忍者ブログ

DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

母の日にがお絵コンテスト

hahanohi.jpgおかあさんのかお
年中ばら組から市内のショッピングセンターLの 『母の日にがお絵コンテスト』 に出品をすることになっています。そしてこれが母の顔、カワイイでしょ!←出たバカ親。
うつむき加減な母(私)の顔、デリケートな私をよく表現しているわ!←出た勘違い。

■ すこしさびしいよ。
第2王子は毎日元気に保育園へ登園していますが、たまに朝行きたくない気分の時もあります。お友達もそのようで、ある朝登園するといつもは元気なお友達のMSくんが、園庭の掲示板のポールにしがみついて動きませんでした。

ついに担任の先生出動!を横目で見ながら私は帰りましたが、お迎えの時に第2王子にふと朝のことを聞いてみると。
『MSくん、おかあさんとさよならするのさびしかったんだって。』
『ふーん…第2王子もさびしい時あるの?』
『うん、いつもすこしさびしいよ。』

すこしさびしい…なんて素敵な響き!ウットリしてしまいました。毎朝この言葉をかみ締めつつ、行ってきますの手を振る寂しげな第2王子の顔を見て満足してしまいます(笑)。
PR

空中ブランコ*奥田英朗

kutyu.jpg空中ブランコができないサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコンに悩むプロ野球選手。困り果てた末に訪ねた神経科で出会ったのはトンデモ精神科医、伊良部だった。『イン・ザ・プール』 から2年、あのトンデモ精神科医が帰ってきた。今度の患者はどんな被害に?第131回直木賞受賞。
(奥田英朗)1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て作家に。『邪魔』 で大藪春彦賞、本作で第131回直木賞を受賞。主な著書に 『ガール』 『サウスバウンド』 など。
(収録作品)空中ブランコ/ハリネズミ/義父のヅラ/ホットコーナー/女流作家

現在3冊出版されているDr.伊良部シリーズでも本作が一番の秀作。直木賞としてもアタリです。伊良部のキャラクターが確立されており、パートナー?であるマユミちゃんの存在感も重厚。

今回もDr.伊良部は体当たりで患者の救済に当たります。でも体当たりなのか単に無鉄砲なのか、実際は不明だけど…。 『空中ブランコ』 では例に漏れず、空中ブランコができなくなったサーカス団員に代わり伊良部が空中ブランコに挑む!挑むか普通?それよりなぜサーカス側も伊良部に許可してしまうのか?そこが伊良部のキャラクターのスゴさなのかも…。
『義父のヅラ』 では学生時代の友人達と再会、伊良部の過去が明らかに?なんて別段過去という過去でもないですが…。

多くの心身症が紹介されてますが、尖端恐怖症やノーコンになる(キャッチボールができなくなる)症状があるのは知らなかった。普段は何気なくやっていることが急にできなくなったり、普段目にしているものが急に恐怖の対象になったりするのが心身症だそうです、なるほど。
それに本作の患者は全て、自分の仕事や生き方に自信を持っていたはずなのにある日突然それが崩れてしまった人が多いですね。その患者の性格なども見てみると興味深いです。

それにしてもこうした難しい症状の患者さんにも押しなべて、伊良部の治療(?)はかなりのショック療法。そしてそれが的を得ているようで…やっぱり名医なの?

評価:(5つ満点)

小学校運動会

052602.jpg組体操の王子
小学校の運動会です。途中突然の雨で気温がかなり下がり、午後は散々だったのですが何とか最後まで全部の競技を終わらせることができました。

6年生ともなると自分達が競技に出ているより各委員会でのお手伝い活動の方が圧倒的に忙しいです。今年は競技以外は全部用具係の仕事をしていたようで、ちっとも応援席にいませんでした。

お手伝いは用具係児童係があります。用具係は競技ごとに用意する様々な用具を揃え、競技中も用具を定位置に戻したり移動させたりする仕事、児童係は競技ごとに子ども達を誘導する仕事です。こうした高学年の子ども達の活躍があってこそ運動会はスムーズに行われるんですねぇ。子どもが低学年の時はなかなか気付きませんでしたが、仕事中の第1王子はなかなか張り切っていて見ていても気持ちのいいものです。

