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読書と映画と観劇と

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それでもボクはやってない

soredemobokuha.jpgまさに、裁判。
平凡に暮らしていただけなのに、いつの間にか自分が犯罪者として扱われ、裁判で 『被告』 と呼ばれる立場になってしまう。

満員電車で痴漢に間違われた徹平は、あれよあれよという間に警察署の拘置所に入れられ 『否認を続けたがために』 4ヶ月も拘留される。

『続けたがために』 という表現はもちろんおかしい。徹平は無実なのだから否認をするのは当たり前だ。しかし警察側も取調べをおこなう検察側も徹平の言い分に耳を傾けることなく、気が付いたら起訴されていた。それが 冤罪

弁護士役の役所広司、今回も存在感抜群でとても良かったのです。ちょっとオタクっぽさを出している主人公の徹平を演じた加瀬亮も、イマドキの青年ぽさをよく表現できていてとても良かった。

司法制度、裁判制度とは何か?各回の公判をはしょることなく丁寧に描いた本作の流れはとても分かりやすく、訴えたいことが非常によく伝わってきた。これだけの綿密な製作ならば確かに3年はかかっただろう…納得。あえて司法制度の在り方に切り込む表現に、監督の強い意志を感じました。

評価:(5つ満点)
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ゆずこしょう

youkiyuzu.gif

どちらがお好き?
最近の私のお気に入り。ゆずこしょうです。『おでんにつけると美味しいです』 とテレビで紹介されていたので、ふーんと思い試しにとまず上のユウキのを買ってみると。

こりゃあ旨い!辛いのが最高に美味しい!とすっかりハマってしまい、以来何にでもゆずこしょうです。おでん、うどん、鍋物、特におでんが最高ですね。大根にもこんにゃくにも結び糸コンにもタマゴにも、何にでもゆずこしょうー!またこの辛いのがおつゆに溶けたのも、おいしーい!

とすっかりゴキゲン。ユウキ食品の物はチューブタイプで使いやすく、ずっとこちらを使って来ましたが、先日初めてS&B食品のビンタイプも買ってみました。こちらの方が若干辛い感じ、これはこれで美味しいかもっ。なくなったら次どっちを買うか迷いますね。

唐辛子やクレイジーソルトが好きな方はいつも 『マイ唐辛子』 『マイソルト』 を持ち歩いているそうですが、私は 『マイゆずこしょう』 本気で持ち歩きたいです…でもレストランで出したらかなりマズイかな?

sbyuzu.jpg

ごろりん ごろん ころろろろ*香山美子/柿本幸造

gororin.jpgうさぎさんが丸いテーブルを作りました。みんなで使うテーブルなので、みんなで使うところにおこう。くるまにのせて、ごろりん ごろん ころろろろ、と運んでいきます。すると急に 『おやっなんだか荷物が軽くなったみたい』 。次々と友達がやってきて、後ろからだまって押してくれていたのです。 『どうぞのいす』 の続編。
(香山美子)1928年東京都生まれ。旧制金城女子専門学校国文学科卒。絵本作家、詩人、作詞家。『あり子の記』 で日本児童文学者協会賞、NHK児童文学奨励賞を受賞。著書に童謡詩集 『おはなしゆびさん』 『たんじょうびのまほうつかい』 『ヒッコリーのきのみ』 など。
(柿本幸造)1915年広島県生まれ。画家。第8回小学館絵画賞受賞。日本児童出版美術家連盟会員。著書に 『どんくまさんシリーズ』 『しゅっぱつしんこう』 『ヒッコリーのきのみ』 など。1998年没。


保育園で第2王子が 『どうぞのいす』 と一緒によく読み聞かせしてもらっている本作も、クリスマスに買いました。保育園の先生が 『サンタさんに絵本何もらった?』 と聞いてくれたところ、第2王子は 『テーブルのやつ!』 と元気に答えたとか。このお話も素敵です。

『どうぞのいす』 に出てくる動物のお友達が、今度は一堂に会して登場します。うさぎさんの作ってくれた大きな大きなテープル、丘の上のみんなの切り株のそばに置くことになりました。

みんなが 『これはいい。明日はここで本を読もう』 『これはいい。明日はここで絵を書こう』 『これはいい。明日はここでお茶を飲もう』 とそれぞれ言い合っている間に…あれっうさぎさんがいないぞ?

