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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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絵画造形展

zoukei02.jpg
テーマはぐりとぐら
今年の保育園の絵画造形展のテーマはぐりとぐら。ぐりぐらのおうちも出現、すごいです!これらは年長さんが作ってくれたのですが、それにしてもすごいですね。このぐりぐらタマゴカーの絵に感動し思わずシャッターを切りました。

zoukei01.jpg第2王子達、年中ばら組は、クレヨン画に加え水彩画、紙版画に貼り絵、陶芸に工作など盛りだくさんです。

電車に乗っている王子と自画像。彼にとって電車とはすべて新幹線なのがちょっと可哀想だったりおかしかったり。自画像も立派に描けています、鼻がやたらに立派。

水彩画は畑で採ってきたかぶを実際に見ながら描いたそうです、こちらも丸々と描けてますね。

最近保育園や小学校低学年では厚紙を切って重ねて版画した、この紙版画なるものをよくやっています。これでも結構刷れるのですよ、面白いですね。これも自画像。

年少さんから挑戦の陶芸、今年はお皿です。使えるのかどうかはさておき、上手にできました。いろいろ体験させてもらえるのも嬉しいですね。

この造形展のために結構先生方も子ども達も必死になって作品を作っているとは思うのですが、こうして毎年見ていると1年の成長がよく分かり、親としては大変ありがたいです。
先生方、いつもありがとうございます。
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セレモニー黒真珠*宮木あや子

セレモニー黒真珠は小さな葬儀屋。笹島はかつてウエディングプランナーとして手腕を振るっていたが正反対のこの業界へ入ってきた。ある日ワケアリなアルバイト妹尾がやってくる。彼女は 『誰か』 が来るのをこの葬儀屋で待っていると言う。ダ・ヴィンチ10月/11月号掲載。
(宮木あや子)1976年神奈川県生まれ。 『花宵道中』 で  『女による女のためのR-18文学賞』 大賞と読者賞を同時受賞しデビュー。 

前後編分かれているとはいえ短編の本作で、途中途中挿入される一人称の 『私』 が笹島なのか妹尾なのか一瞬分からなくなる、これはウマイと思った。かつてウエディングプランナーとして誇りも自信も持っていた笹島が、ある出来事をきっかけに華やかな業界を去り、正反対の葬儀屋という職業に就く、そしてそこでも手腕を発揮するあたりは設定も展開もマンガ的だけど、それがかえって葬儀屋という舞台を暗く見せず合っていると思う。

妹尾がセレモニー黒真珠にわざわざアルバイトとして入社した動機も読者を驚かせるには十分。そして終わり方もスマート。なかなかな作風。ますます前々から読みたいと思っていた  『花宵道中』 読みたくなりました。しかしこれ、 『女による女のためのR-18文学賞』 なもので、どこの図書館探してもやっぱりないんですよね…買うしかないかな。

評価:(5つ満点)

かもめ食堂

246d5c55.jpegガッチャマンは不滅だ!
新作 『めがね』 公開直前、ということでこちら 『かもめ食堂』 の1週間だけ上映があり、やっと行って来ました。DVDで見られる映画でもやはり映画館のスクリーンで観ると格別ですね。本作は以前から観なくては、と思い続けてきた作品だったので、念願叶って嬉しいです。

群ようこ氏のノベライズ版を以前読みました。映画のために書かれた本だそうで、その原作にほぼ忠実な内容でしたが、映像ならではの表現も多くてとても良かったです。特に、かもめ食堂へ殴り込んできた?酔っ払いオバサンが、徐々に自分を取り戻しキレイになっていく様は、やはり映像だから一目で表現できた好例だと思います。

もたいまさこがやはり良かったです、女優としてその存在感ピカイチです。片桐はいりは安定してますし、小林聡美はどうしてあんなにも歳をとらない人なのでしょう?
かもめ食堂の開店当時、通りすがりのフィンランドおばちゃん達が彼女を見て 『こども食堂』 と言うのですが、確かに子どものような若々しさというか愛らしさというか、素直、という言葉がピッタリなのは、彼女がピカイチかもしれません。

かもめ食堂の3人と酔っ払いオバサンがみんなでバカンスに出かける以外、シーンはほとんどすべてがかもめ食堂の中だけです。それでもこれだけ十分な厚みの映画ができる。狭い食堂に世界の全てが詰まっている。珠玉の映画です。

またスクリーンで観たいです。

評価:(5つ満点)

すぎやまこういちがやってきた!

takarakuji.jpg宝くじでコンサート
宝くじ主催の都交響楽団コンサートがH市にやってきました。オーケストラなんて何年振りだろう…音楽を聴きたいと常々思っていましたが、なかなかH市ではコンサート開催がないのです。そこに宝くじコンサートの広告を発見、喜び勇んでチケット発売初日に買いに行きました。

何といってもすごいのはその価格、 大人3000円、子ども1500円 超~破格!というのもチケット代の半分は宝くじが負担してくれるそうなんです。宝くじは200円のスクラッチしか買ったことがないくせに、ありがたくその恩恵にあずかってきました。

この頃何に誘っても 『やだ。めんどくさい。』 という第1王子にも、大好きなドラクエ交響楽(だ、そうです)とはオーケストラデビュー(※聴く側)としては、ピッタリの曲目です。

