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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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友人来訪

0805.jpg祭りの風物詩虎舞(とらまい)
夏の首都圏は暑いし、冷房がキツイため喘息体質の私と第1王子には非常にキツイので帰省はずっとしていません。涼しいH市でのんびりしています。

ふと思い出してY市の友人に電話してみると 『帰ってこないの?じゃあうちが行こうか?』 ってホントに?ご主人も彼女も高校の同級生なので 『じゃあパパに聞いてみてよ』 と話して電話を切ると、翌日かかってきました。

お子さんを2人連れて遊びに来てくれるそうです。即断即決にビックリしましたが、旅行なんてそんなもんだよね。ということで、大歓迎でお迎えすることになりました。

せっかく来るのだから3泊位して行きなさい、と義母が言ってくれ、うちに3泊していくことになりました。Y市は港町とは言え、泳げるような海は近くにないのですよ。
泳ぐって言えば湘南だけど、湘南の海の汚さと言ったら…。ということで子どもたちはママが調べてきたH市のS浜海岸で泳ぐのを楽しみにして来ました。
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幸せの絵本2

img20050821.jpg絵本選びが100倍楽しくなるサイト 『絵本ナビ』 から誕生した新感覚絵本ガイドブック第2弾。名作絵本100冊のあらすじ、イラストをフルカラーで紹介。全国から届いた読者の生の声も満載。

この前第1弾を買ったと思っていたらもう第2弾が出ました。この調子で毎年出るなら毎年は買えないぞ…と思いつつも買ってしまいました。やっぱり知らない絵本に出会うと嬉しいし、自分も好きな絵本が紹介されていると嬉しいのです。

今回のテーマも同じく4項目、
 ずっと眺めていたい
 ときには深く考える
 絵本っておもしろい!
 ポカポカ、ホンワカするね


そして同じくそれぞれの項目内で更に細項目に分かれています。 『ずっと眺めていたい』 では 『絵のすみずみまで探す幸せ』 『愛らしいキャラに出会う幸せ』 そう、細かい描写の絵本も大好きです。大勢への読み聞かせには向かないけれど、うちで子どもをひざの上に乗せてゆっくり眺めていたい絵本も結構あります。

キャラクターも大好き、代表格である 『ぐりとぐら』 『うさこちゃん』 ばかりでなく、最近の絵本の 『リサとガスパール』『ぞうのエルマー』 『オリビア』 も、見た目が可愛いだけかと思っていたら大間違い。絵本のストーリーもいいし、何よりキャラが立っています!なかなかオススメです。

評価:(5つ満点)

ポケットに名言を*寺山修司

img20050821.jpg先の 『寺山修司詩集』 に感化された私は早速買いこみましたが、ここに書かれている名言よりも寺山修司自身の詩の方がよっぽど名言だわ。とか思っちゃいました。

名言は自分で見つけるものですね。でも寺山修司が感銘を受けた言葉たちを知ることもまた、彼を知る手がかりとなることでしょう。
そのうち自分でも 『名言』 を作り出せるような創造的な人になりたいものです。

※ちなみにこの表紙はhanae*ちゃんですね。

評価:(5つ満点)

夜のミッキーマウス*谷川俊太郎

img20050821.jpg 『星々は言葉をもつ 宇宙は文脈として 大地もまた 懐かしい無言のうちに。』 この上ない言葉たちが誘う、この上ない世界とのかかわり方。『新潮』 『文学の蔵』 等に掲載された作品、書下ろしを収録した詩集。

詩集を買う。ある意味贅沢な行為だと思います。この頃詩集にハマってしまった私は、買ってみました谷川俊太郎。谷川俊太郎は教科書掲載でおなじみの詩が多いですが、実は教科書に載らないようなエッチな詩もたくさん作っています。
そういう詩の方がもちろん、大人には面白いに決まってます(笑)。

私がこの詩集で一番気に入ったのは 『あの人がきて』 です。かなり心がぎゅうっとします。気になる方はぜひご覧ください。

装丁も素敵なので、贈り物に詩集を考えていらっしゃる場合はぜひ候補に入れてみてください。ふと思い出したときに手に取りたくなるような詩集が手元にあるというのは幸せなことですね。

評価:(5つ満点)

芸人魂

第2王子は3歳1ヶ月になりました。最近は絶好調です。保育園も休まないし、兄ちゃんとママが風邪を引いても同じ部屋で寝ているというのに伝染りもしない。親孝行です。

■ おおきくなったら?
先月の保育園でのお誕生会で 『大きくなったら何になりますか?』 の質問を散々練習しておいたのに結局壇上では恥ずかしくて言えなかった第2王子。もう終わったし何を教えてもいいか!とこの頃SWフィーバーで浮かれている(?)我家では、早速教え込みました。

私     『大きくなったら何になる?』
第2王子 『じぇだいになる!』
私     『そうかー頑張れよー4歳になったらパダワン修行に行かないとねぇ』
第1王子 『大丈夫?ママもばあちゃんもいないんだぞ』
第2王子 『あーちゃん(おばあちゃん)…いないの?』
第1王子 『そうだぞ~大丈夫か?』
私     『いやヨーダはいるぞ~』