去年はどこにいたのか結局最後まで分からなかった(涙)組体操、今年はちゃんと見つけました!ヤセ子の第1王子は写真の通り一番上にいます。腕も伸びていてよろしい。騎馬戦も毎年騎乗する方で、ヤセはトクです。

ビレバンで迷子

losttime.jpg迷い道くねくね~
最近元気がないというほどではないのですが、ちょっと調子が悪いです。

まず、目がやたらに疲れやすくなりました。携帯画面やPC画面を見ていると辛い時があります。さらに運転が辛い時もあるのです。携帯やPCは毎日見なくても死なない(程度の依存症のつもり)ですが、運転は毎日の生活に必須であるので、この状態は正直辛いです。以前は夕方以降か雨の日しかかけなかった運転時のメガネ、この頃辛い時は昼間もかけるようになりました。

なんてことを書く理由として、今日体調の悪さを実感させられた 『事件』 があったのです。

イン・ザ・プール*奥田英朗

inthepool.jpg悩める患者達が訪れる伊良部総合病院神経科。薄暗い地下室にある神経科のドアをくぐるとトンデモ精神科医、伊良部が登場。見た目中年、中身5歳児の伊良部に度肝を抜かれる患者達、自分の病気はどうなった?水泳中毒、ケータイ中毒、被害妄想など悩める患者達とトンデモ精神科医のふれあい!を描いた連作短篇集。 
(奥田英朗)1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て作家に。『邪魔』 で大藪春彦賞、本作で第131回直木賞を受賞。主な著書に 『ガール』 『サウスバウンド』 など。
(収録作品)イン・ザ・プール/勃ちっ放し/コンパニオン/フレンズ/いてもたっても


伊良部…名医か迷医か?
水泳中毒で1日1キロ以上泳がないと落ち着かないサラリーマン、●起状態が治まらないサラリーマン(うう…気の毒すぎるっ)、ストーカーに狙われている被害妄想を持つ派遣社員、ケータイ依存症の高校生、そして火元を確認せずにはいられない雑誌記者。いずれも自分では押さえきれない行動を抱えながらそれを異常だと気付いている患者達。

そんな重症の患者に対して決して自らのスタイルを変えず、そして真摯に(?)患者の悩みに付き合う伊良部、もしかしてかなりのいい医者かも?だって水泳中毒の患者と一緒に泳ぎには行かないでしょー普通。女優志望のストーカー妄想の患者と一緒に映画のオーディションを受けに行かないでしょー普通。そんなことしちゃうのがDr.伊良部。こんなにも患者とマンツーマンで、しかも診療時間以外も付き合ってくれる医者はいませんね、やっぱり名医?

『トラウマ論否定』 『カウンセリング無意味主義』 が気に入りました、いいなぁこう言い切っちゃう医者。でも本当にこんな医者いたらイヤだけど。でも怖いもの見たさというか、Dr.伊良部の診察を受けてみたいとかちょっと思ったりして。でも毎日注射はイヤだー!

装丁もいいです、写真の構成、キラキラ光るカバーもいい感じ。この写真はやっぱり…Dr.伊良部?

評価:(5つ満点)

魔女の宅急便その3*角野栄子

majo03.jpgキキともうひとりの魔女
16歳になったキキ。ある日突然12歳の女の子、ケケが転がり込んできます。キキの大事な友達のとんぼやミミとも仲良くなったケケは、それまでキキが努力して築いてきたコリコでの穏やかな生活を崩そうとしているかのよう。キキの心は不安でいっぱいになります。やがてキキの心は成長し、ケケを理解することでまた大きく成長するのです。
(角野栄子)1935年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。25才の時にブラジルに2年間滞在。『ズボン船長さんの話』 で旺文社児童文学賞、『おおどろぼうブラブラ氏』 で産経児童出版文化賞大賞、『魔女の宅急便』 で野間児童文芸賞、小学館文学賞他を受賞。


3巻から急に話が難しくなります。中学生以上向きかな。キキも16歳になったからでしょうか?思春期の不安定な気持ちが大きくキキを支配します。キキのケケに対する苛立ち、とまどい、嫉妬がよく描かれている分、少し辛い部分もあります。

16歳という微妙な年齢、子どもではないが大人でもない、不安定な時期を描いてよくできているのですが、何となく3巻は前2巻に比べるとまとまりがない感を受けます。キキの心の乱れぶりがうつるから?でも自分の気持ちに正直なキキは可愛いですね。