東京都交響楽団による演奏で、指揮とトークはすぎやまこういち氏。言わずとしれた作曲家でゲームシリーズ ドラゴンクエスト の音楽も担当しています。驚いたのはトークの中ですぎやま氏自身もゲーマーだとカミングアウト(?)されたこと!幼少のみぎりは花札に始まり、トランプにルーレットに、ゲームなら何でもこなされたそうで…もちろんドラクエもプレイなさっているとか!これにはビックリ、じいちゃんゲーマーだったとは。

評価:(また聴きたいなぁ)

エディット・ピアフ

edit.jpgあなたの燃える手で~♪
ちょっと期待が大きすぎた作品でした。
ピアフの人生そのものが幸福だったのか不幸だったのか?そんなことは問題ではなく、人は何か一つでも為すべきこと、大切なことがあればそれによって生きていける?いや生かされる?などと考えてみましたが…うーん。

表舞台の華やかな彼女の部分と、その陰で愛に飢え苦労を重ね、疲弊し切っていた、という部分を描きたかったのだと思いますが、私にはイマイチつかめない内容でした。基本的にフランス映画との相性は悪くないと思い込んでましたが、私にはまだまだ理解が足りないようです。

ピアフの苦労は時代もあるのかも。20世紀後半、そして現在21世紀に生まれていたらまた、違った人生になったでしょうね。

評価:(5つ満点)

お縫い子テルミー*栗田有起

onuiko.jpgテルミーは流しの仕立て屋。母も祖母もそうして生きてきた。裁縫道具と身一つで依頼主の家に間借りし、注文された衣装を仕立てる。頼るものは自分の腕一つだけ、何もかも自分だけで折り合いをつけてきたテルミーが、初めて恋に落ちる。初めて自分だけではままならない現実に直面したテルミーの、選んだ生き方。
(栗田有起)1972年長崎県生まれ。名古屋外国語大学卒業。『ハミザベス』 ですばる文学賞を受賞。
(収録作品)お縫い子テルミー/ABARE-DAICO

前々から気になっていた本作、やっと読みました。何で気になってたんだろう… 『流しの仕立て屋』 って何?から始まり、テルミーの孤独に耐える力、それでも人のぬくもりを求めてしまう本能に近いもの、などを率直に描いたところに好感が持てました。

テルミーといいテルミーが惚れてしまうゲイのシナイちゃんといい、同じくシナイちゃんを好きな信田さんといい、破天荒な生き方をしている人しか出てこないのですが、テルミーという生まれつき破天荒な人の視点で描かれているせいか、違和感を感じさせないのがスゴイですね。

いつも人のためだけに服を作ってきたテルミーが、自分のための服の生地を買い、自分のためだけに縫うラストシーンが良かったです。

評価:(ABARE-DAICO未読)

ソリチュード*山本文緒

yom4gou.jpg春一(はるいち)は昔飛び出した故郷に帰ってきた。父が亡くなったのだ。様々なしがらみから逃れるために飛び出したはずなのに、今生きている場所でもしがらみから逃れられない春一。自分の居場所はどこにあるのか。再会したかつての恋人とその娘 一花(いっか)との交流を通じ、春一は自分自身と居場所を探っていく。yomyom4号掲載。
(山本文緒)1962年横浜市生まれ。神奈川大学卒業。OL生活を経て 『プレミアム・プールの日々』でコバルト・ノベル大賞の佳作を受賞し少女小説家としてデビュー。『恋愛中毒』 で吉川英治文学新人賞、『プラナリア』で直木賞を受賞。主な著書に 『ブルーもしくはブルー』 『ファースト・プライオリティ』 『パイナップルの彼方』 など。


人物設定がいいですね。ソリチュード:孤独。孤独を抱えながら生きている主人公、春一の置かれている立場と心情が説明がましくなくストーリーの流れに沿ってだんだんと読者に伝わってくる、展開が見事です。

まあー春一は万事いい加減な男で、それがいけないことは自分でも自覚しているのですが、故郷に戻り久しぶりに会った友人の武藤に
 『オマエは優柔不断じゃなくて融通が利かなすぎる。義理堅いのではなく傲慢なんだ』 
と言われた時の春一の狼狽ぶりがまたいいですね。あまりにもそれが的を得た発言なものだから。
周囲の女達の要望に全て応えようとするのは単にオマエの傲慢だ、と言い切られ、春一は自分の生き方そのものを否定された気持ちになります。そしてそこから、その気持ちから這い出すにはどうしたらいいか、をようやく自問自答し始める。

やはり読者であるこちら側に 『再婚生活』 後の復帰第一弾、という見方が強く出てしまっているのは否めません。でも男性が主人公という点でもちょっと新境地かなと感じました。ソリチュード、孤独を抱えているのは自分だけではなく誰もがそうだということ。それはまだ小学生である一花も同じだと、春一も読者も気付く。というラストはいいですね。

評価:(5つ満点)

2008ぐりとぐらカレンダー

guri08.jpgカレンダーはぐりとぐら
今年もまたしても友人 小琴さんからいただいてしまいました!ありがとうございます!

うかうかしているうちに年末、来年のカレンダーは…と考えているうちに今年も嬉しい贈り物♪カレンダーはやっぱりぐりとぐら。来年はちょうどねずみ年ですし。

2008年版は2007年版より更にカレンダー部分が見やすく、使いやすくなりました。しっかり色枠で区切ってあると分かりやすいです。今年も手帳とこのカレンダーにびっちり自分と子ども達の予定を書き込み、 『遅刻厳禁』 で頑張りたいと思います、ありがとうございます!
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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