次の朝、テーブルの周りにはたくさんのイスが用意してありました。そういえば昨夜はうさぎさんの家では一晩中明かりが点いていたっけ。
というお話。
うさぎをはじめ、動物達の表情が非常に愛らしく、何度読んでも飽きません。

評価:(どうぞのいすとご一緒に)

かもめ食堂*群ようこ

kamome.jpgサチエは38歳。思い立って単身、フィンランドはヘルシンキにやってきた。この街で食堂を開くためだ。サチエの店 『かもめ食堂』 の看板メニューはおにぎり。しかし地元の人々にはなかなか受け入れられず、売れるものはフィンランド料理のメニューのみ。オープン初日から日本アニメオタク青年のトンミが居座る店へ、家族から追い出されるような形で日本からやってきた40代のミドリ、両親の介護が終わり気が付けば50代になっていたマサコが加わり、3人で食堂を営むことになった。時々小さな事件も起こるかもめ食堂での3人の日々の暮らしを静かに描く。映画 『かもめ食堂』 のために書き下ろした原作。
(群ようこ)1954年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。広告代理店、本の雑誌社勤務を経て独立。主な著書に 『無印OL時代』 『人生勉強』 など。


前々から映画 『かもめ食堂』 は観たいと思っていました。その前に原作本を自動車文庫で発見!で思わず手にとってしまいました。群ようこは実は初めて読みました、何となく勝手に私とは接点がない小説を書いていると思い込んでいましたが、これはなかなか良かったです。

ある日突然、サチエは30代後半にして 『外国で食堂を開く』 という夢を実現させることを思いつく。この展開はまさに 『思いつく』 といった感じで、そのためのサチエの資金繰りの方法がこれまたおかしくて。資金が無事集まったのも、サチエの運の良さを含め、全て運命なのかも。

評価:(ちょっとオマケ)

プロフェッショナル

professional.jpg心のままに、荒野を行け
漫画家 浦沢直樹を紹介。谷亮子選手のニックネームにもなった柔道漫画 『YAWARA!』、ハリウッドで映画化が進むサイコサスペンス 『MONSTER』、現在連載中の 『20世紀少年』 『PLUTO』など大ヒット作を次々と生みだす漫画家、浦沢直樹(47歳)。コミックの総発行部数は1億部を超え、国際的な人気を博すマンガ界のスーパースターである。今回、浦沢の創作の現場であるスタジオナッツに初めて長期密着。作品を生みだすために苦悶する姿を克明に追った。(NHKプロフェッショナルHPより、写真も)

浦沢直樹ファンクラブ(って何?)からの情報で、今週のNHKプロフェッショナルに浦沢氏登場!とくればビデオ録画セットして見るしかないっ。今回は浦沢氏のスタジオであるスタジオナッツ内も見られるそうで、またとないチャンス!やはり持つべきものは確かな情報網。ということでしっかり見ました。

浦沢さんもう47歳か…冒頭からロックで歌いまくる浦沢氏。20世紀少年を借りた際に、オマケで 『ケンヂの歌(コロッケの歌)』 のCDが付いてきた、とそれも借りたのですが、一体この歌の歌手は誰?とマンガを貸してくれた職場の方に聞くと浦沢氏本人じゃないかと言う。
で…やっぱりそうでした。歌については、ノーコメント(苦笑)。

YAWARA!で一大ブームを巻き起こし、MONSTERで人の心の機微を描くことを貫徹した浦沢氏、自伝的作品とも言える20世紀少年、そして手塚治虫へのオマージュであるPLUTO、と人気作品を生み出し続けていますが、その道程は決して平坦なものではなかったこと。

