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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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図書館三昧

img20050821.jpg職場である学校も春休みを向かえ、私達も学校訪問がなくなり仕事が一段落しました。子どものいる身としては春休みは嬉しいんだけど、次の雇用もハッキリしない上に給与もどーんと下がるそうだし、早くもメンバーの中には 『続けられないかも…』 という方もいて、寂しい限りです。でも次の稼動まで1ヶ月以上空くそうだし(早くとも5月以降とか)、独身の方はもっと条件のいいお仕事に就きたいですよねぇ。

私も無収入の間の保育料はどうしようかな…あまり考えないことにしよう(笑)。というわけで、2ヶ月間の業務報告を終えたらすっかり気が抜けてしまいました。

今日はちょうど自動車文庫の日。久しぶりに行ってみると新しい絵本が特に充実。ちょっと見てみたいと思っていた本が山積みだぁ!というわけで絵本も借り、小説も借り、予約も5冊も入れて、自動車文庫で借りた本は合計13冊
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英語ができない私をせめないで!*小栗左多里

img20050821.jpgダーリンは外国人だけど実は私、英語が話せないんです。英会話スクールに行ってみたし、ネットで勉強してみたし、ラジオ英会話も聞いてみた…。で、どうなの? 『ダーリンは外国人』 の著者が様々なスクール体験を通じて英語学習のノウハウに迫る。

小栗さんのダーリン、トニーさんは英語ネイティブの上日本語、中国語、韓国語、タイ語…とキリがないほどの語学に堪能だそうです。要するに語学を学ぶことが楽しくてたまらない、という語学オタクタイプ。そんな人がダンナさんならこちらは日本語のみでも十分生活できるのでちっとも英語力が向上しない、というのが小栗さんの悩み。確かに…。

でその小栗さんが企画がてらやってみたのが、本書に出てくる様々な英語学習法。スクールも様々な形態のものがあり、読んでるだけでも楽しめます。でも驚いたのは日本でちやほやされて、得意になっている英語講師という人が結構存在する、ということですね。万国共通なのは、学ぶには謙虚な姿勢と不断の努力が必要ということですっ。

小栗さんのマンガのファンの私はそれだけでも楽しめます。結局は、英語力上達には本人の不断の努力しかありませーん。というのが本書のまとめなので、読んでも英語力は直ちに向上しません、あしからず(笑)。

評価:(5つ満点)

ダーリンは外国人*小栗左多里

img20050821.jpgイラストレータである著者がNGO代表のハンガリー系アメリカ人の彼と暮らしてみたら…。毎日の習慣の違い、感情表現の違いなどトラブルの素となりがちなものを愛しさへと変えてしまうのは、小栗マジック?それとも単に面白すぎるトニーの性格?国際結婚の 『現実』 をマンガで描くエッセイ。単なるノロケ話ではなく、コミュニケーションについて考えさせられる、楽しくてためになる一冊。

以前よりこの本が話題になっていることは知っていましたが、わざわざ買うこともないだろうと思っていました。ところがちょっと待たされた銀行で読んでみたら…思わず声を出して笑ってしまいました。こりゃあ買うしかないっ。早速オンライン書店で1巻2巻を頼んでしまいました。

何と言っても2人のキャラクターとそのエピソードの構成(演出)が上手いですね。小栗さん演劇の演出とか出来るかもしれないな。日本人同士で結婚してもカルチャーショックはあるというのに、小栗さんはそこをしっかりと受け止めて楽しんでいるのでしょうね。ま、小難しいことはともかく、楽しいの一言です。2人はそれぞれの家族と離れて暮らしていますが、離れていてもなお互いに行き交う時は気を遣い合い、労わりあっている様子がよく伝わって来ます。お互い分からないものを努力して理解し合おうという気持ち、それが一番ですよね。

とにかくまだご覧になっていない方はぜひご一読を!すぐ送りますよ。

評価:(5つ満点)

オペラ座の怪人

img20060124.jpg劇場に観に行って良かったです。というのもうちでビデオで観ていると寝ちゃいそうだからです(爆)。駄作という意味ではなく、やはり迫力が物を言う作品だからですね。

さて舞台演出でもお馴染みのアンドリュー・ロイド・ウェーバーが演出しているこの映画。私の知っているオペラ座の怪人のストーリーとはかなり違ってましたがそれはそれでとても楽しめました。最初と最後が現在のシーンでそこをわざとモノクロにしているのも良かった。想い出の方がカラーでより鮮やかに、という雰囲気が非常によく出ていました。

主役のエミー・ブロッサム始めとする俳優陣のほとんどが吹き替えなしで歌っているというところもみどころです。素晴らしいですね。本来はファントム(怪人)の歌姫クリスティーヌへの倒錯した愛、というのがテーマだと思うのですが、今回の映画ではどちらかというと父性愛のようなものを感じます。

あとクリスティーヌは私の知る限りはもっとイヤな女だという話なのですが、この映画でのクリスティーヌは非の打ち所がないですね。努力家だし可愛いし。
映画を観た人はみんな 『ファントムの方がカッコよすぎるっ』 と言ってました。そうかも。

評価:(5つ満点)

