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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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食用菊

kiku01.jpg菊の山!
こちらH市地方では食用菊が有名です。毎年我が家でも秋になればあちこちから頂いて、花をむしるのが私の日課です。今年は第1王子に加え第2王子も手伝ってくれるようになりました。

まずは新聞を敷き、むしった菊がしけらないようにザルに入れていきます。菊の花の真ん中を残し手でむしるのですが、鮮やかな黄色が美味しそうです。最初はおっかなびっくりやっていた第2王子も徐々に慣れてきました。

こうしてむしった菊の花は、熱湯で湯上げます。熱湯に入れたら30秒ほどで出来上がり、ザルにあけて水気を取ります。義母はすりこぎでグイグイ押してますね。

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あけるな*谷川俊太郎/安野光雅

akeruna.jpg『あけるな』 『あけるなったら』 『あけるとたいへん』 『あけてはいけない』 と書かれた変な扉。あけてみるとまた扉があって、その中には不思議な世界がどんどん広がり…。谷川俊太郎と安野光雅の伝説のコラボレーション作品の復刊。〔銀河社1976年刊の再刊〕
(谷川俊太郎)1931年東京生まれ。都立多摩高等学校卒業。詩人。主な著作に 『二十億光年の孤独』 『あさ/朝』 『はるかな国からやってきた』 など。絵本、翻訳も多数。
(安野光雅)1926年島根県生まれ。ケイト・グリナウェイ賞特別賞、国際アンデルセン賞受賞。 主な著作に 『旅の絵本』 『はじめてであう数学の絵本』 など。

気になるドア。 『あけるな』 って書いてあったら絶対あけたくなるでしょ。 『注文の多い料理店』 を彷彿とさせる本作、更に私の好きな谷川俊太郎と安野光雅、 『伝説のコラボレーション』 とあったら買うしかないでしょう!と中身も確認せずに注文しましたが…。

正直ちょっと、期待が大きかったです。不思議な世界、の世界観がイマイチかな。でも注文の多い料理店を使う時に一緒に使えるかな、と思っています。小学校高学年から大人向けですね。

評価:(5つ満点)

再婚生活*山本文緒

saikon.jpg直木賞受賞、山手線円内にマンションを買い、再婚までした。恵まれすぎだと人は言う。だが私には。夫婦という葛藤、心と孤独の病、鬱。3年間の闘病と休業後、病んだ心が静かに恢復してゆく様子を日記形式で描く。
(山本文緒)1962年横浜市生まれ。神奈川大学卒業。OL生活を経て 『プレミアム・プールの日々』でコバルト・ノベル大賞の佳作を受賞し少女小説家としてデビュー。『恋愛中毒』 で吉川英治文学新人賞、『プラナリア』で直木賞を受賞。主な著書に 『ブルーもしくはブルー』 『ファースト・プライオリティ』 『パイナップルの彼方』 など。


賛否両論出ていそうな本作ですが、私はこういう形式で3年間の休業を綴り発表した山本氏にまず拍手を送りたいと思います。

確かに山本氏は経済的には恵まれているのかもしれないです、都内の一等地にマンションを持ち、仕事部屋も秘書さんも持ち、更に札幌にも仕事部屋がありそこにも秘書さんがいてくれていつでも好きな時に行ってこられるという。再婚したご主人は出版関係なので作家という職業に理解は深く、別居婚も厭わずその後の同居婚ももちろん厭わず、影となり日向となり寄り添ってくれる。贅沢だ、と言われるとそうかもしれない。

でも。心が病気になるのはこうしたこととは無関係なのです。
本書を読むと、病気になった原因は少なくとも今の夫 『王子』 さんではないと思うのですが、前の結婚生活がやはり関係しているのか、 『王子』 さんとは結婚当初はしばらく別居、という形を取ってます。足繁く自分のマンションに来てくれる 『王子』 が時々うっとおしいと書く山本氏。これが一部の読者の反感を買っているのかもしれないけど、私は素直でいいと思いましたね。

感謝していても、そばにいて欲しい時もあればいて欲しくない時もある。
それを理解しなければ、元々他人同士の結婚なんてうまくいくはずがないんですね。

『リタリン飲んでドーピング。』 という一文が何度も出てきて、笑えないのに笑えました。この本を読んだ後すぐリタリンは抗うつには効果なし、というニュースが流れてきて、ひえーでした。

正直、この本の内容は言わなければ言わなくてもいいことがいっぱい詰まってます。でもそれを敢えて書き、発表した山本氏はやはり職業作家なのだろう、と感じた一冊でした。

評価:(ちなみにうちの王子とは無関係です)

マーチングフェスティバル

marching02.jpgはじめてのマーチング大会
年中ばら組になってから練習をしていたマーチング、いよいよ本番です。マーチングなるものはこの保育園に入り初めて知ったので、興味津々でした。

本番は市体育館で行われ、10園ほどの保育園、幼稚園が参加しますが、保育園がほとんどでした。保育時間の長い保育園でなければ練習できないとか?

