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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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サンタがうちにもやってくる

img20060120.jpgスライムに乗るももんじゃ
第2王子は3歳4ヶ月になりました。早いものです。

■ サンタがうちにもやってくる(再び)
第1王子が大きくなってしまってからはうちにはしばらくサンタさんが来ていなかったのですが、この頃第2王子がサンタさんの話をうちでするようになりました。どうやら保育園の教育の賜物らしいです。

で 『ブロックが欲しい』 と言ってはトイざらすでもらったレゴのカタログを見ては
『やっぱり赤いのがいいな、赤にしよう』 『おうちのもいいな、おうち』
と一人ブツブツ言っております。

兄ちゃんにも 『一つだけなんだよ』 とか 『いい子にしてないとだめなんだよ』 と説教たれる始末。兄ちゃん、一つだけなんだよ。いい子にしてないとおもちゃもらえないんだよ。分かっているのかね。

ちなみに兄ちゃんはゲームボーイの新作ソフトとスライムの上にももんじゃが乗ったぬいぐるみが欲しいらしい。いまだそんなもの欲しいなんて…でもお店で見たら可愛かったわ確かに。
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てがみのえほん*堀内誠一

img20051130.jpg 『こどものとも』 が200号を迎えたお祝いに世界中から12通の手紙が届きました。お菓子の家に住んでいるよい魔女グリンダ、汽車を収集している巨人国のトロル、幽霊国の透明の幽霊、月でルナシティ建設中のロボット・アルミイ、イーハトーブの動物たち…。こどものともの仲間たちも集まってお祝いします。最後のページにはこどものともおなじみのキャラクター達が勢ぞろい。堀内誠一氏が絵のスタイルも様々に描き分けた、楽しい絵本です。

福音館書店ではこどものとも(月刊絵本)の50周年フェアを開催中です。そのフェアの一環として、これまでの50年間(という歳月がすごすぎる…)毎月発行されてきたこどものともを週替わりで一挙に公開する、こどものとも50周年ブログが立ち上がっています。福音館書店のHPよりリンクがありますので気になる方はどうぞそちらからご覧下さい。

そこで知った本作。200号記念に堀内誠一氏が書いた記念作です。
堀内誠一氏は 『ぐるんぱのようちえん』 『たろうのおでかけ』 『たろうのひっこし』 で一度は見たことがある方も多いかなと思います。
こういう企画が大好きな私は店頭で確かめもせず、即オンライン書店で購入してしまいました。

最後のページ、本当に嬉しいです。おなじみのキャラクターが勢ぞろい。
そして今年はなんと、こどものともは600号を数えました!すごい歴史ですね。我家にも数えたことはないのですが、100冊を越えるこどものともがあります。この 『こどものとも(雑誌形態)』 で廉価であるからこそ、ここまで揃えることができた、名作の数々。私と子どもたちの宝物です。

これからも福音館書店のこどものとも、期待し続けています。
ぜひこの本も一度見てみてくださいね。

評価:(5つ満点)

たまには仕事中

明日はリファレンスの授業があります。たっぷり2時間。3年生がいちご栽培について学習するそうです。
担任の先生からの詳細なメールに思わず 『市立図書館でも蔵書を探してきますので』 と気のいい返事をしてしまう私。ホント調子いいったら。ということで仕事帰り市立図書館に寄ることに。

ところが案外、子ども向けの調べ物の本ってないものです。閉架(書庫入り)図書を片っ端から出してもらいどうにか5冊ほど借りられました。いつも準備がギリギリで困ったものです。
これで果たして3年生と調べ学習なるものができるのか?自分でもあまり自信がありませんが、担任の先生がいらっしゃるので大丈夫でしょう…私はT2(ティーツー、補助教員を指す)だし。

それにしても最初T1(ティーワン、メイン教員)、T2(ティーツー、サブ教員)という用語を聞いたときは 『ターミネーターか?』 と思っちゃいましたよ。このように1クラスに複数の教員を配置する形式をTT(ティティ、Team Teaching)と言います。だからってなぜT1、T2?(笑)

《使用例》
担任の先生 『明日はAKMさんがT1でお願いできますか?』
AKM 『いえいえ私はT2で…先生がT1でぜひお願いします』
担任の先生 『分かりました、私がT1ということで』

