忍者ブログ

DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

DORAEMON×play set products

doraplayset.jpgなっ●ゃん1.5リットルオマケ
サ●トリーのジュース●っちゃん1.5リットルペットボトルに付いていたオマケ、ドラえもんのplayset productsによる 『スタンプスタンド』 なるものを、今回もコンプリートしてしまいました…。

スタンプスタンドってつまりのところ、ハンコ立てらしいですが、全部で8つ、こんなにハンコ持ってないでしょ(笑)。

各キャラクターの横になっちゃんのフルーツが付いているのですが、その中に穴が空いており、そこにハンコが収まるようになっていますが、シャチハタを入れてみたらピッタリでした。つまりかなり太めの穴です。

最後の最後まで今回も一番人気と思われた 『ドラえもん映画版(魔界大冒険)』 のドラえもんが見つからず、諦めていたところへ、もしかしたらコンビニならあるかも?と思い立ち寄ったコンビニの1.5リットルコーナーを見てみるとっ。

ありました。
やはりコンビニでは1.5リットルのボトルはなかなか出ない(売れない)のでもしや…との予想は大当たり。そういえばその日ヘルプに行った学校で同僚に見せて、その後このドラえもんが行方不明になり、失くしたかも!と大騒ぎして同僚にまでメールして、結局車の座席の下にあったということも思い出しました…。

全くジュースのオマケごときに人騒がせな私です。そして…またも台所の一部を占領しており、どこかへそのうち片付けられる運命…。ま、いいでしょう。

PR

診療室にきた赤ずきん*大平健

akazukin.jpg(副題)物語療法の世界。まさか精神科を受診して、昔話や物語を聞かされるなんて、誰も思ってもみなかっただろう。でも患者達の当惑はすぐ驚きに変わる。そこに繰り広げられるのは自分の物語なのだ。悩みを抱えた心の深層を 『赤ずきん』 『桃太郎』 『幸運なハンス』 『三びきのこぶた』 などで解き明かす、ちょっと不思議で本当は不思議じゃない12話の 『心の薬』 。
(大平健)1949年生まれ。精神科医。聖路加国際病院精神科部長。著書に 『やさしさの精神病理』 など。


この本は題名だけは知っていましたが、あまり興味もなくまた私が思っていた内容とは読んでみて全く違っていたことが分かりました。副題にある通り、『物語療法の世界』 。著者である精神科医の大平先生は、診療室に来た患者さんに、昔話を語って聞かせる、という実例を集めた話。どうして昔話?かと言いますと…。

大平先生の本を読んでみようと思ったのは、yom yom創刊号に 『大平先生のyom yom診療室』 という連載が始まったからです。大平先生が 『だめんずうぉ~か~』 の倉田真由美氏と対談形式で現代にはびこる?精神病について語り合うというコラム。なかなか面白かったので、著書も手にとってみました。

大平先生によれば、これまで診療室にやってきた患者さん達に様々なたとえ話をして納得してもらおうと努力してきたが、ふとこれは昔話のパターンに似ているぞと気が付いた。そこで様々な昔話、お話を探してみると、担当している患者の状況と全く一致するものが実に多い!ということでたとえ話をやめて、いきなり昔話をすることにしたそうです。

これだけ聞いていると随分大胆な医者(というか手抜きじゃないか?)と感じるかもしれませんが、なるほどそれはなかなか理に適っています。

評価:(なかなか面白かった)

ことばの教室(第6回)

img20070206.gifおしゃべり上手
久々の教室訪問です。前回は何と7月! 『じゃ夏休みだから9月に来てくださいね』 と言われて以来、休みにくい前職場で休みを取ることを言い出せずここまで来てしまいました、すみません!

半年振りに行きましたが、第2王子もちゃんと先生方を覚えていて良かったです。ボールプールが楽しかったことを忘れていないらしく、今日もボールプールで何度か遊びたがり、ついにはごんぼ掘って(ワガママ言って)ひっくり返ったそうですが(先生スミマセン…)、我慢してちゃんと先生ともう1人のお友達と一緒にゲームをしたそうです。

久しぶりだったので発音確認のための本をまた一緒に見ていただいたそうですが、だいぶ発音できる語が増えたとのこと。会話も何を言っているかだいぶ分かりやすくなりましたね、と言われてやっぱり私にしか通じてなかったのか以前は…と改めて思ったり。
初めて来室したのがちょうど1年前、2月7日だそうです!しっかりこの1年の成長ぶりを見ていただきました。

その時は発音できなかった 小さい 『つ』 『さしすせそ』 『らりるれろ』 などがだいぶ言えるようになった。さしすせそはまだ不安があるし、『りんご』 は 『いんご』 にまだ聞こえますが…と言うと、確かにそうですが、それでもかなり成長しているのでこのままでも普通に発音できるようになるかもしれません、とのお話でした。
こうして子どもの成長を客観的に確認してくださる場があるのは、ありがたいことです。

まだまだノンビリ屋でいろいろ心配させる第2王子ですが、一緒にゆっくり進んで行きたいと思います。 『とにかく歩くこと!それが脳の活性化!』 と今日もご指導いただきました…暖かくなったら歩きます…スミマセン。