何だか泣きそうになっているので、この頃は 『海猿でもいいぞ』 と教えております。
ちなみに第1王子には海猿になって欲しいと願う母ですが、スイミングがこの頃イヤでたまらない第1王子は 『ぜーーーーったいならないっ』 そうです…。
でも毎週火曜日はママよりも熱心に海猿を観ています。

寺山修司詩集*ハルキ文庫

img20050821.jpg前衛演出家だとか天井桟敷だとか、そのイメージばかり先走りして妖しげなイメージしかなかった寺山修司。H市近郊のM市出身ですのでM市には寺山修司記念館があります。

以前この記念館ができた頃、首都圏在住であった私たちは帰省帰り飛行機に乗ったとき、偶然にも美輪明宏と同じ便になったことがありました。妙に興奮して話しかけたかったのですが、誰も話しかけないしお1人だし、彼のお芝居も見たことないし、と諦めたのですが、彼の足元の白いハイヒールがやたらに大きかったのをよく覚えています。

家についてから電話で義母に話すと 『寺山修司記念館のオープニングセレモニーか何かに来たんじゃない?』 とのことでした。それもお1人で…しかもいつもの通りの美輪さんでした。

前置きはさておき、地元新聞にしばらく寺山修司の元奥様 九條氏の連載が掲載されており、たまに読んでいたのですが、訪問先の学校で教頭先生に頼まれて資料を先生の机上のPCで仕事をしていた時その記事の切り抜きをたくさん発見し 『寺山修司お好きなんですか?』 と尋ねると 『そうなのよ。割と詩とか短歌はいいものがあって中学生にも勧めているのよ』 とのこと。中学生が読んでも大丈夫なのか、なるほど…とその時は思っていました。

評価:(アナタの枕元にも寺山修司を)

卓球の王子様

第1王子の学校では4年生から部活動が始まります。参加は任意なのですが、ほとんどの子が参加します。週3回、放課後6時までの練習です。さて先生方もお忙しく、部活動そのものがないという学校もあるそうで、そう考えると恵まれている環境なのですが、やはり選ぶほど数がない、というのが現状です。

男の子が入れる部活は下記の通りです。
 バスケット(練習は男女別) 野球(男子のみ) 卓球(練習は男女合同) 吹奏楽 ※虎舞 ※相撲 ※水泳

私としては吹奏楽などもいいかと思っていたのですが、吹奏楽は女の子しかいないとか。絶対ヤダ、だそうです。※は兼部が可能な部活動で【虎舞】というのは獅子舞の虎バージョンで伝統芸能です。こういうのもいいかと思ったのですがヤダ、だそうです。また相撲や水泳は大会の時期のみの練習なので兼部が可能とか、相撲も面白いかと思ったのにまた 『ヤダ』 。

そして第1王子が選んだのが卓球です。散々バスケットを勧めたのですが、彼が卓球を選んだ理由を聞くと
『あんまり動かなくていいから』 なんだその理由は!!!

兎の眼*灰谷健次郎

img20050821.jpg大学を出たばかりの新任教師、小谷芙美先生は学校では一言も口をきこうとしない1年生、鉄三を受け持つことになった。決して心を開かない鉄三に打ちのめされながらも、鉄三の祖父バクじいさんや同僚の 『教員ヤクザ』 足立先生、そして様々な過程環境で育つ学校の子どもたちとのふれ合いの中、小谷先生自身が鉄三と向き合うことを誓う中で大きく成長していく。戦後30年の昭和70年代。徐々に生活に豊かさが感じられてくる日本社会の中、まだ戦争の爪あとに苦しむ人々が教育現場にも子どもたちの家庭にも残されていた。差別のない社会とは、教育とは何か。親は、教育に関わる全ての者は今何をするべきか。現代にもそしてこれからにも、永遠に通じるテーマを抱えた、子どもに関わる全ての大人に読んで欲しい、教員経験17年の灰谷健次郎のデビュー作。

初めてこの本を読んだのは小学校6年の頃でした。大人になった今改めて読み返してみると、子どもの頃気付かなかったことがとても多いです。

まず70年代という時代設定。教師の中には戦前教育者であった人もまだ多くいて、職員室で若い先生とケンカになり、若い先生に 『教え子を戦場に送ったくせに!』 と言われ激高する、というシーン。子どもの頃は読んでいて全くこんなシーンがあったことにも気付かなかったが、この一言は確かにキツイと思う。でも若い教師にとっては何よりも言わねばならない一言であることも同様に分かるような気がする。今の先生方は職員室でケンカもしないだろうしなぁ(苦笑)。

『教員ヤクザ足立先生』 は子どもの権利のためにハンストまでやる。すごー教師。こんな人ももういないな。
主人公小谷先生の私生活がサラッとしか描かれていないが、小谷先生が教員と言う仕事の素晴しさに目覚めていく一方で夫との溝は深まるばかりで、いずれリコンするんだろうなぁ。

久しぶりに読んだ灰谷健次郎。デビュー作にして最高傑作ではないかと今も思う。

評価:(5つ満点)
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
只今読破中
木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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