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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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プレミアムおーいお茶 ミニ砂時計

sunadokei.jpg全部で4種類!
4種類はすぐ集まりました!嬉しいのですが、砂時計としての精度はかなり怪しいものが?

1分計とありますが、それぞれの砂の量の差といい、実際に落ちる速度の違いからも、誤差がありありと出ているのはご愛嬌(笑)。インターネットで様々なブログなどを見るとなんと40秒から70秒のものあるとか、これも誤差のうち?それに調べてUPしている方々も面白い、私と同じ考えだなぁ(笑)。

説明書きにもある通りですが、
※砂時計の特性上、時間は正確ではありません。誤差は1分を基準に10秒前後の範囲内で生じる場合があります。
※砂の色によって砂の流れ落ちる速度は異なります。種類により砂の量が異なりますが、1分を目安に調整しているためです。
そうなんですか。って言うしかないですね。でもおーいお茶のオマケこの頃ヒット続き。次回にも 『おーい』 に期待しちゃいます(笑)。
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yomyom4

yom4th.jpgやはり、というべきか、yomyom積読中です。しかし発売とあれば逃すわけに行かず購入、早くも4号。今回表紙は紫色

中篇は山本文緒 『ソリチュード』 。病気で一時期作家活動を休んでいた山本氏、久々の復帰はyomyomから。本作は男性が主人公、彼自身の孤独=ソリチュードについて。なかなかでした(感想は別記事にて)。

毎回楽しみにしている阿川佐和子の連作短編集、今回の 『花』 はイマイチだったかな、花ちゃんのキャラクターが私にはイマイチなじめませんでした。まぁこういうタイプもいるのかも、辛くてもそれを表に出さず頑張ってしまうタイプ。私とは正反対…見習った方がいいかもしれないけどそれができれば苦労はない、と。

エッセイは若手作家、金原ひとみに島本理生。金原ひとみは結局デビュー作 『蛇にピアス』 から読んでない…あれは良かったと思ったのに、その後の彼女の文章を見るにつれ、作品を読もうという意力が減退してしまいました。このエッセイもやっぱり支離滅裂で、ダメじゃないか金原くん。とか思ってしまった。
島本くんは文章が変わらず上手だが、やはり内容はもうちょっと。いつももうちょっと。ううん、惜しい。

そして4号を読み終わらないうちに5号発売が迫ってくるのでしょう…特に今回は2ヶ月後だし。でもこのパンダの表紙ってだけで可愛いんだよね、さすがですね新潮社。

すてる神*乃南アサ

yom2nd.jpg芭子(はこ)と綾香は人には言えない過去を持つ仲間同士。上野谷中で亡き祖母の遺した一軒家で息を潜めて暮らす芭子だったが、この暮らしに入ってから2年、ようやく春を迎える実感を感じるようになった初春のある日、決別していたはずの過去と突然対峙することとなる。生きる意味を常に問い続けてきた芭子が、いつも能天気な友人 綾香も同じ思いを抱えていたことを知るシリーズ4作目。yomyom2号掲載。
(乃南アサ)のなみあさ。1960年東京都生まれ。早稲田大学中退。広告代理店勤務等を経て作家活動に入る。『幸福な朝食』 で日本推理サスペンス大賞優秀作、『凍える牙』 で直木賞を受賞。主な著書に 『団欒』 『あなた』 など。

冒頭からシリーズ物っぽいな、と思っていたら、主人公 芭子と友人 綾香の短編はこれで4作目でした。芭子は常に周囲の目に怯えながら生きています、それは彼女が 『マエ持ち』 つまり 『ムショ帰り』 だから。12歳年上の同じ境遇の綾香が、現在働いているパン屋でパン職人として独り立ちしたいと前向きに生きているのを知りつつも、自分自身は将来をどうしたいか、どうなりたいかを考えてみて、 『何も思い浮かばない』 ことに愕然とする。

ムリとかムリじゃない、ということより全く何も浮かばない、真っ白の状態、という事実に打ちのめされる芭子。いつから自分は夢だとか将来だとかを考えられない人間になってしまったのか。

評価:(5つ満点)

そばうち体験

sobauti01.jpgダム湖の様子
PTA委員会に出席していたら、いつの間にか公民館主催のそばうち遠足へ参加することになっていました(笑)。ということで行ってきました。

そばうちは、近郊の元NG村(市町村合併により現在はH市NG区『区』 って東京都か!?)の、廃校を活用した生涯学習施設 『山の楽校』 で行いました。
ここは一年中、農家のおばあちゃんおじいちゃん方が講師として色々な体験をさせてくれるところで、地元でも大変評判の良い施設です。
NG村はそばで有名で、そばの花見から刈り取り、新そば打ち、梅漬け、漬物作り、そして今大流行の布ぞうり作りなど、色々な体験ができます。格安な上に現役農家の方々、というプロに教われるというのがまた大変魅力的です。

さて公民館へ集合してみれば、でかでかと 『高齢者教室』 とあります…あれ?よくよく見るとついでに 『婦人学級』 とあり、私達はそちらの方のメンバーになってました(笑)。で市のバス2台に便乗して出発。途中NG歴史民俗資料館や写真のダム湖へ寄り、観光気分かなり満喫。ダム湖は写真の通り噴水まで出ます、なかなかすごいダムです。このダムのために近郊の村が水に沈んだそうです。

