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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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レ・ミゼラブル

ジャン・バルジャンの波乱の人生を軸に多彩な登場人物の運命が交錯する。困難に立ち向かう勇気と希望、そして真実の愛を高らかに謳い上げ、世界中で27年間ロングランを続ける大ヒットミュージカルの映画化。ヒュー・ジャックマン主演、イギリス。

かの有名な、レ・ミゼラブル。自称ミュージカルファンの私も観に行きましたが、途中ちょっと寝ました…と友人に言ったら 『ええっ』 と言われてしまいました(笑)。という長編大作ミュージカル。

ヒュー・ジャックマン始め出演者らの歌唱力は見事。でも、もっとミュージカルっぽさが欲しかったなぁ。最初の奴隷船で奴隷達が唄う 『Look down』 はすごく良かった。ああいう感じで全編やって欲しかったけど。

と映画と舞台はやっぱり違うのかもしれないな。と思った一作。もちろん映画ならではの壮大な表現は見事です。でもやっぱり、長いかも(笑)。ビデオで観たらまた寝ちゃう。

評価:emojiemojiemoji(すみません…)
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クライマーズ・ハイ

群馬県の地方都市、地方紙である北関東新聞社。地元が現場となった航空機事故で全権デスクに任命されたのは、はみ出し者の遊軍記者 悠木だった。真実を追う新聞記者らと情報を操作しようとする当局との攻防。新聞は、何を伝え、何を伝えないべきなのか。ジャーナリズムを追う新聞記者らの攻防を描く。原作 横山秀夫。2008年、日本。

何度も録画しては見ていなかった本作、お正月に見ました。泣けます。いいです堤真一。なぜ今まで見てこなかったのだろう、と思いました。

一本気過ぎる昭和型ブン屋、悠木と周囲の人々。離婚して分かれた息子との関係、早世した同僚とその息子との交流、ままならぬ職場環境。昭和の頃も平成の今も、変わっていないものも多いですね。

今では売れっ子の尾野真千子とかも出てます。みんなちょっとずつ若い。山崎努はやはり巧い。

評価:(5つ満点)

最強のふたり

パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップと、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年ドリスの交流を、笑いと涙を交えて描く実話に基づく物語。まったく共通点のない2人は衝突しあいながらもやがて互いを受け入れ友情を育んでいく。フランス。

巷で話題の本作、観てきました。『あなたにとって最高の一作に!』 とまでは行きませんでしたが…。フランス映画はどれもちょっとした皮肉というかエスプリが効いていて、それに反応できないと楽しめませんね。

もちろんこの映画でも主人公が大富豪であるとか、ドリスが思っていたよりいい人だったとか、そういうことが大きな意味を持つのですが、人生は実はそういう素敵な偶然の積み重ねで成り立っている、というストーリー、ご都合主義かもしれないですけど私は結構好きです。

どちらかというと笑いはあまりなく、しんみりとさせるヒューマンドラマです。フランス映画のこういう雰囲気が、好きですね。
 
評価:(5つ満点)

夢売るふたり

東京の片隅で小料理屋を営んでいた夫婦は火事ですべてを失う。再出発のためにふたりが選んだのは夫婦で働く結婚詐欺だった。嘘の繰り返しはやがて夫婦の歯車を狂わせて行く。『ゆれる』 『ディア・ドクター』 の西川美和監督作品。日本。

西川美和監督作品。ですから私には必見です。先に試写会に当たったという友人にぜひ観てきてください、とメールしたところ、内容が自分に重くて具合悪くなったと返信が…ごめんなさい。でもそのメールで私はますます楽しみになりました。

騙す男、騙される女。騙す男をそそのかす女。というありきたりな図式を、西川監督の脚本と、何よりもアベサダのコミカルな雰囲気で重たくなく仕上げています。それでも徐々に人を騙し続けることの罪悪感に押しつぶされそうになる夫、アベサダ。そして夫の夢の実現のためとはいえ、騙す相手の元へ夫を送り出し続けることに苛まれ始める妻、松。徐々に狂気を帯びてくる松の様子がまた、いいです。

何と言っても見逃してはいけないのが、ラストの表情。西川美和監督お得意の、ラスト主人公の顔のアップが!今回は松たか子です。松さんも、あんな表情できる大人になっていたのか…と感動しました。
『ゆれる』 のラストの香川照之にも劣らない、素晴らしい表情です。

ぜひとも、ご覧ください。

評価:(5つ満点)

ハリーポッターと死の秘宝Part1/Part2

ヴォルデモートとの最終決戦に挑むためにハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はホグワーツを出て分霊箱を探す旅に出る。過酷な旅を続ける3人にいつしか友情すらも揺らぎかけていた。ヴォルデモートの魂を分けたという分霊箱を探し出さない限り勝利はない。彼らの旅の終わりは。ハリーポッターシリーズ最終作。前編後編構成のため、前編を映画館で見た方々からは途中で終わったと不満の声多数。

みんなが泊まりに行ってしまい第1王子と私の2人きり。ビデオでも借りてこようと出かけ、DVDを借りてきた私に第1王子は 『なぜブルーレイを借りないのか?』 と一言。だってブルーレイはレンタル料高いでしょ、という私に今は同じ料金だけど…と第1王子。ええっ?返却の時に確かめてみたら、確かにそうでした。

