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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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午後のコンサート

concert.jpg市民病院コンサート
第1王子はピアノレッスンを始めて今年で7年。途中何度も辞めると繰り返していましたが、ようやく2年ほど前から辞めると言わなくなりました。今ではたまーには(というところが情けないですが)自分から練習したりします。

2年前何があったかというと、コンクールへ初めて出場したのです。もちろん予選落ちでしたが、コンクールへ出場するということ、課題曲を確実に弾くことはもちろん、ピアノという 『手段』 を通じて自分の想いを 『表現する』 ということ、をビッチリ先生に指導していただきました。そして、その時かなり大泣きに泣きました。
それが彼のピアノに対する想いを変えたのだと。信じております。

去年は少しノンビリしていたので、今年はコンクールと音楽研究部のコンサートへ出してください出してください、とバカ親の私は身の程も知らず頼み込み、年に1回市民病院で行われている 『午後のコンサート』 に出してもらうことになりました。曲はラインホールト作曲のワルツです。
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女帝エンペラー

jotei.jpg憎しみにくちづけ、愛に刺しちがえる。
私の大好きなチャン・ツィイー主演作。という期待が大きすぎたのかイマイチでしたね…。原作がハムレットということでストーリーに斬新さがないせいかもしれないです。

チャン・ツィイー演じる皇后ワンの想いがイマイチ分からりませんでした。最初は確かに密かに愛していた義理の息子である皇太子、ウールアンを守るために彼の叔父である新帝リーに嫁いだようでありましたが、段々とそれが…?むしろひたすらに皇太子ウールアンへの愛に生きる彼の婚約者チンニーの気持ちの方が分かるような。

香港映画お決まりの殺陣、演舞とも言える闘いのシーンは文句なく楽しめました。能面のような面をかぶり、舞いながら戦う舞踏家達と、顔をすっかり覆う鉄火面で戦う皇帝の近衛兵達。いずれも太極拳のような緩やかな動きでありながら激しく斬り合い、血がほとばしる。確かに血が多過ぎたのでPGー12なのはうなづけますね。

結局登場人物達は自分自身しか信じておらず、その結果気持ちが食い違ってしまう。全ては誰のためなのか、自分のためなのか。乱世に生きることは、悲しいことだというのがテーマなのかな。

今回も邦題は 『女帝 エンペラー』 と言いますが、原題は 『夜宴 The Banquet 』 と言います。このままじゃインパクトないと思ったのかな?

評価:(辛口評価)

手作り石けん

sekken.jpg今回は10種類
この1年以上、Tさんの手作り石けんを使い続けてきました。おかげでこの1年、身体には一切アトピー皮膚炎は出ておりません。私にとっては生活必需品という枠を超えてもはやなくては生きていけないもの。

手作り石けん作家のTさんはY市在住でいらっしゃるので、今回もかなりムリをお願いし郵送していただきました。そして届いた石けんはなんと50個、全10種類!当分これで安心してお風呂に入れます~嬉しいです♪

私が大好きなレモン、アロエをはじめ、ヨーグルト、プロポリス、黒蜜、よもぎ、アボガド、クレイマーブル、プレーン、墨(モザイク)の10種類です。
墨は真っ黒い石けんの中に色とりどりの石けんがステンドグラス風に組み込まれていて、プレゼントにも最適な華やかさです。早速友人達にお中元でお届けしました。

この墨石けんは黒い泡がでて何となく不思議…サッパリ感が増すような気がします。ヨーグルトは本当にヨーグルトのニオイがします、間違っても食べないように(笑)。
大好きなレモンを1つ使ったの、今日からは新しいクレイマーブルを使ってみようと思います。

毎日の生活に使う大好きなものがいつも身近にある、ということは、本当に嬉しいものですね。Tさん、そしてTさんの石けんを紹介してくれた友人に感謝です。

夏のおはなし会

999hikkosi.jpgkujirada.jpg大型絵本を2冊使用
図書館では長期休みにあわせて年に3回、主に春、夏休み、クリスマスにおはなし会を開催しています。図書館所属のサークルのうち絵本とおはなしについて研究している団体は2つあり、1つは私の所属するストーリーテリングサークルKF、そしてもう1つはこどもの本研究会です。この2団体が図書館と協力し、毎回交代でおはなし会の運営に当たります。

そして今回の夏休みはKFの当番です。今までは聞き手として参加していたおはなし会に、今回からは主催者側として参加します。プログラムは3歳以上児向けと小学生以上向けの2つ。3歳以上ではおはなしを1つ、絵本を3冊。小学生以上ではおはなしを2つ、絵本を1つとなりました。プログラム組み立てから時間調整、リハーサルまでちゃんとやって臨んでおります。決して適当にはやっておりませんよ(笑)。

大きな熊が来る前に、おやすみ。*島本理生

ookinakuma.jpg私の秘密に彼の秘密。2人で暮らすという果敢な冒険を始めてみた恋人達。3人の20代女性を主人公に、人を好きになること、誰かと暮らすことの危うさと幸福感をみずみずしく描く。『大きな熊…』 は第135回芥川賞候補作。
(島本理生)1983年東京生まれ。立教大学文学部在学中。『シルエット』 で第44回群像新人文学賞優秀作、『リトル・バイ・リトル』 で第25回野間文芸新人賞を受賞。主な著書に 『生まれる森』 『ナラタージュ』 など。
(収録作品)大きな熊が来る前に、おやすみ。/クロコダイルの午睡/猫と君のとなり

多様化した男女の関係、心理を描いた短編3作。人を愛することとは、思いやることとは?と考えさせられます。今の若者(に限らないのかもしれないけど…)は相手の世界に踏み込みたいのだが踏み込めない人が多いように感じられますが、逆に踏み込まれたくない部分にズケズケと踏み込んでくる人が多いのかもしれません。

『猫と君のとなり』 が一番良かったですね。 『クロコダイルの午睡』 は怖い話ですが、主人公である霧島さんの気持ちは非常によく分かる。とか書いちゃう時点で私もちょっと怖いのか?

