大津波警報17年ぶりの発令(うちはこのへん)
本日28日、太平洋側特にリアス式海岸を持つ東北地方において、17年ぶりの大津波警報が発令されました。
およそ50年前に当地を襲ったチリ大津波について当時小学生だった義母からはこれまでも幾度となくその話を聞かされましたが、今朝からはもう5回以上はそのお話がありました…。にもかかわらず我が家では第2王子のお友達ファミリーに遊びに来ていただいておひな様を見てもらい、更に義母は 『今回は大丈夫』 との言葉と共に外出して行きました。
朝からNHKではひっきりなしの津波報道。デジタルテレビの画面上に表示される 『次の番組』 のテロップ内容は完全無視の、続く報道番組。そのうちに民放でも画面右下に常に津波警報の日本地図が表示されるようになり、結局せっかく来て頂いたお友達ファミリーもお昼を慌ただしく食べてもらっておうちに帰ることになりました。
そんなに大変かしら…と思っているうちに、近所には広報車や消防車が避難勧告のために回り出しました。勧告ということは指示(命令)ではないから自己判断ということで、うーんどう判断すりゃいいの?公民館か小学校へ避難って言ったってどっちも高さは我が家とほとんど変わらないから、逃げるなら中学校(高台)まで行かなきゃじゃない?お隣さんに電話してみても 『避難しなくても大丈夫よ』 。
どうしよう…と義母に電話してみるとなんと、橋が封鎖されたとのこと!そして2大ショッピングセンター(臨海地区)も閉店になったようだとのこと。義母は橋向こうの親戚宅へ行ったから帰って来れないけど、ってどうなるのだ本当に?とブツブツ思っているうちに津波到達時間。
第一波は10cm。なんだ大したことなかったじゃんもう大丈夫だね。と第1王子のお友達もボチボチ遊びに来ていつもの週末かな…と思っていたらとんでもないですね、津波は第一波が小さくても続く第二波、第三波が大きくなることは通例だとか。ここH市でも第二波は70cmあまり、第三波は最終的に90cmと報道されました。
しかしながらこの津波の高さも後日2m近くあったかもしれない?という情報もあり、津波本当にあなどれないです。義母は結局この日は4時過ぎには帰ってこられました、国道の橋は相変わらず通行止めだがより河口に近い橋は市道だから封鎖が早めに解除されたって。それって逆に危ないんじゃないの?というか国道だから国の指示に従ってとりあえず封鎖、というお役所仕事の是非は…。
そんなこんなの津波騒動でしたが、結局我が家は避難もせず周囲に被害を受けた人もいませんでした。うちの近所の小学校に避難された方々は10名前後だったようですが、学校によっては100人以上避難されたところもあったとか。何が大丈夫で何が危ないか。自己判断とは言えやはり自然災害をあなどってはいけませんね。いざという時の家族での行動もちゃんと確認する必要があることを確認した、一日でした。