娼年*石田衣良

shounen.jpg女性客を対象とした高級デートクラブで男娼として働き始めた20歳の大学生リョウ。客である女性たちが彼に求めるものとは何か?自分が彼女らに与えられるものとは何か?クラブのオーナーやオーナーの娘、男娼仲間らそれぞれ悩みを抱える人々との交流を通じ、普通の大学生だったリョウの男娼としての成長を描く。

石田衣良、初めて読みました。人気の秘密が分かったような気がします。内容から言っても性描写が非常に多いのですが、男性作家が書いたとは思えない内容でした。さわやかというかさらりとした感じ。なるほど石田衣良のファンは女性が多いのかもしれません。あと最近増えている中性的な男性にもウケているのかもしれません。

ストーリーも破綻なくよく出来ており、デートクラブオーナーの抱える悩みやその娘とのやりとりなど、これまでの人生では関わりのなかった人々の存在を知り交流することで、リョウ自身もこれまで目的もなく流されて生きてきた自分の存在というものを意識し始めます。モラトリアム脱出ですね、羨ましい(私も脱出したいわ)。

それにしても1時間1万円でリョウのような人が来てくれるなら、私も頼みたいわ(笑)。いいなぁと思ったのは、リョウとの時間に渋谷の青山ブックセンターへ行き、重たい画集をたくさん買いそのまま原宿の自宅へと運ばせた40代の女性客。 『1人だと欲しい本があっても持って帰れないでしょう』 と彼に言う彼女。

私も、重い本をたくさん買ってくれて(女性客は自分で買っていたけど)持って帰ってきてくれる人が欲しいよぉ!(笑)

愛情をお金で買う。難しいテーマを書き切った石田衣良に拍手です。

評価:(5つ満点)

嫌われ松子の一生*山田宗樹

img20050821.jpg東京で学生生活を送る笙(しょう)の元に突然やってきた父。その存在すら知らなかった伯母松子が東京で変死を遂げたとだけ告げ、彼女の住いの後片付けを笙に頼み父は帰郷した。恋人と2人そのアパートを訪れ見た彼女の残した生活の痕跡から、伯母松子の生涯を辿ることを決意した笙。30年前松子24歳。才色兼備と評判であった彼女が教職を追われ故郷から失踪した夏。その時から始まった松子の流転の人生を、笙と松子の一人称を切り替えながら辿ってゆく。最後まで愛を求めて奔走した1人の悲しい女性の生涯を描く。

私にこの本を貸してくれた友人も、既に読み終えていた別の友人も、 『松子にイライラさせられっぱなし』 とメールで言ってましたのでどんなイライラする女が出てくるのやら、とビクビクしながら開いてみました。何のことはない。私のことが書いてあるのかと思いました(笑、って笑えない)。

松子の人生はまさに転落の日々。人間ここまで落ち切ってしまえるのか、と思うほどの運のなさというか、男運のなさというか。でもそんなダメ男ばかりを捕まえているのは松子自身なんですね。さまざまな書評に 『最後まで幸せを追い求めた1人の女の物語』 のように書いてありますが、確かに松子側から見ればそうかもしれませんが、幸せというのは1人で築けるものではないのではないでしょうか。

評価:(5つ満点)

職場

0218.jpg私のお人形
現在5校の学校さんを訪問し図書室で学校司書のお仕事をさせていただいておりますが、ある日出勤すると先生からこのようなお写真を頂きました。なんでも手作りが得意なPTAの方が私のことを聞き、私のために作ってくださったとか!

図書室入口横に飾ってありました。 『としょしえんいん (私の名前)』 とボードにあり、さらにお人形のエプロンには私の名前の名札が付いています。涙、出てきました。嬉しいです。

あんまり嬉しくて先生を通じてお礼の手紙を書いてお願いしておきましたら、その次の回お伺いした時に作ってくださったPTAの方が、今度は手紙のお礼に図書室まで来て下さいました。また涙、出てきました。

最近涙もろくて困ります。こちらの学校では早速TT(補助教員)として国語の授業時間内の読み聞かせやブックトーク(テーマを決めて本を紹介し合う試み)への参加もしており、うかうかしていられません。毎日が勉強ですが、大好きな本に囲まれ更に学校さんには歓迎されている(…と思っていいんだよね?)のですから、頑張らせていただきますっ。

誕生日

img20050821.jpg気がつけば33歳になりました。いい大人です。お誕生日のケーキを夫が買ってきたのですが、なんと私のことを 34歳 と思って、太いろうそく3本、細いろうそく4本もらってきたって…。頭に来るというかがっくり来てしまいました。間違えんなよ…。

さてこの日急に名古屋から夫の学生時代の友人が訪ねて来て、2晩泊まって行きました。それはいいんだけどその彼が来なかったらケーキも買ってきてくれなかったんじゃないの、うちの人。

義妹がマリークワントでポーチと口紅、マニキュアをくれてどれもすごく可愛いし口紅は私に合う色ですごく嬉しいし、義母にもプレゼントをもらったし義父はご飯を作ってくれたり、下の義妹と夫の従姉妹たち(ちょうど一緒に映画に行ったそう)は電話をくれたし、友人はメールをくれたし。

こんなに私の誕生日をお祝いしてくれる皆さんがいてくれて、幸せです。皆さん、どうもありがとう。
いい年をして相変わらず子どものような性格の私ですが、これからもよろしくお願いいたします。
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
只今読破中
木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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