家守綺譚*梨木香歩

img20061227.jpg時は明治の頃。亡き友である高堂の父親に頼まれ、彼の家に留守番として住むことになった学士 綿貫征四郎。疎水の水が流れ入るこの家の池には河童や人魚が流れ着き、白木蓮の蕾は竜の仔を孕み、サルスベリには懸想される日々。そして雨と共に、床の間の掛け軸に描かれた湖からボートに乗って、亡き友 高堂は当たり前のような顔をしてしばしば帰って来る。周囲に渦巻く天地自然全ての 『気』 と綿貫の交歓の記録。書き下ろし。
(梨木香歩)1959年生まれ。児童文学者のボーエンに師事。 『西の魔女が死んだ』 で日本児童文学者協会新人賞、『裏庭』 で児童文学ファンタジー大賞を受賞。主な作品に 『エンジェルエンジェルエンジェル』 『沼地のある森を抜けて』 『村田エフェンディ滞土録』 『春になったら苺を摘みに』 絵本に『ペンキや』 『マジョモリ』 『ワニ』 『蟹塚縁起』 など。


随分前に 『超オススメ!』 と強力オススメを頂いたにも関わらず、読むのがすっかり遅くなりました。というのも雑誌 yom yom にこの続編が載っていたのがきっかけで思い出したのです。最初の短い一節を読んでこれは!と思いました。
そして、見事アタリです。

主人公は作家(もどき)である綿貫征四郎。友人であった高堂は湖でボートに乗っているうちに行方不明になり死亡とされたが、彼の遺体は未だ上がって来ない。

文学で身を立てたいと思いつつも思うようにならない日々を過ごしていた綿貫の元へ、高堂の父親から自分は娘の家に行くので代わりに古い家に住んで、家守をして欲しいと頼まれる。家賃は不要、貧乏な綿貫には渡りに舟。そこで高堂の家へ来たのだが…。

評価:(5つ満点)

みつばちトート革ひもVer.

m_tote01.jpg再生革持ち手バージョン
みつばちトートをついに買いました。限定発売の再生革を持ち手に使ったトートバッグで、持ち手の色は4色あります。私はオレンジを頼みました。

でもちょっとイメージと違ったかな…まずバッグの色が記載がなく、一生懸命画面を見て紺だろう、と思って買ったら黒かな?でもそれも確信が持てない微妙な色というか…濃い茶色にも見える?多分黒なのでしょうが、やっぱり色は記載して欲しかったかな。

あと再生革は3ミリの細いリボン状になっていて、5本束ねられ持ち手になっているのですが、うーん持ちにくいかも。そして11号帆布、とあったのでテッキリ厚い帆布だと期待していたら、薄いのだった。番号が小さい方が帆布は厚いのかな?

私のようにいつも重い物をたくさん持ち歩くカバンヘビーユーザーにはあまり向かないかもです…。

大奥

oooku.jpg残りは余生
新春初映画は大奥。単に時間が合うのがこれだけだったから。しかし、外したかも…。やっぱり主演男優が超イケメン(※私好みの)とかだったら良かったのかもしれないけど…。

ストーリーは長すぎ、飽きます。演技が光っていた?のは杉田かおるさん位で、それでも紫頭巾姿などに結構笑いそうになってしまい、ウケ狙いか?と思ったけど(ってスミマセン)。

仲間由紀恵はとっても可愛いので私は好きなんですけど、auの宣伝とこの映画との 【違い】 がまーったくと言ってありません。何をやらせても彼女は 『仲間由紀恵』 以外の何者でもなく。それは彼女がスターであるということなのかもしれないけど、正直映画の出来としては不満です。

ところどころ台詞使いが 『おっ』 と思わせる所はあったんですけどね。ラストシーンで絵島が別れを告げに来た月光院に 『これからの人生は、余生と思っても良いと思える一夜でございました。』 というシーンがあるのですが、20代でもう余生…。ちょっと話作りすぎかな、やっぱり。

評価:(5つ満点)
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
只今読破中
木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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