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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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大人のためのおはなし会

otona.pngふだん子ども達にしているお話を大人の方に楽しんでいただく会です
私達ストーリーテリングの会KFでは、今年初めて 『大人のためのおはなし会』 を開催しました。普段は図書館や小学校、保育園で行っているお話を、広く大人の方にも知っていただき楽しんでいただくのが目的です。ストーリーテリングって何?こういうことなんだ!という方がお一人でも増えてくださり、更には私もやってみようかな…という方が来てくれないかと!という思いで開催しました。

図書館の集会室でやれたら一番良かったのですが、図書館は飲食厳禁なので第一部と第二部の間の休憩時間にお茶が出せないんです。長丁場だしお客さんにお茶を一杯出したい、という思いから、図書館隣の公民館をお借りすることになりました。

公民館を借りに行ったとき、色々と会の沿革やら活動内容やらを詳しく聞かれて、もしや怪しまれているのか私達?と一緒に行った代表と密かに青くなっていたら、そうではなく私達の活動が公共の役に立っているということがよく分かったので、使用料は減免(無料)にします、とのお話でした。なんだ良かった(笑)。でも公民館は 『使ったものは必ず元通りに戻す!』 ということを50ぺんくらい言われて(ウソ)、私は最初の状態をデジカメに撮りましたよ、もう。イスの積み上げ方とか机の積み上げ方とか!これで大丈夫だろう。

そんな裏事情はさておき、当日までポスターを作って市内の図書館3館と近郊の1館に貼ってもらったり、一緒に小さなチラシを置かせてもらったり、コミュニティセンターや公民館にも貼らせてもらったり、これまでになく広報活動頑張りました。こんなにチラシ配って果たして本当にお客さん来るわけ…と思いつつも、メンバーもみんなお友達やお知り合いにたくさんチラシと共に声がけした結果。

なんと、当日お客さん50名近く入りました!うれしーい♪もしかしてふたを開けてもやっぱり20人くらいじゃ…と密かに思っていた私は、本当に嬉しかったです。

かつてH市で一緒にお話を勉強していた先輩方、お引っ越しされて札幌、盛岡、埼玉と分かれた方々が3人来てくださいました。レベルの高い本物のお話を皆さんに届けられたこと、本当に良かったです。1時間ずつの第一部と第二部という設定だったので、途中の休憩で帰る方が多いかもしれない、と思っていたのですがほとんどの方がそのまま残ってくださいました。短い休憩時間にお茶とチョコレートを出せたのも良かったです。

聞きに来てくれた私の小学校の読み聞かせ仲間でもある友人の皆さんも、とても喜んでくださいました。特にいただいた3つの感想に、会員一同感動してしまいました。

大人のためにわざわざプログラムを組んでくれたの?
とても楽しく、時間があっという間に過ぎた。
苦労して覚えているという感じが全くしないお話だった。


この最後の 『苦労して覚えている』 にも関わらず、それを感じさせない素晴らしい語り手、という私の先輩方!その様子を見せる(聴かせる)ことができて、本当に良かったです。私はほら、毎回非常に苦労して覚えているもんだから…。それを語り手に見せちゃダメなんですよ!

今回は大人が聴いても楽しめるように、プログラムもみんなが語りたいお話を提出した後、プログラム担当がとても頑張ってくれました。音楽の演奏と同じく、お話のプログラム作成もやはり技術が必要なんです。私にはとても…。でも一人で行くおはなし会にはお話と絵本の組合せ、プログラムを組めなきゃなりません。今回は大人が対象、ということでみんないつも以上に緊張しましたが、出てくださった3人のゲストの方々も、初めてのお客さんばかりなのに皆さんお話に対してとても温かいお気持ちで接してくださり、本当に語りやすかった、よいおはなし会だったと絶賛していただきました。

本当に、お客さんあってのおはなし会なんだと実感できた一日でした。私も成長したとみんなに褒められ、褒められるくらいだから実にまだまだ初心者なのですが、それでも褒められてとても嬉しい一日でした。お話、が大人の方の心にも確実に届くことを、みんなで実感した一日でした。おいでいただいた皆様、本当にありがとうございました。遠方の皆さん、そのうち私のおはなし会も聴いてくださいね。
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ブックトーク勉強会

clover.png勉強会発足
今年の目標の一つが 【ブックトークの勉強を開始する】 だったのですが、なかなか一人では進みませんでした。そんなある日、学校司書時代に同僚だったMRさんが小中学校の司書教諭の研修会でブックトークの講習をされたということを聞き、これは!とひらめいたのです! 一人で出来ないなら仲間を募ればいいのだ。ということでブックトークに以前から関心があり実践で学びたいと思っていた6人が集まり 『ブックトーク勉強会』 が発足しました。