ただ、ここまで島本理生の著作を数冊読んできましたが、やはり 『リトル・バイ・リトル』 を超える秀作が出ないのが残念です。。もうちょっとなんだけど…次回作に期待。

評価:(5つ満点)

ハリーポッターと不死鳥の騎士団

orderphenix.jpgついに宿敵現る
待ちに待った映画公開…と言いたいですが、前作 『炎のゴブレット』 から1年半、さらに原作本を読んでからは2年10ヶ月も経っており、なんだか間があきすぎな気がしますね…映画鑑賞ももはやルーチンワーク化です。第1王子は観なくてもいい、というので私1人で行きました。

ホグワーツの世界にもすっかり慣れてしまいました。驚く新事実がやっぱりないのが寂しい。今回はヴォルデモートの復活を信じようとしない魔法省と、その情報操作下にある日刊預言者新聞のために、ハリーはホグワーツをはじめとする魔法世界の中でも孤立を強いられます。まだ16歳だっていうのに…可哀想に。

新しい教授アンブリッジ先生のイメージはピッタリ、彼女はいいかも。あとDA(ダンブルドア軍団)の会合シーンが多いのは原作に忠実で良かったのではないでしょうか。しかし原作を読んでいても思ったのですが  『不死鳥の騎士団』 そのものの存在意義がやっぱり分からないかも…どういう組織で目的は何なのか、やっぱり不明瞭。それからハリーの恋人役、チョウが前作よりは可愛くなっていてホッとしました(笑)。それにハーマイオニーの編こみ髪型は非常~に可愛い!

評価:(オマケ1)

それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン

shabondama.jpgもし自信をなくして くじけそうになったら
第2王子とアンパンマン映画を観に行きました。行く前は散々 『イヤだーめんどうくさい』 などと言っていたくせに、見終わった途端 『もう1回観よう!』 いやそれはムリだって…。

今回はシャボン玉ガールズのプルンが主人公。シャボン玉ガールズはシャボン玉姫と一緒にシャボン玉ショーをしてみんなを喜ばせるのが仕事。他の4人のガールズ達は上手にシャボン玉を作れるのに、プルンだけはいつまで経っても小さな泡みたいなシャボン玉しか作れない…コンプレックスの塊のプルンは、毎回ショーをサボってはシャボン玉姫や仲間のガールズ達を心配させています。

そんな中毎度おなじみのバイキンマンがドキンちゃんと一緒にシャボン玉城を占拠、アンパンマン達が助けに行くのですが…。

今回のテーマは 『自信をなくしたら いいことだけ思い出せ』 そうおなじみの歌ですね。自信がない時は誰にでもある、しかしその自信を取り戻すことができるのは自分自身だけなのだ。だから勇気をもって、自分を信じて進め!みたいな内容です。

評価:(5つ満点)

サウスバウンド*奥田英朗

southbound.jpg二郎は東京中野に住む小学6年生。学校帰りに古本屋に寄り道して昔のマンガを立ち読みするのが日課だ。母は喫茶店を経営しているが、父は家にいてゴロゴロしているばかりの自称フリーライター。何かと学校へ怒鳴り込む父に辟易していた毎日だったが突如二郎は次々と事件に巻き込まれることになる。不良中学生との戦いや父の過去に関係する戦いの後、一家は沖縄 西表島に移住することになった。西表島でも父の周囲は変わらず騒がしいのだが、二郎の父や母に対する気持ちは徐々に変化していく。型破りな父に翻弄されていた家族が、その父を中心にまた1つになっていく様を少年の視点から描いた長編。1章は 『KADOKAWAミステリ』 連載に加筆、修正、2章は書き下ろし。
(奥田英朗)1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て作家に。『邪魔』 で大藪春彦賞、『空中ブランコ』 で第131回直木賞を受賞。主な著書に 『イン・ザ・プール』 『町長選挙』 『ガール』 など。


主人公は東京に暮らすごく平均的な小学6年生男子である二郎。この二郎の視点で物語が描かれているところが一番のポイントなのだと思う。1章は東京、中野区在住時代。学校帰りに古本屋で 『あしたのジョー』 を立ち読みするのが日課だった二郎だったが、ひょんなことからフダ付きの不良中学生カツに目をつけられる。まさに二郎にとっては生きるか死ぬかの瀬戸際、という人生初の苦難だが、破天荒な父はケンカなら正面切ってやれ、などと言う。普通の父親ならそんなこと言わないよな…と思いつつ、結局二郎は父の言う通り正面切ってケリをつけてくるのだ。

評価:(5つ満点)
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
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かぎ針編み プール
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車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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