一応補助教員を頼む際は担任の先生が気を遣ってくださり打ち合わせの際にこのように言って下さいますが、そこはあくまでも非常勤の立場としてはT2としてお受けするのが筋でございます。ってそうなのか?(笑)

マイコプラズマ肺炎

風邪を引きました。今年はインフルエンザ特効薬のタミフルが危険だとか、鳥インフルエンザは人間にもかかるとか、冬が始まろうという時に物騒な話ばかりで困ります。

第1王子は月火とお休みです。ひどい咳に舌にブツブツができて痛そう。医者へ連れて行った夫の話ではただの風邪だとか。本当かい。

保育園で一緒のママさんには 『手足口病じゃなかった?よかったね』 と言われ、今日出勤した小学校ではマスクをした私に事務さん、『咳ひどくないですか?マイコプラズマ肺炎が流行っているとかで…』 って、こんなに身近に物騒な話ばかり。

昨日小児科(というところがいつもミソ)で診察を受け投薬済みなので何とか今日は持ち堪えておりますが、インフルエンザの予防接種もまだだし、今年も冬がやってくるかと思うとゆううつだなぁ…。

なんて思わず、楽しいこと考えよう、楽しいこと。

ぐるんぱのようちえん*西内ミナミ/堀内誠一

img20060124.jpg大きな象のぐるんぱは、いつもひとりぼっちでめそめそ泣いてばかりいましたが、みんなに勧められて働きに出ることになりました。川でごしごし洗われて見違えるほど立派になったぐるんぱは、張り切って働きますが、ビスケット屋でもお皿作りでも、行く先々で大きな物ばかり作ってしまいうまくいきません。しょんぼりしていたぐるんぱが、忙しいお母さんに頼まれて子どもたちと遊んであげたらみんな大喜び。そしてぐるんぱは幼稚園をひらきました。1965年初版のロングセラー。大型絵本もあり。

市立図書館で大型絵本版を借りて職場で使ってみました。これは迫力ある!見やすい!そして何より子どもたちの食いつきが違います(笑)。目の当たりにするとやはり、大型絵本の魅力に取り付かれそうです。

作者の西内ミナミ氏によると、これは若かりし頃の西内氏自身を投影した物語だそうです。一生懸命仕事をしたいと思っているのに、失敗ばかり。 『ぐるんぱは、しょんぼりしょんぼり。』 がっかりしている様子のぐるんぱは本当に可哀相。
でもぐるんぱはどこでも張り切って一生懸命仕事をしているのです、ただそれがいつもちょっと雇い主の要望に合わないだけ。

でも最後にぐるんぱは自分で幼稚園を開き、自分の居場所を自分で作り出すことができたのです。ここが大事。自分の居場所は自分で作る、これに尽きます。でも子どもの頃はこの幼稚園のシーンが大好きで、じっくりこのページを眺めるのが好きだっただけなんですけどね。
そう、それが絵本の想い出としては一番大事ではないでしょうか。

どんな子どもにもお気に入りの絵本が一冊か二冊あれば、大人になった時に大いに役に立つのではと私は思っています。うちの王子達にもそういう絵本があればいいな、といつも読み聞かせをしながら思うのです。

評価:(5つ満点)

誰か*宮部みゆき

img20051106.jpg財閥会長の運転手、梶田が事故死した。遺された娘の相談に乗るよう会長である義父に頼まれた三郎は、事故の真相を突き止めようとする妹とそれを好ましく思わない姉の、それぞれ相反する思いにとまどいを感じながらも、梶田の人生をたどり直すが…。

どんな人も自分の人生を生きるうちにある 『誰か』 に気もちを割いて生きている。それが幸せであることもあるし、不幸せであることもある。
またしても宮部みゆきの大ドンデンは秀逸である。父親の過去を探るはずが、実は姉妹の複雑な関係を露わにすることになってしまい…というストーリー。

主人公三郎の描写がいい。本当なら辛いだろうはずの彼の人生、立場を、三郎は自分の愛する 『誰か』 である妻と娘のために受け入れている。だから義父である会長はこの一件を三郎に依頼したのだろう。

古い建物である本社ビル別館の佇まいや、1階に入居している喫茶店、その他の描写はすんなりと心に入ってきて、落ち着いて読むことができた。やっぱり宮部はこういう現代刑事モノが一番だなぁー。

