るなんて、更に万が一あの橋の途中で止まったらどうなる!1車線しかない橋で、私が起こす交通被害と賠償額?を考えたら…とグルグル思考しながら、ついにエンジンを切りました。そして、かけ直します。
…ダメでした。ごめんなさい、工場長…でも橋が怖くて画してまた会社へ電話し、レッカー車出動となりました。停車していた場所は会社からは遠回りしなくては来られない不便な所の上、トラックなど大型車がバンバン来る幹線道路。万が一激突されてもイヤだし、車内は暑いしで外で待つこと15分、長かった…。そしてやって来た我が社のレッカー車!光って見える~!
来てくれたのは外車担当メカニックKMさん。ああKMさんが来れば安心…しかしKMさんでもやはりエンジンはかからないのでした。どうやってレッカー車に載せるの?と思っていたら…。
今のレッカーはスゴいんです。後ろ荷台が斜めになり、フック付きワイヤー極太を引っ張って来て車のフックに引っかける!ところが、車前方下にあるはずのフックが私の車にはない!ああ万事休すか…と思いきや、トランク内の工具ケースからフックを発見するKMさん。そして前面バンパー下を外す。 『あれ?付ける所がないな。』 更には前のナンバープレートまで外し、ようやく反対側にフック収容箇所発見!
ところが!(またかい…)フックがはまらない。バカな…と思っていたら 『あっ左回しだコレ。』 ああ中途半端な外車よ!怒り爆発
ようやく付いたフックにレッカー車のフックがかかります。果たしてどうやって車を載せるのか?私押すかな?と思っていたら、KMさんが私の車の運転席に乗りサイドブレーキを下ろし、リモコンでレッカーのウインチを操作して見事1人できちんと載せてくれました!私はその間レッカー車の横を通る車にペコペコ頭を下げてるだけ。ああ、プロフェッショナルってなんて素晴らしいんだ!
レッカー車にお世話になるのもその助手席に乗るのも初めて。渋滞している橋を見て、大変だったけどやっぱりレッカーに来てもらって良かった…。それにしてもうちが整備工場ってなんて素晴らしいの!KMさんとの会話。
『もしうちが整備工場じゃなかったら私JA●とか呼ぶんですよねー』
『そうだねー』
『J●F、高いんでしょうねー』
『高いねー電話だけで15000円とか、レッカー来たら30000円とか、らしいねー』
『………。今日は本当ーーーにありがとうございます』
恐るべし●AF。というより恐ろしいのは、こうした事態でもすぐさまレッカーをお願いして、更に全てを 『ありがとうございます~』 で済ませてしまう、ヨメ:私なのでありました。
日々感謝を忘れがちな私にとって、大いに意義ある一日でした。ヨメに行くなら整備工場じゃなくて、大事なことは 『日々感謝』 ですね。それにしても今時のレッカー車はカッコイイ!ってアレ?
その後
やっぱり
お任せあれ♪
2日後...