暖冬

yukidaruma.gif雪だるまが作れない!
暖冬です。あまりにも暖冬で地元新聞を始めあちこちで 『異常委譲以上っ』 とみんなが騒ぎ始めました。新聞のトップ記事はいつも 『夏の農作物に心配』 『農家に激震』 のような内容です。
本当に雪が少なく通勤する大人達には助かっていますが、子ども達はだいぶ物足りないようで、たまに雪が降ると大騒ぎ。第2王子も保育園の園庭で小さな雪だるまを作って喜んでいるそうです。例年なら先生方がおーおきな雪だるまを作ってくれるのですがっ。

おかげで?第1王子は未だに中休み、昼休みは校庭でクラス全体で流行っている鬼ごっこをしており、靴はドロドロズボンもドロドロ…。 『長靴履いていきなさいっ』 と言っても 『オニにつかまるからダメっ』 って…。そんな毎日です。

■ 不審者扱い?
週2日第1王子の公文にいつも迎えに行きます。第2王子はこの頃公文でパズルをするのにハマってしまい、いつもお迎えについてきては教室の隅でパズルをしてから一緒に帰ります。
最近おふざけもピークに達している第1王子。駐車場まで来て車に乗り込んで待っている私達に

第1王子 『あのすみません、AKMさんちの車知りませんか?』
私 『…知りません。でもおうちまで送っていってあげましょうか?』
第1王子 『いえ結構です、アナタ不審者みたいだし』

見えない誰かと*瀬尾まいこ

mienaidareka.jpg私のその時の毎日を楽しくしてくれている人は確実にいる。誰かとつながることは幸せなこと。中学校教員である著者による初エッセイ集。モバイル連載に加筆訂正し単行本化。
(瀬尾まいこ)1974年大阪府生まれ。大谷女子大学国文科卒業。『卵の緒』 で坊っちゃん文学賞大賞を受賞しデビュー、『幸福な食卓』 で吉川英治文学新人賞を受賞。著書に 『図書館の神様』 『優しい音楽』 『強運の持ち主』 など。


『いつでも人はつながっている』 と続くのでしょうか。瀬尾まいこ初のエッセイ集です、すぐに読めます。

10年の講師生活を経てようやく(失礼)採用試験に受かり、本採用になった瀬尾先生。しかし10年もキャリアがあっちゃー既に中堅では…。中学校という職場は色々と軋轢が多く、ストレスフルな社会とは思いますが、それを前に出さず 『それでも毎日が楽しい』 と言い切る瀬尾先生、爽やかだ。

言葉にしてみると、それが理想としか聞こえないものであっても、その言葉は現実味を帯びてくる。瀬尾氏もそうして頑張ってきたのではないだろうか。社会人であれば誰でも職場の人間関係に多少は悩まされる、それは避けられないことだ。それでも自分とは合わないと思い続けていた相手と、ある時ふと気持ちが通じることもある。もちろんそんなことはない事の方がずっと多いのだろうが、瀬尾まいこはわざわざそんなネガティブなことは書かない、書いても意味がないことを知っているから。

学校で働く先生達には、普通の社会人と異なり、人間関係にもう1つ大きな要素 『子ども達』 が加わる。非常に重要かつ比重の大きい要素だ。その子ども達とも 『つながっている』 と言う瀬尾先生。

採用試験の模擬試験をしてくれた、講師時代の校長先生の言葉が効いた。
『何だかんだ(教員になりたい)理由を言うより、子どものために頑張りたいんですーーって言っときゃいいんだ、それが一番だ。』
それが一番、というよりそれしかない。のが教師です。とは瀬尾先生のお言葉。

瀬尾氏は、自分は人付き合いが苦手だとあちこちで書いているが、実はそうでもないのかもしれない。でも苦手だと意識しているからこそ相手に気を配り、それがコミュニケーションとしてうまく成り立っているのだろう。気遣いしてこない相手ほど、疲れるものはないからね(って自己反省?)。

瀬尾まいこファンのアナタにオススメです。

評価:(5つ満点)

失われた町*三崎亜記

usinaware.jpg近未来と思われるとある国。その国では原因不明の現象が30年に一度必ず起こっていた。それまで普通に生活の営みを続けていた町の人々が、ある日忽然と姿を消してしまうのだ。人々が 『失われる』 原因は誰にも分からず、予知もできない。ただ残された町の痕跡を消すことだけがその 『消失』 の広がりを抑えるのだと信じられている。ある日突然愛する人を失い、喪失感を抱えそれでも日々続く 『日常』 を生きて行かねばならない残された人々の悲哀、憤り、そして願いとは。異世界とも言える近未来を舞台に描いた新しいSF小説。『小説すばる』 掲載に加筆修正し単行本化。
(三崎亜記)1970年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2005年『となり町戦争』第17回小説すばる新人賞受賞、第133回直木賞候補作。本作は第136回直木賞候補作(受賞作なし)。その他作品に短編集 『バスジャック』。


