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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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丸善 丸の内本店

img20050821.jpg書店チェーンは数多ありますが、私が一番好きなのは丸善かもしれません。和書のみならず洋書の品揃えの豊富さ、絵本の充実度、文房具へのこだわりなど全てが私の好みです。

隣県のM市にも小さな丸善があるのですが、その狭いフロアだけを見ても品揃えへのこだわりを感じます。なので丸の内オアゾにできたという本店に行くのを、今回の上京では楽しみにして来ました。実は上京の目的の1つでもあります(ってウソウソ、みんなゴメン)。

渋谷での同窓会前に一緒にランチをしようと、展示会の仕事で出勤していた友人が私のためにわざわざ渋谷まで出てくれ、待合せをしていました。その友人からの携帯メールで 『遅れます』 と来ましたが、実際に待ち合わせに遅れたのは私。

『丸善が私を放さなくてっ』 と言い訳をすると笑いながら 『だから言ったでしょスゴイよって』 と笑って許してくれる、心優しい友よ、感謝。
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幸せの絵本

img20050821.jpg私達は絵本というモノが欲しいのではなく、絵本を通じて得られる 『幸せな時間』 が欲しいのです…。人気サイト 『絵本ナビ』 が全国のパパとママの声を集めて作った絵本ガイド。名作100冊のあらすじ・イラストと生の声を収録。続編も出版予定とか。

ダ・ヴィンチで紹介されている記事を見て 『買うべし!』 と決心したものの、その雑誌切抜きをどこかへなくしてしまい、同じく絵本が大好きと話していた学校司書の同僚に
『オレンジのクマさんの表紙で、絵本紹介サイトのまとめた本で…』
というワケ分からない説明で教えてもらってやっと買えた、大事な本です(感謝)。

まず表紙のオレンジ色とクマさんで癒されます。このイラストレータの方はなかなか有名な方です。更に私の最近のラッキーカラーはオレンジ、と勝手に決めているので、それがおんなじだったのが嬉しいです。そして何よりもこの本の編集コンセプトが素晴しいではありませんか。

絵本というモノが欲しいのではなく、絵本を通じて得られる 『幸せな時間』 が欲しいのです。

全く、同感です。
王子達に絵本を読もうとすると、やはり興味のないものは嫌がります。いつも同じ気に入った本を読んでくれとせがまれます。それも大事なことなのですが、知らん振りして読み始めた本にだんだんと吸い寄せられていく王子達を見ていると、ヤッタ!という感じです。

評価:(買うべし!)

ヨガ教室

いつも行く美容院で 『ヨガ教室』 の貼り紙を発見しました。情報はどこに落ちているか分かりません。常にアンテナを張り巡らせておかなくては。
見ると市内での三大神社の1つ、K八幡宮内の社務所?内で行われているとか。美容師さんもいつも行っているということで、ぜひ参加させてもらうことにしました。

日程が月1回、金曜日の夜と土曜日の朝でワンセット、というのも大変魅力的。毎週はムリだしなかなかそうした日程のクラスが見つからなかったので張り切って行って来ました。

先生は現在妊娠中の素敵な女性。大きなおなかで模範演技を示してくださるのを見るのもヒヤヒヤ。でもモットーは 『イタキモチイイ』 ということで、ムリせずちょっと痛気持ちイイ部分を見つけていきましょう、というのがヨガだそうです。

最初と最後にメディテーション(瞑想)もあり、先生は中央でお香を焚くしなかなか本格的に修行をされた方とみました。

初夜*林真理子

shoya.jpg林真理子の短編集。文芸春秋 『オール読物』 連載を単行本化。
収録作品: ペット・ショップ・ストーリー/初夜/メッセージ/眠れる美女/お帰り/儀式/いもうと/春の海へ/帰郷/雪の音/秘密


ちょっと前に 『短編集は面白くない』 などと書きましたが、撤回します。やはりいい作家が書く作品は長編でも短編でも面白いです。私は林真理子の書く 『正しい純文学・正しい日本語』 の作品が非常に好みです。今回もどれも良かったですね。

林真理子は日本語の持つ美しさ、難しさを実に上手く表現できる数少ない作家の1人かと思っています(すごいおおげさな物言いだな)。自身でも 『自分は純文学を書く作家であるという意識を忘れたことはない』 というような発言を以前していたような気がします。純文学とエンターテイメント文学の差がなくなってきている現在、貴重な意見に思えます。

今回も 『春の海へ』 という作品の冒頭にあった一文。

車は橋にさしかかる。巨大な吊り橋は三月になったばかりの水色の空を何分割かしていた。

ここで私は数秒間止まってしまいました。

 吊橋の橋脚が、空を何分割に分けていた。
 空を分けていたのは、吊橋。
 それを見上げているのは、私。

こういう文章が書けるようになりたいものです。

評価:(5つ満点)

ジス・イズ・パリ/ロンドン

img20050821.jpgミロスラフ・サセックによる、1959年初版発行された 『ジス・イズ』 シリーズの復刻版。著者が実際に世界各国の都市を旅しながら描いたとされる本作、『パリ』 『ロンドン』 『ニューヨーク』 『サンフランシスコ』 がまず復刻版として発売されたが、丸善丸の内本店で 『ヴェニス』 と 『アイルランド』 を発見しビックリ。1950〜60年代の様子が見えて楽しい一冊。巻末には現在のそれぞれの都市との違いを解説。

