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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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運動会その1

0528.jpg競技名:ビッグウェーブ
小学校の運動会が無事行われました。去年は最高気温5度位?という恐ろしい寒さの中、親も子どもも震えながらやったのですが、今年は去年ほどではないとは言えやはり結構な寒さでした。やっぱりこの時期に運動会というのが予定として間違っているのでは?

さて相変わらず時間にルーズな私は第2王子と弁当を抱え、久しぶりに物置からベビーカー(運搬用)を出し、弁当と第2王子を積んでノロノロと行くと、ギリギリ間に合うかと思っていた第1王子の徒競走ちょうどゴールしたところでした!シマッタぁ!

ゴール前で 『頑張ったねぇ、ママ見てたよ』 と白々しく言うと 『どうせビリだしっ』 それすらも見てなかったママ。ゴメンね。
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おひなさまみたい

img20050821.jpgおひなさまみたいね。
第2王子は2歳11ヶ月になりました。もうすぐ3歳です。この頃ようやく 『主語、述語』 のある文章を話すようになり、日本語らしくなってきました。知らないうちに子どもって成長しているんだなぁ…。

●ボタンかけ
スモックのボタンかけがかなり上手に早くなりました。とはいえまだまだ朝の忙しい時間はママはイライラ。ああ早くしてっと思うたびにおばあちゃんに 『だから早く起こせばいいでしょっ』 とお小言を言われます。

●心変わり
2ヶ月に1回、希望者のみ個人面談を保育園でしてくれるのですが、2月の時に 『まだ、MZちゃんにご執心のようでしょうか』  と聞くと、 『それがねぇ、おかあさん。』  と嬉しそうに話し出す先生。なんと最近は心変わりしたそうで。

今度はMIちゃんが好きだそうです。毎日お給食やおやつの時に、気がつけば2人で並んで座っている第2王子とMIちゃん。
先日おひなさま飾りを作ったので先生が2人に 『おだいりさまとおひなさまみたいだね~』 と言ったら、第2王子の照れようといったら、やたら面白かったそうです。私も見たかったなぁ!(笑)

エターナル サンシャイン

img20050821.jpg恋人と別れたばかりで失意の日々を送るジョエル(ジム・キャリー)。そんなある日、別れた恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が、ジョエルの記憶を消したため今後一切彼女には近づかないように、という通知を受け取ります。自分は未練タラタラだというのに元恋人は自分の記憶すら捨ててしまったことにショックを受けるジョエル。

それと前後して冒頭、ジョエルはなぜか通勤途中、自分でも自身の行動が理解できないまま、とにかく海へ行かなくては、という使命感にも似た気持ちで会社へ行く電車から飛び降り、海へと行く電車に飛び乗るのです。駅から海辺へ向かったところで彼はある見知らぬ女性と出会います。

さてこの 『自分にとって都合の悪い記憶を消し去ってくれる』 という画期的な商売をしているラクーナ社の存在を最初から知っていないと、この映画はちょっと仕掛けがありすぎなので難しいかもしれません。ネタバレじゃないの、と思わずに予備知識として知っておいてください。

評価:(5つ満点)

マジョモリ*梨木香歩

img20050821.jpg神社の娘であるつばき。家の横には御陵(ごりょう)と呼ばれる、人が足を踏み入れていはいけない神聖な森が森があり、子どもたちはそこを 『まじょもり』 と呼んでいた。
春になりまじょもりにも花が咲き乱れる頃、ある朝つばきに森から招待状が届く。驚きとまどいながらも招待状を手に初めて森の奥へ行くつばき。そこで出会った不思議な女性ハナさんと、つばきよりも遅れてやってきた気の強そうな女の子。3人の不思議なティーパーティーが始まりました。
日常(ケ)の隣り合わせにある、非日常(ハレ)の世界を、小さな女の子の視点から描いた大人向けの童話。梨木香歩 作、早川司寿乃 絵。


友人が勧めてくれた本です。
児童文学作家としても有名な梨木香歩の描く、絵本の世界。図書館では子どもの絵本の書棚にありますが、これはどうみても大人向けの絵本ですね。話も内容にピッタリの早川氏の絵も装丁も、ぜーんぶ気に入りました。うちにも女の子がいたら、毎日読ませたい本です(いえ、男の子でもいいんですけど)。

つばきちゃんと後から遅れてやってきた女の子、ふたばちゃんとのやりとりが可愛いですね。どこかのんびりしたハナさんも面白いです。

昔はこうしたマジョモリのような、入ってはいけない神聖な所が身近にたくさんあったような気がしますが、この頃はなくなってしまったような気がします。こうした民俗的な遺産(有形、無形に関わらず)はだんだんと失われがちなような気がします、今の大人の私達が大切にして次の世代へ伝えていかなくては、と思います。

評価:(5つ満点)

もうおうちへかえりましょう*穂村弘

img20050821.jpg正義の味方はもういない。金利はまったくゼロに近い。高度成長期に育ち、バブル期に青春を過ごした41歳独身歌人は、デフレとスタバとケータイに囲まれて、ぼろぼろの21世紀を生きている…。歌人・穂村弘によるエッセイ第2弾。