アナタにも、アナタの人生に大きな存在を占める 『誰か』 がいるのでは。そのアナタにオススメしたい一冊です。

(余談)カッパノベルスにしては装丁が可愛くて、私好み。それだけでも見てね。

評価:(5つ満点)

The COOL! 桐野夏生特集

img20051008.jpg小説新潮別冊。『魂萌え!』 の続編に当たる書き下ろし小説 『朋萌え!』 第1回及び幻の未発表短編に加え、スペシャル対談、多くの作家達からの桐野氏へのオマージュ小説、エッセイ、評論などを収録。桐野氏が個人コレクションであるヴィンテージ服もオールカラーで紹介。小説家としてのバイオグラフィー、コバルト作家時代から現在に至るまでの全ての著書の解説あり。桐野ファンへの永久保存版。

桐野夏生が小説家の中では一番好き。
な私はこれは早速買いました。そして、桐野夏生はずっと独身だと思い込んでいたのですが、結婚されていて、ちょうど直木賞(『柔らかな頬』)を取った時期に高校生だった娘さんが 『取れるといいね』 と言ってくれて嬉しかった、というくだりを読んで、じーんとしてしまいました。

普通の家庭人でもあった桐野氏が、あそこまで複雑でグロテスクな人の心の裏側を書く小説家でもあったのです。そして、今もカッコイイです。この表紙も素敵だし、雑誌の中の写真も素敵なものばかり。
ヴィンテージの洋服をコレクションしている、と読んでなるほどと思いました。人生へのこだわりが非常に感じられます。

今は 『グロテスク』 はじめ現代小説の一人者として著名な彼女が、かつてコバルト文庫作家だったと知ったときは驚きました。多くのコバルト作家達が一般小説作家へ転向していますが、それでもやっぱり 『元コバルト』 と言う感が否めない人が多い中で、桐野氏からは全く 『元コバルト』 カラーを感じていなかったからです。そのコバルト時代のペンネームがずっと知りたかったので、今回この雑誌から分かって良かったです。しかしその著作をこれから読むかどうかは未定です(笑)。

また、直木賞を受賞した 『柔らかな頬』 は当初探偵 村野ミロシリーズとして書かれようとしていたそうです。途中からミロ(探偵)の存在が邪魔に、必要がない状況になってきたので思い切って削ってみたら上手くいった、とありました。
『柔らかな頬』 は私も桐野氏の作品では3本の指に入る秀作と思っていますが、私の好きな村野ミロシリーズとして書かれていたらまた印象が違ったのかなと思います。

書き下ろし 『朋萌え!』 も面白かったです。続き読みたいな。 『魂萌え!』 は妻が主人公でしたが、こちらは妻が著名なキルト作家として日々忙しそうに活躍している夫の、疎外感を軸にした小説です。

ちょっと昔風に言えば 『濡れ落ち葉亭主』。定年して時間を持て余す夫、妻はキルトの教室や個展に忙しく構ってくれない。さて自分はどうしよう…。その後、どうなるでしょう?

たまにムックも掘り出し物があります。こういうムックは再販がほとんどないので売り出されたらすぐ買わないと!です。

評価:(保存版)

雑貨店×珈琲店コラボレーション

img20051130.jpgいつもM市へでかけると必ず寄る雑貨屋さんがあります。
カレル・チャペックやスタジオMの食器、JAM COVERのキーホルダーなども置いてある、非常に私好みの可愛い素敵な雑貨屋さんです。ホームページも充実しておりこちらからもお買物や新着商品チェックが随時できます。

その雑貨店が先月から市内の珈琲店とのコラボレート企画を始めました。雑貨とコーヒー豆、お菓子をセット販売するというものです。送料のこともありあまり興味を持って見ていなかったのですが今月のセット内容を見てみるとなんと!私のお気に入りのガラスアクセサリー作家のキーホルダーがセットになってる!

この雑貨店では全国の手作り作家の作品も置いてあって、それを眺めるのも楽しみの一つです。でも雑貨の魅力は何と言っても手にとって見られるということ。そして買おうか買うまいか、ブツブツ悩むこと(笑)。と思っている私はまだオンライン注文をしたことがありませんでした。
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
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ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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