復活したヴォルデモートとの戦いはいつ始まるのか?ハリーは休暇中にプリペッド通りで吸魂鬼に襲われる。ダンブルドア率いる『不死鳥の騎士団』に救出されたハリーは騎士団がヴォルデモートと戦うために組織されたことを知るが、その存在は魔法省には疎まれていた。『生き残った男の子』 ハリーの運命の真実が今、ダンブルドアからハリーに明かされる。もはやホグワーツも魔法省の管理下に置かれ、ハリー達ホグワーツ生らは自衛策として闇の魔法に対する防衛術を自習することを始めるが…。シリーズ第5弾。
確か1年前、邦訳が出るまでに1年もあるなんて耐えられない!とAmazonで原作を買ったはずなのに。あっという間に読まないうちに邦訳が出てしまいました。1年なんて本当にあっという間ねぇ。なんてことを言ってごまかしていないで、いつ読むのか原作?
ハリーはホグワーツ5年生。15歳の夏を迎えます。ロンやハーマイオニーら親友達ももはや子どもではなく、学年末に行われる普通魔法試験(OWL)に向け将来の職業を意識し始めます。しかしハリーポッターも5作目、私達読者もハリーの世界にすっかり慣れてしまったのかもしれません。3作目くらいまで続いた魔法界の驚くような真実にはもう出会えなくなりました。
ついに真実がダンブルドアの口からハリーに語られる!というのが本作の目玉らしいですが、その真実というのもああやっぱりね、という内容で特に驚くに当たらず。そんなことだろうと思っていたよ、というのが本音だったりします。ヴォルデモート対策としてダンブルドアを中心に
『不死鳥の騎士団』 という自警団が作られますが、なぜかヴォルデモートの復活を信じようとしない魔法省はその存在を認めないばかりか、日刊預言者新聞を使って魔法界の人々を情報操作する始末。それもどこかの世界と全く同じですね。
評価:




(1つオマケ)
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