女王の品格
ヘレン・ミレンが素晴らしかったです、女王としての品格、威厳、存在感、そして苦悩と孤独を抱える様を見事に体現していました。必見です。
誰もが記憶にあるダイアナ妃のショッキングな事件。彼女の数奇な人生と対極をなす、伝統と格式を重んじるイギリス王室。その中心人物であるエリザベス女王にスポットを当てた本作は、映画の作りが女王贔屓かダイアナ贔屓か、ということよりも、こうした映画が作られたことそのものに拍手を贈りたいですね。
女王一家が休暇を過ごしていたスコットランドのバルモラル城の質素な様子、周囲の広大な自然と鹿狩りの様子、そしてその自然の中でみずからレンジローバーを運転し、川を渡る女王の姿が、痛々しくも凛とした姿で素晴らしかったですね。映像の持つ魅力で余す所なく女王の心情を伝えていたと思います。
評価:(5つ満点)
図書館は誰がために。王子様ついに発覚、 山猿ヒロイン大混乱!混乱のあまり現場をひっちゃかめっちゃかに!?一方玄田のもとには折口からの出版事情の揉め事相談が…。出るか伝家の宝刀・反則殺法!そして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものとは!?終始喧嘩腰で 『図書館戦争』 シリーズ第3弾、またまた推参! (メディアワークスHPより抜粋)
(有川浩)1972年高知県生まれ。ライトノベル作家。2003年 『塩の街』 で第10回電撃小説大賞受賞、2004年同作でデビュー。著書に 『空の中』 『海の底』 『図書館戦争』 『図書館内乱』 『図書館危機』 『レインツリーの国』 など。『図書館戦争』 で2007年本屋大賞第5位。
図書館のインターネット予約カートをこんなに何度も覗いてしまった本は久しぶりでした。ついに来た図書館戦争シリーズ第3弾。やっぱり堂上教官、好きだーーー!
でも2巻、3巻と続くにつれて堂上クンが段々軟弱化してきており…恋する29歳の青年だから仕方ないのかもしれないけど、1巻の硬派バリバリ体育会系の堂上教官はどこへ?といったカンジ。
今回の目玉は昇進試験。同期の手塚、柴崎というエリートにいつも差をつけられていたばかりの郁が、得意の子ども(未就学児)対象のレクリエーション実技で見事なアニマシオンを展開し、トップの成績を修める、というところ。ただ正直に言うとアニマシオンとしては内容がかなり不十分だけど…もうちょっと工夫しないと、アレだけじゃそんなに盛り上がらないのでは?たまたま他の受験者がみんな児童書読み聞かせしかしなかったから目立っただけで、実際に読み聞かせだけっていうのは有り得ないと思うし。なんて突っ込んでみたり。
その他は恋愛模様は暴走しまくり、さすがライトノベル(笑)。シリーズはあと1巻続くそうです、普通シリーズは3巻程度では?という突っ込みはいいとして、さて結末はどうなる?結局は大団円か?
評価:(でも堂上クンはカワイイ)
語彙の獲得とは
月1回のことばの教室です。第2王子は 『きょうしつのがっこう』 と呼び、通級を楽しみにしています。しかし今日は私にとってかなりショックな事実に直面してきました。
もうすぐ5歳、ということで改めて語彙獲得度を確認するテストをしたのですが、その結果によれば第2王子の語彙獲得程度は 【満4歳程度】 だそうです。およそ、1年の遅れです。その事実にちょっとショックを受けていたら、先生の一言 『1年って結構大きいですよね。』 に激震を受けてしまいました。
固まって動かない私に、先生も失言に気づいたらしく、その後はフォローの嵐が続きましたが(苦笑)、結局のところ遅れは遅れであり、その獲得にはやはり個人差があるので見守っていくしかない、という結論に至りました。
あくまでも目安だと強調する先生、1年かけて1年分成長する子が多い、という目安であって第2王子は1年かけて1年半分伸びるかもしれないし、それはこれからの様子を見なくては分からない。ただ親を始めとする周囲の大人が、この子は言語を獲得するのがやや苦手である、ということを認識していれば、ちょっと難しい語、分からない語が出てきて迷っている時に助けてあげることができる、という認識でいればいいと言われました。
今日ほど 『発達障害』 という言葉が頭をグルグルしたことはありません。
でもいずれにしても事実は事実として受け止めなくてはならない、その上で第2王子にとって何が一番いいのか、何をしてあげられるのか、を考えるのが親の務めだな、と改めて思った次第です。
脳の活性化は身体の活性化から。とにかく運動、歩きましょう。と今日も言われました。子どもも大人もしっかり活性化しなくちゃ。