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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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MIB3

mib3.jpg秘密組織MIB(Men in Black)のエージェントKとJは日々地球上に潜む異星人の取り締まりに追われている。ある日何者かの手により Kは40年前に殉職した』と歴史を書き換えられてしまう。突然消えてしまったKを取り戻すため、Jはこの謎を追い1960年代にタイムトラベル、若かりし頃のKと再会を果たすが。JはKを取り戻し、地球の未来を救えるのか。

宇宙人ジョーンズと人気者ウィル・スミス。どっちも大好きな私にはぴったりの娯楽映画です。映画ではジョーンズは宇宙人じゃなくて宇宙人を取り締まる役なんですけどね。最近本当に映画の時間が取れなくなりました、本作は第2王子と鑑賞です。ですから吹替です、吹替もいいものですよ。

Kが消えてしまったことで様々な未来が変わってしまった現代。なぜかJだけはKの事を覚えていて、口うるさいけど大事な相棒Kを取り戻すためにタイムスリップをすることに。60年代にもMIBがいたってことも面白いし、その時代のMIBもかなりハイテクマシンを使いこなしてるところもまた面白いです。若い頃のK役の人が本当にジョーンズによく似ていて、うまい人選んだなぁと関心しちゃいます。

更になぜKがかつて一般人だったJをスカウトしたのか、など二人の因縁も分かり、ちょっと涙(笑)。笑いあり涙あり、見事なシリーズに仕上がってます。お子さまにもオススメ。

評価:(やっぱり映画はウィル・スミス)
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幸せの教室

larry.jpg大卒ではないという理由で、長年勤めていたスーパーをリストラされてしまったラリー。再就職の当てもなく落ち込んでいたが心機一転、再就職のためのスキルを身につけようと短期大学に入学する。そこで出会ったのはスピーチの授業を担当する教師メルセデス。いつも仏頂面で酒に酔って暴言を吐く彼女は、結婚生活の破綻からアルコールに走り、教師としての情熱も日々の喜びさえも見失っていた。初めてのキャンパスで年齢も境遇も違う様々な人々と出会うことで世界を広げ、かつてない充実した日々を送り始めるラリー。メルセデスはそんなラリーとの出会いを通して再び自分と向き合い始める。アメリカ。

原題は主人公の名前である 『LARRY CROWNE』 。いつものことながらこうした邦題を付ける配給元ってすごいと思います。トム・ハンクスはやはりいいですね、いくつになってもチャーミングです。ジュリア・ロバーツも円熟していて大人の女という感じでいいです。舞台は短大のスピーチクラス。やる気のない教師とやる気満々のオジサン学生。その噛みあわない関係が徐々に…という、実に何でもない日常を描いた映画ながら、観て良かったなぁと思わせるのは、やっぱりトム・ハンクスの演出と、主役を張れる演技力でしょうか。

良い隣人、良い友人、そして出会った新しい恋人。こういうアメリカの良心を描いた作品も、好きです。

評価:(5つ満点)

わが母の記

wagahaha.jpg昭和39年、小説家の伊上洪作は父が亡くなり母 八重の面倒を見ることになる。幼少期に母と離れて暮らしていたため距離を置いていた洪作だったが、妻や3人の娘、妹たちに支えられ自身の幼いころの記憶と八重の思いに向き合うことに。八重は薄れゆく記憶の中で息子への愛を確かめ、洪作はそんな母を理解し次第に受け入れられるようになっていく。井上靖の自伝的小説を映画化。役所広司、樹木希林、宮崎あおい主演。モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で審査員特別グランプリ受賞。日本。

映画での役名は、洪作(こうさく)とおぬいばあさん(洪作の養母)です。この名前は井上靖の自伝的小説 『しろばんば』 の設定そのままですね。60~70年代を見事に演出したのも素晴らしいです。樹木希林はもう前評判通り素晴らしいです、詩を朗読するシーンで泣かない人はいまい。と思うほど、その演技に気迫を感じました。役所広司は本当に俳優として円熟しており、これまた素晴らしかったです。頑固で、かつ家族を愛する父親を見事に表現しました。

子どもは親との関係ができていないといくつになってもそのことに悩むものなんですね。自分自身のルーツを自分で確認すること、それが自分の生きる道を確かめることにつながるからなんですね。そのことを強く感じさせてくれた、作品でした。脇を固める俳優陣もみな素晴らしかったです。はー映画って、本当にいいものですね(笑)。

私が観る映画はいつもお客さんガラガラで10名に満たないことも多いのですが、本作はほぼ満席でした。60~70代の方が多かったです。

評価:(5つ満点)

シャーロックホームズ シャドウゲーム

sh_sg.pngヨーロッパ各地で連続爆破事件が発生。ホームズは天才数学者で作家のモリアーティ教授こそが黒幕だと推理する。事件に関与していると見たアイリーンが姿を消しワトソンの命も狙うと脅迫されたホームズは、事件解決の鍵となる女性シムを探しにフランスへ向かうが。ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ主演。 『シャーロック・ホームズ(2009)』 続編。アメリカ。