評価:(5つ満点)

魔女の宅急便その2*角野栄子

majo02.jpgキキと新しい魔法
コリコの街で暮らすようになったキキ。2年目も順調に仕事をこなします。街の人々もキキの存在を認めてくれ、宅急便の仕事も忙しくなりました。キキが運ぶものは動物園のカバからおじいさんの想い出まで、お願いがあれば何としてでも運ばなくちゃと頑張ります。
(角野栄子)1935年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。25才の時にブラジルに2年間滞在。『ズボン船長さんの話』 で旺文社児童文学賞、『おおどろぼうブラブラ氏』 で産経児童出版文化賞大賞、『魔女の宅急便』 で野間児童文芸賞、小学館文学賞他を受賞。

修行が明けてもコリコの街で暮らすことを選んだキキ。里帰りもそこそこにコリコへ戻ります。早速待ち受けていたの荷物は、動物園のカバ?というお話から。
カバをどうやって運ぶのか、そもそもなぜカバを運ばなくてはならないのか?

『もの』 を運ぶことが 『気持ち』 を運ぶことだと気付いたキキは、丁寧に仕事にあたろうと努力します。 『キキ、さんぽを運ぶ』 の章では、病院へ入院しているおじいさんの願いを叶えるキキ。

映画の設定と異なり、キキの宅急便へのお礼が 『もちつもたれつ』 『ほんのおすそわけ』 というのがいいですね。魔女は昔からもちつもたれつ、だそうです。

一人で生計を立てていくうちに、キキに社会人として魔女としての自覚が芽生えてくるところが本作のみどころ。ほうきで飛ぶ魔法しかできなかったキキが、もっと街の人々の役に立ちたいと、里帰りしておかあさんに魔女の薬の作り方を教わり薬を作ることに成功するのですが、その薬の名前は 『くしゃみの薬』
『くしゃみの薬』 はカゼ薬のことだそうで…熱だけ、のど痛だけでくしゃみが出なくても効くのか?とか突っ込んじゃダメですね。

評価:(くしゃみの薬欲しい)

魔女の宅急便*角野栄子

majo01.jpgキキは13歳の魔女。魔女のしきたりでは13歳になると一人立ちをしなくてはなりません。キキも旅立ちの日を迎え、相棒の黒猫ジジと共に 『自分の町』 を探して故郷を旅立ちます。親元を離れ自立する少女の期待と不安を描いた児童文学。福音館書店 『母の友』 連載作品。
角野栄子)1935年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。25才の時にブラジルに2年間滞在。『ズボン船長さんの話』 で旺文社児童文学賞、『おおどろぼうブラブラ氏』 で産経児童出版文化賞大賞、『魔女の宅急便』 で野間児童文芸賞、小学館文学賞他を受賞。

やっと読み始めました。数年前から読もうと思っていた本作、 『児童文学週間』 と銘打って一気に読みます。

ひとり立ちするということ、親の庇護から離れたった1人で全てを対処するということ。わずか13歳のキキは魔女として生きていくため、昔からの伝統にのっとって13歳で家を出ます。

キキは大きな街コリコで生活を始めますが、最も大切なことは 『魔女として生きること』 、それは街の人々にとって自分という魔女が 『必要な存在』 にならなくてはならない、ということ。実に難しい。魔女の修行の一番大きな意味合いは、魔女が今も存在し人々の生活に役立つことができる、ということを体現することだそうです…うーん難しい。

キキはおなじみ 『お届け屋さん』 宅急便を始めますが、様々な 『もの』 を運びます。時に突拍子もないものを頼まれたりします、そして 『もの』 を運ぶうち、宅急便がモノそのものだけではなく 『心』 も運んでいることに気付くのです。

大きな街での魔女に対する偏見、孤独、様々な困難に出会いながらも自分を見失わず前進するキキ。新しい出会い、友情、恋模様もあります。スタジオジブリの映画の原作として著名な本作ですが、映画とは異なる原作の世界観、キキの性格が新鮮です。

 
評価:(小学生の初めての読書に)

カウンター
ツイッター始めました
今週の私
急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
只今読破中
木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
ブログ内検索
最新コメント
[10/14 菜摘]
[10/12 さつき]
[05/08 菜摘]
[05/08 小琴]
[03/19 菜摘]
アクセス解析

Copyright © DaisyAKM Archives : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]