楽しい本です。話題になっていたのでロンドンかパリを買ってみようかな~と思っていたらこれまた自動車文庫にありました。大判の絵本に懐かしい感じの絵で、昔の街並みを眺めているだけでも嬉しくなります。

【パリの現在】
メトロにファーストクラスの車両があったとか!1991年に廃止されるまであったそうです。知らなかった。

ルーブル美術館も改修がだいぶ進み、現在中庭にはガラスのピラミッド、エントランス・ロビーがルーブルの象徴となっていますね。

【ロンドンの現在】
1950年代、ロンドンは世界最大の都市だったそうです。現在はフィリピンのダバオとか。

コベント・ガーデンは現在はショッピングセンターですが、当時は生鮮市場だったそうです。昔は牛乳屋さんがたくさんのビンを載せて売り歩いていたとか、1日4回は紅茶を飲むために休憩していたとか、ロンドンっ子の生活が垣間見えて楽しいですね。

グリニッジ標準時で知られる天文台は当時ロンドン市内にあったそうです。1990年にケンブリッジに移ったそうですが、現在は天文台としては機能していないとか。

また一番大きなデパートは当時は 『セルフリッジ』 ですって。今は 『ハロッズ』 だそうです。セルフリッジはどちらかというと庶民的なイメージですね、今は。私の中ではジャスコとかダイエーのような感覚。

もし見かけたら手にとって見て欲しい一冊です。

評価:(5つ満点)

旅の絵本6*安野光雅

img20050821.jpg旅人が小舟でたどり着いたのは小さな国、デンマーク。赤と白の国旗が鮮やかです。アンデルセンの故郷デンマークを旅するうち、アンデルセンの童話の描写に各ページで出会います。巻末にはその解説がありますが、知らないお話がこんなにあったのか、と思わせるほどアンデルセン童話も色々あるんですね。各ページの描写を必死に探すのもいいですが、のんびりとただ眺めていたいシリーズです。

今年も続けて 『旅の絵本6』 が出ました。買おうと思っていたら自動車文庫にあったので借りてみてみました。デンマークに縁のある人に贈りたい一冊ですね。個人的には次はオランダなどを描いて欲しいですが、安野画伯の体調もあるでしょうし、次回作は気長に待ちたいと思います。

評価:(5つ満点)

対岸の彼女(抄)

img20050821.jpg30代既婚子持ちだが言いようのない孤独感に苦しむ 『勝ち犬』 小夜子と、独身子なしであり会社経営者として必死に生き抜いている 『負け犬』 葵。立場が違うということは時に女同士を決裂させる。女を区別するのは常に女。性格も生活環境も全く違う2人が葵の会社で出会い、上司と部下の関係を超えて女の友情は果たして成立するのか?それぞれの生い立ちから現在の家庭環境を通じ、女の友情について正面から捉えた意欲作。第132回直木賞受賞作。

img20050821_1.jpg今回の直木賞は角田光代。 『カドタ』 でもなく 『ツノダ』 でもなく 『カクタミツヨ』 です。簡単なようで難しい苗字だと思います。それはいいとして、なかなかの評判なので読みたいと思った。しかし1680円は高いな…そうか、雑誌 『オール読物』 を買えばいいじゃん。いつもの本屋に電話までしてカウンターで取り置きしてもらいました。ところがっ。

ハッと気がつくと 『直木賞受賞作 「対岸の彼女」 抄録』 とある。
抄録って…要するに 『抜粋』 のことです。
ああ、しまったあああ!意味ないじゃん!

海猿

img20060124.jpg 『ドラマのフジ』 って感じの映画でした。
この映画、伊藤英明ファンの義妹と観に行く約束だったのに、あっという間に公開が終わってしまったので結局観に行けませんでした。というわけでビデオ借りてみました。

伊藤英明演じる仙崎が潜水士の訓練を受ける箇所が映画のストーリーなのですが、海上保安庁という未知の世界のお仕事にちょっと興味がある私は結構楽しめました。潜水士というのはエリートらしく、この訓練に参加するだけでも選抜があるようで、訓練では更にしごかれ、という体育会系バリバリの職場で友情あり恋愛ありの、フジテレビドラマ。でもいいのではないでしょうか。

以前NHKで2夜連続で同じ 『海猿』 のドラマ化したものをやっていましたが、この時の仙崎は国分太一くんで、シージャックされたカーフェリーの救出にあたる、という内容でした。初めて海上保安官の活躍するドラマを観た私は面白いと思いましたが、その後の新聞書評にはちょっと大げさ過ぎる、と辛口批評が載っていたのを覚えています。

確かにこの映画でも本来はしてはいけない判断を教官が下す箇所があり、それが問題となって査問委員会が開かれ教官は処罰を受けることになるのですが、それを訓練生全員が庇う、という箇所、いかにもですが、まぁそれはやっぱりフジテレビドラマ、ということで。

なかなか面白かったです。ただ伊藤英明、カッコイイのにあの髪型だけはどうにかならないのかな?わざとああいう風にカッコ悪くしているのか?

評価:(5つ満点)
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
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車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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