古書店は悪魔のささやき
またしても文庫を買ってしまいました。←こんなに読んでない文庫がうちにあるのに…。
古書店はある意味一般の書店より誘惑が多いと言えます。前々から気になっていたあの本が、結構いい状態(キレイ)でこの価格!見つけた途端、判断する間もなく手が伸びてしまっています。気が付けばお会計を済ませており、そして家では積まれてゆく文庫本達…。ということで一昨年ほど前から古書店には近づかない、という誓いを立てていたにも関わらず、久しぶりに入ってしまいました。
というのも古書店で絵本の掘り出し物があるとサークルの例会で聞いてきたのです。絵本にはこれまた別の魅力があり、自分が読むためにもおはなし会で使うにも、やっぱりいくらでも手許に欲しいものなのです。
よく例会では
『この絵本は使えるか』 という議論がされますが、絵本が
『使える』 というのはおはなし会で使用する際に、
1) 聞き手に見やすい挿絵か。 2) 聞き手に心地よいストーリーであるか。この2点が問われます。どんなに素晴らしい絵本でも挿絵が細かくて大勢に見せることに向かない絵本もありますし、逆にストーリーが素晴らしくても長すぎたり内容が複雑だったりして小さい子どもには不向きのものが、最近絵本でも見受けられるようになりました。こういう絵本はどうやら大人向きらしいです。絵本は本来小さい子ども達のためにあるものだと私は思うのですが…。
『使える』 というと逆に
『使えない』 絵本は悪書なのか、という意味ではありませんので誤解のないようにお願いいたします。おはなし会で使用する際には。使用する価値のあるなしをきちんと見極める必要がある、ということです。と絵本談義も長くなりますのでこの辺で。
うっかり入ってしまった古書店で結局今日は文庫2冊と絵本1冊を買いました。いずれも前々から買わなくちゃと思っていた本。
西川美和 『ゆれる』 は文庫版のみに俳優 香川照之の書いたあとがきがあるとかで、それって必読必見!ということで文庫を読まなくきゃと思っていた一冊。
歌野晶午 『葉桜の季節に君を思うということ』 まずこのタイトルから自分からは絶対読まないと思っていた本ですが人に勧められるとやっぱり読んでおかないと、ということでこれも。そして今日最大のヒットは
『子うさぎましろのお話』 、超美品のお買い得!となればやっぱり時々絵本を見に来なくちゃなぁ。そして性懲りもなく、読めない文庫本を買い足してしまうのでした。
※本日の戦利品と積読中の文庫本と新書(いつ読むんだ-)PR