ブックトークとは 【あるひとつのテーマに沿って数冊の本を順序よく、上手に紹介すること】(張替恵子、東京子ども図書館)です。図書館学という分野はアメリカでは大変進んでいて、張替先生がアメリカで70年代に図書館学を学ばれた頃既にこの手法があったそうです。それから30年、日本でも15年位前から徐々に図書館員の間で広まり、この頃は多くの図書館でブックトークの講習会を見かけるようになりました。とはいえ私の住む周辺では開催はないんですけどね(苦笑)。でもないなら自分達で出来ることから始めればいいんですよね、良いテキストと題材(本、図書館)と仲間がいれば、たいていのことはできるものです。

ボイストレーニング

mayuoni.jpg読み聞かせとストーリーテリングのためのボイストレーニング
最近記事UPがなかったストーリーテリング活動ですが、活動は地道に続けております。仕事のため平日のおはなし会参加(学校、児童館など)は難しくなったので土曜日の図書館当番くらいしかできませんが、細々とながらも続けることが大事、と日々精進中(のつもり)。
さて今年の講習会はボイストレーニングのKT先生を隣県よりお迎えし、読み聞かせ/ストーリーテリングに最適なボイストレーニングをお願いしました。

どんな仕事が立て込んでいてもこの講習会には出なきゃ。と私は比較的準備の少なくてよい絵本で指導をお願いしました。メンバーは皆おはなし(ストーリーテリング)か絵本(読み聞かせ)の課題を事前に決定し先生に連絡、当日は1人ずつ個別に実演してそれについてご指導をいただきます。

午前最初は先生の講義、先生は長年読み聞かせ活動の第一人者として活躍中で、発声練習から読み聞かせに適した発音を常に意識することの大切さ、など技術のみならずメンタル面までご指導いただきました。みんなで発声練習、なかなか楽しいです。
それが終わればいよいよ個別指導、順番に実習です。

色々な課題が見えてきて大変有意義な講習会でした。私自身は気になっていた発音の悪さも特にないと先生に言われ、語尾が消えてしまうのもだいぶ良くなっていること、また接続詞がやや消えてしまいがちなので注意すること、など色々アドバイスをいただきました。やはりこうして個別に指導していただける機会があるのは本当にありがたいことです。講師招聘は毎回大変ですが(今回も役員の皆様に感謝)、私達のようなこじんまりとした会でこうした充実した講習会ができることに感謝し、それをおはなし会を通じて皆さんに伝えていくことが、一番大切なことだと今回も思いました。

私の課題図書 まゆとおに

サラダでげんき

sarada.jpgりっちゃんは病気のおかあさんのためにサラダを作ることにしました。するとのらねこや隣のいぬ、すずめなど色々な動物がやってきて、いろいろ入れるといいですよ、とアドバイスをくれます。りっちゃんのサラダはどうなるのでしょう。
(作者)角野栄子 (画)長新太
(テキスト)絵本よりワープロ打ち出し


ストーリーテリングに関する本を読んでいて、絵本として出版されている本作をおはなしとして語る、とあり、私もチャレンジしてみました。この作品を選んだ理由としては以下の通りです。
1) 小さい子にも分かりやすい短めのおはなしとして、絵本をお話として語るのは適当か
2) 絵本という作品化されているものをお話として語ってみると、絵本とどのような違いがあるのか

これらを体験してみたかったのです。あとは作者が角野栄子氏であることと、サラダが好きというのが選んだ理由ですね。

土曜日の図書館おはなし会でやってみました。子ども達は4歳~7歳、みんなよく聞いてくれました。おはなしを覚えるのも3作目、ようやく語りの場の雰囲気、語る側(私)と聞いてくれる側(子ども達)が一体となりお話を楽しむことがストーリーテリングである、ということがほんの少し分かりかけてきたような気がします。

というのも途中ちょっと詰まったりしたのですが、そっぽを向いていた男の子がこちらを向き 『それで?』 と促してくれたことで、ああやっぱりこの子は聞いてくれてるんだな、というのがしっかり分かったこと。じっと私を見て目をそらさない子が多いこと。集中している様子がよく分かりました。私も集中して物語に浸からなくては、としみじみ思ったのです。

決して上手な語り手ではない私が、語り終わった後に感じる大きな達成感、充実感はやはりお話、語りだからこそ得られるものではないかと思います。
今日のお話会ではやや長い 『まゆとおに』 も読みましたがみんなよく聞いてくれました。私が好きなお話を子ども達も好きになってくれる、というのは嬉しいことです。