抱腹絶倒。の一言です。大絶賛です。ホムラさんのエッセイが面白いらしい。とは聞いてはいたのですが、想像以上でした。

私の愛読誌 『ダ・ヴィンチ』 にホムラさんのエッセイの連載が始まり、これがかなり私好み。 『もしもし運命の人ですか』 というのがエッセイの題なのですが、毎回ホムラさんがカン違い恋愛を繰り広げ、その根拠となる 『ホムラ式純愛(と私名づけてみました)』  について語るという…これもかなりオオウケです。毎号読んでますが単行本になったら買っちゃうかも。

本書について。
『もうおうちへかえりましょう』 が示すように、自他共に認める 『オタク』 ホムラさんの生活とそれに対するこだわりがいっぱい詰まった一冊です。

【ボーリング砂漠】
人付き合いが苦手なホムラさん。何よりもボウリングが盛り上がれない。なぜみんなはああいう風に自然に 『ナイスストライクー!』 と言って手を合わせられるのか?何と言って声をかければいいのか?どうして、ボウリングではみんなあんな嬉しそうなのか?ホムラさんには疑問がいっぱい。でも…言われてみるとどうしてボウリングではみんな盛り上がらなくてはならないの?ホムラさんの言う通りじゃん!

評価:(抱腹絶倒!)

三つのお願い*L.クリフトン

img20050821.jpg1月1日に、自分が生まれた年にできた1セント玉を拾うと、三つのお願いがかなうという。せっかく1セント玉をひろったのにゼノビアは親友のビクターとけんかをしてしまう。最後のお願いをする時にいちばん大切なものに気づいたゼノビアがした、お願いは…?
ルシール・クリフトン 作、金原 瑞人 訳、はた こうしろう 絵。
『国語四年(上)かがやき』 (光村図書出版)掲載作品に加筆、絵本化。


そうなんです。
教科書の最初のお話でした。なかなかいいお話だね、と思いながら第1王子の音読を聞いていて、たまたまアニマシオン(本を活用した新しい読書の取組方法、別記事近日UP予定)の授業で使えそうだったので買ってみました。

挿絵は、正直教科書の方が私好みでしたね。でもこのお話なら4年生は全員読んでいるので、読み終わったお話を使ったアニマシオン、という授業にはうってつけです。なかなか全員に事前に本を読んできてもらう、というのは難しいからです。

更にこの訳者に注目(ってほどでもないけど…)。芥川賞を取った金原ひとみのお父さん、金原瑞人です。だから?どうということはないですけど…。

でもやはり、訳は上手ですね。邦題は 『三つのお願い』 とありますが、原題は 『Three Wishes』 です。おんなじだって?そうですね…。あとお願いが叶ったところでゼノビアがいつも言う 『どんぴしゃり。』 という言葉、最近聞かなくなっていたので何だか嬉しいですね。どんぴしゃり、ですまさに。

ゼノビアのママもいい感じです。こんなママになりたいものです。

評価:(5つ満点)

これはのみのぴこ*谷川俊太郎

img20050821.jpg『これはのみのぴこ』 で始まるお話。次のページは 『これはのみのぴこの すんでいるねこのごえもん』 そして次のページは 『これはのみのぴこの すんでいるねこのごえもんの しっぽふんずけたあきらくん』 と続いていき…。谷川俊太郎のリズム感のある、楽しい言葉遊びの絵本。

学校司書の仕事をしていて、図書館の読み聞かせの会にも入っている同僚に 『いつもどんな絵本読んでる?』 と聞いて勧めてもらったのが本書です。絶対ウケる、との彼女の話ですがうちの王子達は最後まで聞いてもくれなかった。ううーん、私の策が甘いのだろうか?今夜辺り、再挑戦してみるか?

最初は 『のみのぴこ』 の絵なのですが、次はそののみが住んでいる 『ねこのごえもん』 の絵。という風に次々と文章の行が増えていきます。谷川俊太郎の流れるような詩のような文章も見事です。和田誠の挿絵も分かりやすくてピッタリ。

早く私も 『またのみのぴこ読んで~』 とリクエストされるよう、頑張らねば。

評価:(5つ満点)

アイムソーリー、ママ*桐野夏生

img20050821.jpg置屋の片隅で誰の子どもかも分からず戸籍も持たず育ったアイコ。人を信じることを知らない彼女は常に過去を消しながらどこまでも走り続ける。それでも彼女が最後まで求め続けたのは、母親の背中だった。桐野氏の 『グロテスク三部作』 の最終作、第三作目。
『小説すばる』 掲載に加筆。


物語はとある焼肉店から始まります。
児童養護施設、星の子学園の元保母と元園児であった一組の夫婦。親子ほども年齢差のある2人が焼肉店に入り、そこで店員として働くアイコに気付く。アイコに話しかける元保母であった妻。飲みに誘うも、元園児であった夫は 『アイツ、気味が悪いから誘うのはよそうよ』 と最後まで言い張っていた。結局アイコは飲み屋には来ないのだが…。

という物語の始まりはいつもの桐野夏生調で大仕掛けあり、とワクワクさせられるのですが、どうもその後の展開に書き込み不足というか取材不足というか、物足りなさを感じました。グロテスク三部作の最終を締めくくるにはちょっと、物足りないかな。でも1作目の 『グロテスク』 が凄すぎたからかな。

評価:(5つ満点)
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
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ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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