少年探偵団*江戸川乱歩

shounentantei.jpg東京中で次々と起こる少女誘拐事件。犯人は黒い魔物だという噂が広がっていた。篠崎家の宝石と愛娘にその黒い影が忍び寄る。名探偵、明智小五郎は少女を守れるのか。そして真の犯人は一体?明智探偵と少年助手、小林芳雄君率いる少年探偵団の大活躍を描く。 
(江戸川乱歩)1894年三重県生まれ。大正-昭和期の推理作家、評論家。本名、平井太郎。筆名はアメリカの文豪エドガー・アラン・ポーをもじったもので、欧米探偵小説を日本に紹介。日本推理作家協会初代理事長。少年向け冒険譚から本格推理、幻想奇譚まで幅広く執筆。1965年没。 

第1王子が熱心に読め読めと勧めてくれた少年探偵シリーズ。やっと読んでみました。昭和初期の文学、非常に新鮮です。そしてそれに目下ハマりにハマっている第1王子も私には新鮮…。現在彼はポプラ社刊のハードカバーシリーズを月に平均2冊購入しています、ハードカバー本だけに付いてくる、表紙と同じデザインの栞を全部集めるのだとか…。

さて舞台が昭和初期であり、古い言い回しも 『玉川電車』 も何もかもが懐かしく新鮮で、またところどころに出現する 『読者諸君、考えてごらんなさい。』 という乱歩先生の呼びかけがまたおかしくて、物語の雰囲気を盛り立ててますね。

評価:(ママは辛口)

おなべおなべにえたかな*こいでやすこ

onabeonabe.jpg気持ちのいい春の日、きつねのきっこといたちのちいとにいはタンポポをいっぱい摘んで山向うのおおばあちゃんのところへ遊びに行きました。おおばあちゃんの留守を預かったきっこたち、スープの煮えるおなべの番をします。おいしく煮えたかな。 『きつねのきっこのおはなし』 シリーズの2作目。
(こいでやすこ)福島県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。インテリアデザインやグラフィックデザインの仕事を経て絵本作家に。 『とんとんとめてくださいな』 で銀の石筆賞(オランダ)を受賞。主な作品に 『やまこえのこえかわこえて』 『おおさむこさむ』 『ゆきのひのゆうびんやさん』 『とてもとてもあついひ』 『もりのひなまつり』 など。

こいでやすこ氏の代表作、きつねのきっこのおはなしの第2弾です。きつねのきっこは以前から知っていましたが、この絵本は最近知りました。現在5冊までシリーズが出ていますが、このお話がピカイチ!一番好きです。

きっこといつも一緒のちいとにい。一緒にきっこのおおばあちゃんのうちへ遊びに行きます。にんじんスープの番を頼まれたのに、ついつい味見をするうちにスープが少なくなって行って…。きっこたちが 『おなべおなべ、にえたかな?』 と聞くと 『にえたかどうだか食べてみよ、コト』 と返事をするおなべがいいですね。こんなおなべ欲しいなぁ。

評価:(5つ満点)

ミス・ポター

misspotter.jpgちょうどよい短さ?の映画だった。予告編で出てきたピーターラビット達のアニメーションがもっとしつこいのかと心配していたが、上品な挿入の仕方で効果的だったと思う。

当時のロンドンの上流階級の暮らしぶりとベアトリクスが幼い頃休暇を過ごした湖水地方との対比が明確で鮮烈な印象を与えてくれた。上流社会で独身女性であり続ける孤独、自身の才能を活かし作家として活動したい情熱、そして湖水地方の自然への愛情。ベアトリクスの想いが詰まった作品に仕上がったと思う。

主演の2人もまた良かった、ノーマン役のイワン・マグレガーはこういう線の細い役がやっぱり合うと思う。ピーターラビットのお話が絵本として世に出るまでのベアトリクスの奔走、ノーマンとの出会いと、ベアトリクスと彼が育んだ多くの喜びと悲しみ。全てを誇張することなく、美しい湖水地方の景色と素朴なヒルトップ農場に映し出した、傑作と呼べる作品。

必見です。

評価:(5つ満点)

博士の本棚*小川洋子

hakasehondana.jpg子ども時代から今まで本と共にあった。読書の思い出はいつも自分を幸福にしてくれる。数学の本、文学の本、野球を愛する日々、幼い息子との生活、犬と歩く道。作家 小川洋子の読書記録といえる、本に関するエッセイ集。
(小川洋子)1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。 『揚羽蝶が壊れる時』 で海燕新人文学賞、『妊娠カレンダー』 で芥川賞、『博士の愛した数式』 で読売文学賞、本屋大賞を受賞。主な著書に 『ブラフマンの埋葬』 『薬指の標本』 など。

同じ本好き、と言っても全ての趣味が一致する人はいるわけはないので、途中からこの本も結構読み飛ばしてしまいました、スミマセン。米文学は本当ーに知らない(読んでない)ので全くピンと来ませんでした。

そんな中でもやはり 『アンネ・フランクの記憶』 を読んだばかりだったので、アンネ関連の内容が多く、興味を持って読みました。また書評の中に梨木香歩 『家守綺譚』村田喜代子 『雲南の妻』 があったのは嬉しかったですね。

小川氏によれば 『家守綺譚』 では 『梨木氏の日本語は美しい』 『雲南の妻』 では 『思いもかけない裏切り方』 そうでしたね、それが良かったです。同じ感想は嬉しいものです。

やはりアンネの記述が一番多いような気がします。小川氏の息子さんが伝記集を読んでいて、 『ママ、この中で一番早く死んだのはアンネ・フランクだよ』 と言ったこと。アンネと同じく自分も大事にしていた日記帳とそれをくれた中学校の同級生との交流。募金活動をして思い出したアンネの友人ミープさんのこと。小川氏の毎日の生活にアンネの思い出が出てくるのは、本当に小川氏の心の奥底までアンネが今も生き続けていることの証ではないでしょうか。

博士の本棚ならぬ小川洋子氏の本棚。私も自分の本棚を持てる人になりたいです。

評価:(5つ満点)
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
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かぎ針編み プール
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