写真は年長さくら組のマーチング。旗持ちの子は 『カラーガード』 と言うそうです。何度か園庭で旗の練習している様子を見かけるたびに、正直 『大丈夫か本番…』 と思っていたのに、みんな本番に強い!今まで一番上手に演技してました。そして他園の演技を見ていて思ったのですが、うちの保育園は上手い、これまたびっくり。先生方結構熱心だもんなぁ…。サッカーなど他の大会はイマイチな本園ですが、マーチングはこれなら自慢できます。さくらさんよく頑張りました。

その日のまえに*重松清

sonohinomae.jpg昨日までの暮らしが明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る愛する人の死。死の現実とはまだ遠い40代の男女を題材に、生と死と幸せの意味を見つめる連作短編集。『別冊文藝春秋』 掲載。 
(重松清)1963年岡山県生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務を経て執筆活動に入る。 『エイジ』 で山本周五郎賞、『ビタミンF』 で直木賞を受賞。主な著書に 『流星ワゴン』 『ナイフ』 『送り火』 など。 
(収録作品)ひこうき雲/朝日のあたる家/潮騒/ヒア・カムズ・ザ・サン/その日のまえに/その日/その日のあとで

初めてまともに読んだシゲマツだったが…正直イマイチ読み進めなかった。死に直面するには早すぎる40代の男女が主人公で連作短編、という設定はとてもいいのに、どの短編もなんとなくイマイチな印象。リズムが違うのかな、悪くはないんだけどテンポが合わないというか、優しすぎる感じ。

『その日のまえに』 と 『その日』 は泣けたけど、それでも×3。
シゲマツ氏は優しすぎる人なんだろうなぁ。

評価:(5つ満点)

太陽の黙示録*かわぐちかいじ

taiyo.jpg大震災で富士山噴火や首都圏、関西圏の水没が起こり国土の5分の1が失われ、地割れにより本州が東西に分割されてしまった近未来の日本。経済も破綻し独自復興もままならず、南(サウスエリア)をアメリカ、北(ノースエリア)を中国に管理され、福岡と札幌にそれぞれ首都を構え互いに自らの正当性を主張する南北両政府。分断された国民、台湾へ流れた難民、全世界に散った国を捨てた 『棄国者』 らの行く末は。日本はこのまま外国の影響下にあるままなのか、国民の、国の統一は実現するのか。真の政治家達の攻防を描く。
(かわぐちかいじ)漫画家。1948年広島県生まれ。明治大学卒業。1968年 『夜が明けたら』 でデビュー。主な著書に 『沈黙の艦隊』 『イーグル』 『ジパング』 など。

かわぐちかいじといえば 『沈黙の艦隊』 。戦争がテーマのものはどうも苦手なので未読でしたが、本作のアニメがCATVで放送されてちょっと見てみたら、なかなか魅力的な設定じゃないですか。

日本が文字通り南北に分断されてしまい、軍事境界線となり政治も国民の生活も分断されてしまったら…という壮大なテーマ。同じ言葉を話し、同じ生活習慣を持つ同じ民族であるにもかかわらず、国が2つに分かれてしまい行き来もできなくなったら。まるでどこかの国と同じじゃないですか…。

現在も連載中ということで話は続いていますが、主として若手の政治家達の攻防を描いている作品です。国が乱れたときには政治の王道を行くものが現れなければならない、真の政治家とは何か。頭脳、体力、決断力そして強烈とまで言えるカリスマ性。うーん男性好みのマンガですね。
カリスマ性については、途中新興宗教の教祖も出てきたりしてよく捉えていると思います。

難しい話なのでまとめて読んだ方がいいです、またしばらく経ったら続きを読みます。

評価:(台湾編が面白い)

こどものともの世界展

kodomonotomo.jpgぐりとぐらのたまごカー
福音館書店の月刊絵本 『こどものとも』 の企画展として全国を回っている本展、ちょうど用事があった先でやっていたので楽しみにして行ってきました。

原画がありましたが10点弱という少なさで、残念でした。
カズコ・G・ストーン氏の 『しげみむら おいしいむら』 の色鉛筆の細やかな線使い、降矢なな氏の 『まゆとうりんこ』 のまゆの髪の真っ赤なこと!さとうわきこ氏の 『ばばばあちゃん』 の生き生きとした表情、こいでやすこ氏の 『おなべおなべにえたかな』 の、きっこの舌先に付いた、にんじんスープの鮮やかさ!
やっぱり本物の絵は素晴らしいです。しみじみ見ちゃいました。原画だけたくさん集めてもっと見たかったです。

お土産コーナーにこどものともペーパーバックのバックナンバー販売があるかなと、こちらの方でもかなり期待して行ったのですが、残念ながら数冊しかなかったです…さすが商売上手。バックナンバーで欲しい本が山積みです、どこかでまたやってくれないかな~。

音楽発表会

071006.jpgYOSAKOI
小学校生活最後の音楽発表会がやってきました。
今年こそ最初から最後までちゃんと参加しようと思っていたのに、やっぱり遅刻…ごめんなさい。

奇数学年が合唱、偶数学年は器楽と決まっているので6年生は器楽です。毎年壮大な楽曲をやってくれるので楽しみにしていたら、今年の楽曲は 『YOSAKOI』 。よさこいって…しかも途中で踊るとか?一体?

と思っていたのですが、ただ合奏だけではなく掛け声やよさこいソーランも合わせたアイデアは斬新で面白かったです。音楽発表会ですが学習発表会ギリギリのラインです。

写真はハッピを着て指揮をする第1王子の担任の先生と6年生の子ども達。この後踊り役の子達がだーっと壇上から降りてきて体育館内に散らばり、 『それそれそれそれーっ』 と踊っていたのですが、私は第1王子を探すのに一生懸命で、結局見つけられなかったのですが、発表会終了後、演技中は壇上にいたお隣のYTくんにそう話すと何と!

『…第1王子も壇上にいましたよ。』
壇上で、踊っていたって、うそっ!YTくんやRTくんやNKくんは見つけられたのに、なぜいつも見慣れたあのムスコを見逃すのか、私!!
というわけで写真がないのです、あしからず。

吹奏楽部の演奏はやはり面白かったですね、第1王子も中学校では吹奏楽部などに入ってくれれば…というのは親の勝手な願望で、第1王子は引き続き卓球をやりたいそうです。
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
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車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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