ジュード・ロウ、カッコイイです。ロバート・ダウニー・Jr.もですけど。ホームズの活躍する19世紀という設定もいいですね。モリアーティ教授の悪人ぶりもスタンダードと言えばそうなんですが、瞬時に状況を把握し様々な映像を脳に記録し活用できるホームズの能力が、とにかくスゴイです。まるで名探偵コナンくんだな…と思ってましたが、逆か。コナンくんが、ホームズみたい、なんだった。

第2王子が観たいと言ってましたが私一人で観ちゃいました。でも第2王子にはちょっと難しい内容で多分分からなかったからいいでしょう。

評価:(5つ満点)

ヘルプ 心がつなぐストーリー

help.png南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーターは当たり前のように黒人メイド達に囲まれて育ったが、大人になり白人社会に置かれたメイドたちの立場に疑問を抱き始める。真実を求めメイド達にインタビューを試みるスキーターだったが誰もが口を閉ざすばかり。そんな中1人のメイドがインタビューに応じたことから社会全体を巻き込んだ大きな事態へと進展していく。1960年代の米ミシシッピ州を舞台に白人女性と黒人家政婦たちの友情が旧態依然とした街を変革していく様子を描く。アメリカ。

60年代、白人上流階級の家庭には黒人メイド達がいた。という事実。自由の国アメリカ、と言われ久しいアメリカ合衆国ですが、この映画のような背景があったことを忘れてはその歴史を語れないのですね。女優陣の演技がみな見事です、メイド達、上流階級の家に育ったお嬢さん達、その母親達。私は外国人としてアメリカの歴史の1つという見方で興味深く観られましたが、同年代を生きた人でしかもこの舞台であるアメリカ南部地方で育った人には、とても重いテーマだったことと思います。

重いテーマにも関わらず、明るく演じきった女優陣みんなに、アカデミー女優賞ですね。

 評価:(5つ満点)

ドラえもん のび太と奇跡の島

kisekino.png タイムトリモチで500年前に絶滅した巨大な鳥モアを捕まえてしまったのび太とドラえもん。絶滅動物を保護しているベレーガモンド島へモアを連れていくことにした。そこはゴールデンヘラクレスと呼ばれる黄金のカブトムシの力に守られた、不思議な島だった。ドラえもんたちはロッコロ族の少女コロンやドードー鳥のクラージョ、のび太にそっくりな少年ダッケと出会い、見たこともない動物たちと楽しく過ごす。ところがゴールデンヘラクレスを狙う悪の商人シャーマンが島を襲ってきた。島と島の人々を守るため、ついにのび太と仲間達は立ち上がる!日本。

小学生の母としてはお約束でしょうドラえもん。またしてもクライマックスで寝てしまいましたが…。それにしても最近のアニメの映像はキレイですね、のび太もみんなもくっきりはっきり。パパが冒頭大人なのにヤンチャぶりを発揮したり、謎の少年ダッケとの絡みなど、やっぱりドラえもんもずいぶん現代風にアレンジされてますね。平成っ子ののび太達、昭和の子の私が見るとちょっとやっぱり違うな。

ドラえもんも以前よりずっとおっちょこちょい(これも昭和の死語)になったような気がしますが、どうでしょうね。芋掘りロボットゴンスケがゲストで出ていて楽しいです。

評価:(5つ満点)

STAR WARS エピソード1 ファントム・メナス 3D

swep13d.jpg

遠い昔、はるか彼方の銀河系。長らく平和が続いた銀河共和国に混乱の兆しが見えていた。利益を追求する通商連合は武装艦隊で惑星ナブーを武力封鎖する。若き女王アミダラは連合の強引な要求を拒否し、元老院はその調停のため2人のジェダイの騎士クワイ=ガン・ジン、オビ=ワン・ケノービを派遣する。しかし通商連合の背後で暗躍していた暗黒卿ダーク・シディアスによりジェダイは交渉の場から追われることとなる。敵から逃れたジェダイらはナブーの原住民グンガン族の助けを借り、アミダラ女王と側近らと共に元老院の調停を求め銀河共和国の首都コルサントを目指し惑星を脱出した。通商連合の襲撃で宇宙船は破損するものの一行は辺境の惑星タトゥイーンに逃れる。その惑星でクワイ=ガンは才能溢れる奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーと運命の出会いを果たす。彼の血に流れるジェダイの才能を見抜いたクワイ=ガンは反対するオビ=ワンやジェダイ評議会の反対を押し切り、アナキンの母シミを説き伏せ彼をコルサントへ連れて行く。コルサントでは元老院最高議長バローラムは実権を失い、野心家であるパルパティーンが最高議長に推挙される。女王アミダラはナブーへ戻り戦う決意を固めた。一方ジェダイ評議会は強すぎるフォースを持つアナキンをジェダイとして教育することに異を唱える。クワイ=ガンはヨーダとメイス・.ウィンドウを説得、自らが師としてアナキンを教育することを認めさせる。通商連合軍の占領下にあるナブーに帰還した一行は長年確執のあったグンガン族と和解し共に戦うことを決意。戦闘の最中、悪に墜ちたジェダイであるシスの戦士ダース・モールが現れクワイ=ガンとオビ=ワンを襲う。死闘の末クワイ=ガンが刃に倒れるがオビ=ワンは師の仇をとる。その間アナキンはうっかり乗ってしまったスターファイターで敵艦に乗り込み、みごと敵の心臓部である核融合炉を破壊、大活躍する。ナブーは通商連合に勝利を収めた。クワイ=ガンに代わりオビ=ワンがアナキンの新たな師となり、アナキンはジェダイ騎士への道を歩み始める。…のスター・ウォーズ・シリーズが3Dになって帰ってきた。初公開となるシーンを追加しての最新バージョン、超高速ポッド・レース、ライトセーバーの閃光、刺客ダース・モ―ルとの決闘など3Dならではの迫力と興奮をふんだんに盛り込んだ新エピソード1。アメリカ。