三崎亜記。 『となり町戦争』 からぶっちぎり、 『バスジャック』 では表題作はイマイチだったものの、他の短編に光るものが多く、異常なまでに期待されていた初めての長編作。つまりはその期待が大きすぎたのでしょうか?正直、読了感は 『違った…』 でございました。

読みながら、だんだんこれは瀬名秀明 『八月の博物館』 的展開だな、と思ってしまいました。作者の意図が読者には伝わりにくい。厳しい言い方をすると、作者の独りよがり的な所が多く見え隠れしてしまう。設定がかなりいいだけに、この読了感の悲しさは何か。

まず 『30年に一度、この国ではそれまで普通に生活を続けていた人々が、町単位で忽然と姿を消してしまう』 という事実。そのサイクルは確実に30年に一度、誰にも予知できず、町の住民達は誰一人直前まで騒ぎ立てることなく、不思議に人だけがいなくなる。食卓は食事が用意されたまま、貴重品は残されたまま、人だけがいない町が残る。

この不可思議な現象を追求し、次回の 『消滅』 を食い止めようとするのが管理局と呼ばれる組織。国の団体らしいけど。そしてこの管理局で奮闘する人々を中心に物語が紡がれるのだが…。

評価:(←辛口。次回作に期待!!!)

Bestyo*一青窈

bestyo.jpgフリルが可愛い
ベスト版が出たので買おうかな、と迷っていたらもう1月末。発売されたばかりでしょと思っていたら、発売日は11月末だった。相変わらず時代に3ヶ月ほど乗り遅れている私…。しかもこれはどうやら初回限定版ではなさそう。しかしこのフリルに赤い刺繍のジャケットの方が可愛いのでヨシとします。

前から一青さんは気になる人でした、可愛らしい感じなのでまだ20代半ばかと思っていたらもう30歳、うーん若い!私の愛読誌 『ダ・ヴィンチ』 誌上でも1年以上色々な方との対談連載を続けています、対談ができるのはやはり彼女自身もきちんと話のできる知識人という証拠ですね。

彼女の歌のジャンルは、iTunesによればpopsになっていますが、聞いているとフォーク調というかちょっと演歌調な部分もあり、なかなか不思議な雰囲気をかもし出しています。そこが魅力ですね。
義父の友人50代男性の方も 『一青窈はいいっ』 とおっしゃっていたので、幅広い年齢層に受けている模様です。

私はやっぱり 『ハナミズキ』 が好きですね。最近カバーで歌われてもいますが。『家ではスローにん。』 のCMでおなじみの 『さよならありがと』 も好きです。新曲 『てんとう虫』 も入って全16曲、お値段的にも妥当ではないでしょうか。

やはり昔人間なので、音楽はCDがあった方がいいです。ジャケットなんて最初見るだけだし、歌詞カードなんてほとんど見ないけど、やっぱりあった方がいいです。ということで今しばらくたまにCDを買う生活は続くでしょう。

マリー・アントワネット

marie.jpgアントワネットの生きた小さな世界
主演のキルスティン・ダンストはとても良かった。輿入れのシーン、まだ14歳という幼さと無邪気さを残しつつも、母である偉大なる女帝マリア・テレジアの命を受け、自らも自覚を持ってフランス王室へ嫁ぐアントワネット。
国境の 『受け渡し場所』 で愛犬モップス(パグ犬)を取り上げられることから始まる、彼女を取り巻く環境の大きな変化。

監督であるソフィア・コッポラは 『マリー・アントワネット自身の視点だけを大切にした』 と語っているように、この映画で描かれるアントワネットは彼女だけの狭い世界を生きています。

決して楽しいだけの世界ではなく、窮屈で逃げ場のない苦しい世界だったと思うのは、結婚当初から世継ぎを産むよう周囲の人々や実母から手紙で何度も強要され、2人の子どもをもうけてようやく安堵するも、若くして即位した夫ルイ16世は政治のこともよく分からず、当然アントワネットも政治も夫ですらその人柄をよく知らぬまま過ごしていたこと。

やがて彼女はしきたりに支配されていた王宮を嫌い、自然の中で自由に振舞うことを好み、離宮 プチ・トリノアンでほとんどの日々を過ごすようになるのだが、それが余計に世間や夫との距離感を広げて行ったのだろう。

歴史で言われているほど彼女が贅沢をしているように感じないのは、アントワネットの視点から描いた作品だからだろう。マリア・テレジアの末娘として生まれ、愛しまれ、フランスでは王妃という最高位にありながら、それでも彼女は自分らしく生きることさえ自分では選択できなかった。だから彼女が選択できる範囲で 『自分らしく』 を模索するしかなかったのだ。それが2人の子どもに恵まれる前に買い漁った豪奢なドレス、靴、奇抜なヘアスタイルなどのお洒落、賭け事におしゃべり、それが続く毎日だったのだろう。

評価:(5つ満点)
カウンター
ツイッター始めました
今週の私
急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
只今読破中
木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
ブログ内検索
最新コメント
[10/14 菜摘]
[10/12 さつき]
[05/08 菜摘]
[05/08 小琴]
[03/19 菜摘]
アクセス解析

Copyright © DaisyAKM Archives : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]