知らなかった。いつの間に世の中ではブルーレイとDVDのレンタル料金が、同じになっていたのですか?という事実に気付いた本作。それはどーでもいいとして、ずっと映画館で観てきたハリーポッターの映画も、すごく面白かったのは3作目のアズカバンの囚人くらいまでで、その後次々と仲間が死んでいき、ヴォルデモートは着実に力を取り戻し、最終決戦に至るまでもう内容が暗いしつらいし、正直原作本も映画も観ていてつらかったです。もうちょっと、懐かしき青春の日々、みたいな作品にできなかったのでしょうか。

パート7である本作でも大事な仲間がどんどん死んでいきます。あの人までついに、というところで遺された 『選ばれし子ども』 であるハリーと彼がついにヴォルデモートを倒すのですが。

映画のラストシーンで、大人になったハリー達が自分達の子ども達をホグワーツ行きの特急が出発するキングス・クロス駅で見送るシーンで、パート1の映画で初めてハリーが同じ場所でホグワーツ特急を見た時の感動を思い出しました。

少年の日々はけっして戻らないのですね。ホグワーツよ、永遠に。

《おまけ》
しかしながら本シリーズはアラン・リックマン(スネイプ教授)始めエマ・トンプソン(トレーロニー教授)、マギー・スミス(マクゴナガル教授)など、一流の俳優が大勢出ていて大変豪華でした。セットもすごかったし何より魔法世界を見事に表現したパート1の感動は忘れません。パート1~3くらいまでをまた数年経ったら見直してみようと思います。

評価:(5つ満点)

天地明察

江戸、将軍家綱の時代、星を愛し星を追い続けた男がいた。一介の碁打ちに過ぎなかった安井算哲は囲碁の対局よりも星と算術に夢中。その才能を見抜かれ幕府から日本初の暦作りを命じられる。途方もない時間と労力を注ぎ、安井算哲はついに日本独自の暦を作り上げることができるのか。渋川春海(安井算哲)の貞享改暦を描く。冲方丁 原作、滝田洋二朗(『おくりびと』)監督作品。日本。

主演の岡田くんがとっても良かったです、なかなかいい役者です。原作を読んでから行こうと思ってましたが映画が先になってしまいました。ストーリーは若干長めでやや真ん中が眠くなるのですが、星の動きと算術を愛した安井算哲という人の魅力が十分に表現されており、正直算哲は変人なのでしょうけどそれを岡田くんを配役することで魅力ある主人公としており、とても良かったと思います(やっぱり主人公はイケメンでないと)。

北極星の位置を確認する北極出地で、同行していた役人の岸辺一徳さんと笹野高史さんのコミカルな演技も良かったですね。算哲は生涯をかけて正しい暦を作成するために尽力するのですが、自分達が立っているこの地が球体であること、地軸が傾いていること、緯度経度の関係、を理解し想像し中国との暦のズレを修正していった彼の偉業がよく分かり、大変勉強になりました。あんまり伝記などに興味のない私でも、原作を改めて読んでみようと思いました。

評価:(5つ満点)

ジェーン・エア

早くして両親を失い引き取られた先の伯母に疎んじられ、孤児院で辛い思いをしながら育ったジェーン。家庭教師の免許を獲得した彼女はソーンフィールド邸に住み込みながら働くことになる。充足した日々を送っていた彼女はそれまで不在であったソーンフィールド邸の主人ロチェスターと出会う。どこか暗くて冷たい雰囲気に包まれた彼と徐々に心を通わせるようになり、恋に落ちるジェーン。しかしロチェスターが抱えていた恐ろしい秘密を知ってしまう。シャーロット・ブロンテ原作。ミア・ワシコウスカ主演。イギリス、アメリカ。

古典中の古典、ジェーン・エアのリメイク版。主演のミア・ワシコウスカ、3D映画の 『アリス・イン・ワンダーランド』 でも主演だったそうですが、よく覚えてない…。正統派美人です。古いイギリスのマナーハウスの様子、人々の服装など、イギリス貴族の様子が分かり興味深いですが、基本はこの話怖い話なのでどうなるのかドキドキします。

愛はすべてを包む。という物語。こんなおおざっぱな感想でいいのか…。

評価:(5つ満点)

テルマエ・ロマエ

terumae.jpg古代ローマで浴場の設計をするルシウスと現代日本の風呂好きたちがローマのために風呂を作り上げる。古代ローマから突然現代の日本にタイムスリップしたルシウス。漫画家志望の真実と出会い日本で出会った銭湯の工夫に感動し、ローマの未来のために新しい風呂の建設に挑む。マンガ大賞、手塚治虫文化賞のW受賞を果たしたヤマザキマリのコミックを実写映画化、顔の濃い俳優達が勢揃いでも話題に。日本。

仕事に行き始めてから本当に映画館に行けない…と夏休みなので第2王子と一緒に行ってきました。案外マジメな内容で作ってあってかえっておかしかったです。タイムスリップの方法がかなり強引なのが気になり、更にローマに行けばいきなりのバイリンガル宣言もかなり気になりますが(苦笑)。ストーリー展開そのものより濃い顔揃いのローマ人を演じた俳優陣ばかり目についてしまいました。市村正親の皇帝ぶり、やはりかなり堂々としていて良かったです、適役です。

ローマ人エキストラを演じたイタリアの人達もすごいですが(こんな映画に付き合わされて、笑)、とにかくセットがすごいですね。その辺が見どころです。

評価:(5つ満点)
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DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
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