あとは第2王子がもっと一緒におはなし会に来てくれて、大人しく一緒に楽しんでくれれば言うことなし…こちらはもう少し時間がかかりそうです。

こすずめのぼうけん

kosuzume.jpgおかあさんときづたの中の巣に住んでいるこすずめ。おかあさんから初めて飛び方を教わった日、飛べるのが嬉しくておかあさんの言いつけを守らず1人でどんどん飛んで行ってしまいました。まだ飛ぶことに慣れていないこすずめは疲れて休む場所を探しますが、出会ったからすや山ばと、ふくろう、かもなどに 『仲間じゃないから』 と断られてしまいます。暗くなり飛べなくなったこすずめが最後に出会ったのは、『同じ仲間』 のおかあさんでした。親元を離れ飛び出したこすずめが冒険をして、最後はおかあさんの元へ無事帰るおはなし。
(作者)ルース・エインズワース (訳者)石井桃子
(テキスト) 雨のち晴  愛蔵版おはなしのろうそく7

初めて覚えたおはなし 『こすずめのぼうけん』 いよいよ図書館おはなし会デビューでした。子ども達の前で語るのは初めてです。慣れないうちはちょこちょこ動く子ども達に気を取られていると、覚えているテキストを忘れてしまう(よく 『真っ白になる』 とみんな言います)だけど、気にしないようにしっかり頑張れ、と言ってもらって語ってきました。

正直、テキスト途中で間違えました(苦笑)。でも何とか語り終えました。まだまだまだまだ、課題は山積みです。でもこうして1回子ども達の前で語ることができた、ということは大きな経験になりました。

『こすずめのぼうけん』 は絵本でも有名で、アメリカの作家エインズワースの創作です。昔話ではありませんが昔話によくある繰り返しの手法が用いられ、疲れた羽を休めようとするこすずめが、行く先々の鳥の巣で断られガックリしているところへ最後におかあさんと再会する、という波乱万丈の大変良くできた作りのお話です。

おはなし交流会

whitebirchlane.gifおだんごぱんがやってきた
H市では夏休み最初の1週間、神社の境内で早朝おはなし会を戦前から行っています。大変歴史のある素晴らしい事業です。おはなしをしてくださるのは地元のお年寄りをはじめ、昔話や方言を研究をなさっている方々が中心ですが、私達のサークルにも参加依頼(おはなしを語る)が毎年来ます。

その枠内で参加されるため、メンバーの友人が2人首都圏からお見えになりました。お2人とも私達と同じくストーリーテリングのサークルに所属されていて小中学校や幼稚園、保育園でおはなしと読み聞かせの活動をなさっている方々です。

今日は2泊されたお2人が帰られる前にメンバー宅でおはなし交流会がありました。お互い 『持ち話』 (…というのか?)を披露し合う、という大人のおはなし会かつ勉強会です。私もこれまで何度か聞き手として参加させていただきましたが、今日はいよいよ私も語り手としてデビュー!なのです。ドキドキドキドキ…。

夏のおはなし会

999hikkosi.jpgkujirada.jpg大型絵本を2冊使用
図書館では長期休みにあわせて年に3回、主に春、夏休み、クリスマスにおはなし会を開催しています。図書館所属のサークルのうち絵本とおはなしについて研究している団体は2つあり、1つは私の所属するストーリーテリングサークルKF、そしてもう1つはこどもの本研究会です。この2団体が図書館と協力し、毎回交代でおはなし会の運営に当たります。

そして今回の夏休みはKFの当番です。今までは聞き手として参加していたおはなし会に、今回からは主催者側として参加します。プログラムは3歳以上児向けと小学生以上向けの2つ。3歳以上ではおはなしを1つ、絵本を3冊。小学生以上ではおはなしを2つ、絵本を1つとなりました。プログラム組み立てから時間調整、リハーサルまでちゃんとやって臨んでおります。決して適当にはやっておりませんよ(笑)。

ストーリーテリングサークル

springflowers.gifストーリーテリングとは
以前から入会を考えていたストーリテリングのサークルに4月から入会しました。学校司書の同僚がサークルメンバーで何度か勉強会に誘っていただいたこともあり、仕事が切れたのを機に思い切って入会をお願いしました。

サークルメンバーは11人、お仕事などの都合で休会中の方もいるので実際に活動しているメンバーは皆忙しそうです。主な活動は毎週土曜日の市立図書館でのお話会、学校でのストーリーテリングと読み聞かせ、講演依頼があれば講演も。

会長さんは東京こども図書館の講座を終えられた方で、子どものお話と本に対する造詣が非常に深い方です。他のメンバーも学校の先生や保育園の先生、長年学校で読み聞かせボランティアをなさってきた方など、教わることばかりです。
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
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車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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