↑上のあらすじは私の趣味でダラダラ書いてありますので読み飛ばしていただいてもちろん結構です。どこが未公開シーンだったのだろう…あんなに飽きるほどセリフを覚えるほど見ている私でも気付きませんでした。

さて行きましたよもちろん。3Dとかは実はどうでもよく、Star Warsがスクリーンで観られる、というだけで大満足なのです。ちょっと遅刻してああっタイトルロールを見ないとこの映画の半分以上の価値がないのにぃぃと思いつつ席に着きました。しばらく見ていて気が付きました。誰もいません。ついに、映画館 【貸切】 を体験してしまいました!!

今回の3D結構よかったなと思ったのは、画面が暗くないです。アバター始め、出たての頃の3D作品はメガネのせいかどれも画面が暗くてすごく見づらかったのですが、今回のStar Warsすごく明るくてキレイで良かったです。途中から1人であることに気付いたので、『いけっオビワン、そこだ!』 とか叫ぼうかなとも思ったのですが、大人しく見てました。私が入らなければ観客ゼロ。それでもフィルムは回る。そのことに感動しつつ?堪能してきました。

3D効果についてですが、ポッドレースも期待していたほどすごくもなく、2Dの時も十分に迫力あったなということを思い出しただけでした。ようするにおんなじ映画です。当たり前だ。往年のファンにとってはStar Warsをスクリーンで観られるだけでもう、十分なのですよ。

もう1回行くかなと思い、第2王子にStar Wars観に行くー?と聞いたら別に3Dじゃなくても何度もテレビで見たでしょ。と言われてしまい、がーんとしてしまいました。スクリーンで観るからいいんじゃんか…。ママ1人で行くかな、と思っていたら終わってしまいました。今回はクワイガンが果たして最初からパドメが本物のアミダラだと分かっていたのか?という視点でも観てみましたが、ナブーでグンガン人のボスに謁見した時の、パドメの言う 『私が女王です』 の言葉に、オビワンは思いっきり驚いてたし、クワイガンの表情もちょっと微妙でした。うーん、フォースの力で分からないわけ?分からないんだろうなぁ、すぐそばにシス卿がいても分からんくらいだからな。

エピソード1はルーカスフィルムが満を持して資金を投入した作品のため、ストーリー、キャスト、セット、SFX、衣装とすべてよい出来で皆様にオススメします。一緒にセリフを覚えるほど観ましょう。

評価:(私個人は×10ですが)

サラの鍵

sarah.pngユダヤ人の少女サラはパリ一斉検挙の朝、弟を納戸に隠して鍵をかけた。すぐに戻れると信じて。60年後、アメリカ人ジャーナリストのジュリアはフランス人の夫と自分が暮らすパリのパートに、かつてサラの家族が住んでいたことを知る。サラの足跡をたどる中、次々と明かされる秘密が彼女を揺さぶり、彼女の人生さえも大きく変えていく。ナチス・ドイツの占領下にあったヴィシー政権時代のフランスで起きたヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件を題材に描く。フランス。

『黄色い星の子供たち』 と同じくヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件です。同じテーマの映画が続きますね。この歴史上の事件と現代のパリに暮らすアメリカ人ジャーナリストの生活をリンクさせたところが見事です。単に過去の歴史上の事件として片付けない姿勢。ジャーナリズムとは?生命の重みとは?思いがけない妊娠で揺れるジュリアの心情をうまく重ね合わせていると思います。

それ以上に、現代に生きる私達にもっと歴史を知るべきだ、と訴えてくる作品と言えると思います。今も私達が知らないだけで、世界では苦しんでいる人々がいるのだという事実。このことを知るべきだ、というメッセージだと感じました。平和に暮らしていた家族に訪れた突然の悲劇。そのことを、ジュリアのように感じることができるでしょうか。

評価:(5つ満点)

黄色い星の子供たち 2012/1/19
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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
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かぎ針編み プール
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車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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