1年だけのほぼ日手帳さようなら
10月が終わりました。いつもにまして怒濤の1ヶ月でした。ブログをもう辞めたのかと思われた方も多かったと思います…すみませんでした。読書+映画感想は追々UPします…年末の集計までには何とか!
10月は小中学校の行事が満載であることに加え、9月からのアルバイト先での人間関係であまりにも疲弊しており、この月を無事に(でもなかったけど)こなせたことには本当に感謝です!皆様本当にありがとうございました。アルバイトは11月一杯で退職させてもらえることになりました、そちらでも本当に感謝です。
さて少し前のブログのひとこと欄に書きましたが、どうやら私には 『そのうち暇になったら』 という時期は、永遠に来ないと見た方がいいようです。友人にそう話したら 『うん、今頃気付いたの』 と言われてしまいました(笑)。
そのうち暇になったらあの勉強をしよう、という若干大掛かりなものから、暇になったらこの雑誌を片付けよう、といった微細なことまで、どれ一つとして 『そのうちやりましょう』 を片付けられたことがありません。ということでこういった 『急務ではないがいつか片付けるべき案件』 も、予定としてスケジュールに組み込まない限り、永遠に片付けることができないのではないかという事実に気付きました。
長身で寡黙、世界でいちばんタフな15歳になりたいと思っていた少年は、15歳の誕生日に家を出た。中野区に暮らす迷子ネコ探しの老人ナカタも西へと向かう。暴力と喪失の影を抜け、世界と世界が結びあうはずの場所を求めて2人は二度と戻らない旅に出た。長編書き下ろし。世界幻想文学大賞受賞。
(村上春樹)1949年京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ジャズ喫茶の経営を経て作家へ。『風の歌を聴け』 で群像新人文学賞、『羊をめぐる冒険』で野間文芸新人賞、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で谷崎潤一郎賞、『ねじまき鳥クロニクル』で読売文学賞、『約束された場所で―underground 2』で桑原武夫学芸賞を受賞。また朝日賞、早稲田大学坪内逍遥大賞、フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、世界幻想文学大賞、エルサレム賞などの海外の文学賞を受賞。翻訳多数。
全然訳が分からない話でありました。ですが不思議なことに、普通は訳が分からない本を読了すると面白くなかった、と思うのですが、本作は訳分からないのですがすごく面白かったのです。そういう本はこのように確実に存在し、そしてそれが村上文学の魅力なのでしょうね。と少し分かったような口をきいてみたり。
『人はみな自分の図書館を生きている』 というのが本書のテーマ(と思う)。自分の図書館とは何か。生きるべき世界とは何か。そしてその世界で生き続ける使命とは、何か。カフカ少年、ナカタさん、カフカ父、ホシノ青年、佐伯さん、大島さん。それぞれの図書館は、どこに。そして私自身の図書館も、どこに。
ちょっとずつ村上春樹にはまりそうです。まだまだ著作は沢山未読がありますので、死ぬまでになんとか読了したい(笑)。
評価:(5つ満点)