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読書と映画と観劇と

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海猿

img20060124.jpg 『ドラマのフジ』 って感じの映画でした。
この映画、伊藤英明ファンの義妹と観に行く約束だったのに、あっという間に公開が終わってしまったので結局観に行けませんでした。というわけでビデオ借りてみました。

伊藤英明演じる仙崎が潜水士の訓練を受ける箇所が映画のストーリーなのですが、海上保安庁という未知の世界のお仕事にちょっと興味がある私は結構楽しめました。潜水士というのはエリートらしく、この訓練に参加するだけでも選抜があるようで、訓練では更にしごかれ、という体育会系バリバリの職場で友情あり恋愛ありの、フジテレビドラマ。でもいいのではないでしょうか。

以前NHKで2夜連続で同じ 『海猿』 のドラマ化したものをやっていましたが、この時の仙崎は国分太一くんで、シージャックされたカーフェリーの救出にあたる、という内容でした。初めて海上保安官の活躍するドラマを観た私は面白いと思いましたが、その後の新聞書評にはちょっと大げさ過ぎる、と辛口批評が載っていたのを覚えています。

確かにこの映画でも本来はしてはいけない判断を教官が下す箇所があり、それが問題となって査問委員会が開かれ教官は処罰を受けることになるのですが、それを訓練生全員が庇う、という箇所、いかにもですが、まぁそれはやっぱりフジテレビドラマ、ということで。

なかなか面白かったです。ただ伊藤英明、カッコイイのにあの髪型だけはどうにかならないのかな?わざとああいう風にカッコ悪くしているのか?

評価:(5つ満点)
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オペラ座の怪人

img20060124.jpg劇場に観に行って良かったです。というのもうちでビデオで観ていると寝ちゃいそうだからです(爆)。駄作という意味ではなく、やはり迫力が物を言う作品だからですね。

さて舞台演出でもお馴染みのアンドリュー・ロイド・ウェーバーが演出しているこの映画。私の知っているオペラ座の怪人のストーリーとはかなり違ってましたがそれはそれでとても楽しめました。最初と最後が現在のシーンでそこをわざとモノクロにしているのも良かった。想い出の方がカラーでより鮮やかに、という雰囲気が非常によく出ていました。

主役のエミー・ブロッサム始めとする俳優陣のほとんどが吹き替えなしで歌っているというところもみどころです。素晴らしいですね。本来はファントム(怪人)の歌姫クリスティーヌへの倒錯した愛、というのがテーマだと思うのですが、今回の映画ではどちらかというと父性愛のようなものを感じます。

あとクリスティーヌは私の知る限りはもっとイヤな女だという話なのですが、この映画でのクリスティーヌは非の打ち所がないですね。努力家だし可愛いし。
映画を観た人はみんな 『ファントムの方がカッコよすぎるっ』 と言ってました。そうかも。

評価:(5つ満点)

ハウルの動く城

img20060124.jpgやっと行って来ました。ハウルの城、動いてました。がっそれだけでした…。

私は自分でも熱烈なジブリファンだと自認しておりまして、前作 『千と千尋の神隠し』 は劇場で2回観ました。ちなみにその時第1王子は 『3回観た』 というのがよく分からない自慢。なので今回の 『ハウルの動く城』 への期待も相当なものでした。
がっしかし。

スタジオジブリは一体何を見てこの作品を作ったのか?私には全く分かりませんでした。時代背景も不明だし、ハウルの存在意義も意志も不明だし、だからその周りの人々の存在意義も全く不明。なぜおばあさんになったソフィーがハウルの城を目指すのか?そこに留まることを望むのか?そして一番分からないのが、なぜハウルは金髪がカッコいいと思っているのか?(爆)

公開前話題になったハウル役の声優キムタクですが、私はなかなかいいと思いました。公開した週に観に行った第1王子も 『キムタクって感じしなかったよ』 と大人くさい感想言ってしましたが、まさにその通りでキムタクさを感じさせない声の演技、むしろ良かったです。

が、ちまたの評判通り倍賞さんのソフィーがかなり…難しかったのでは。やっぱり声優は本業の人に頼んだほうがいいのではないでしょうかねぇ。もちろん私も倍賞さんが名優であることは認めております。

多分、人が生きるには年齢というものは見せかけでしかなく、同じく名前や職業も見せかけであり、大切なことは今をどう生きるか?ということなのだ、とか何とかなのでは…と無理矢理思おうとしましたが、やっぱり分からないや。途中2回ほど寝てしまいました、すみません。

映像は確かに素晴らしい。しかしそれ以上に期待したものが大きすぎたのでしょうか。反論をコメントにてお待ちしております。

評価:(自分でもショック…)

ターミナル

img20060124.jpg今回も予告から必ず観たいと思わせる映画。さすがスピルバーグ。2時間弱のストーリーもあらゆるエピソードが事細かに設定してあり、一分の隙もない。さすがスピルバーグ。…だからちょっと完璧すぎて、もう少しゆるみが欲しかったというのが本音です。

トム・ハンクスは今回も素晴らしい。英語ができないロシア人の役なのですが、片言の英語から彼が空港内で生き抜くために仕事を見つけていく中で英語を習得する様子、観ていてもほほえましく、嬉しくなってきます。途中2回ほどお金がなくてバーガーキングで無料でもらえるクラッカーにケチャップとマスタードをはさんでいるビクター(トム)、何とも哀愁漂いまくり。

空港内で徐々に彼のファン/友人が増え、彼の恋を応援するシーンは観ていて本当に楽しい。

ただ最後のシーンは蛇足だったかな、と私は思います。ビクターがニューヨークの街へ足を踏み出したシーンで終わった方が良かったんじゃないかなぁ。
特に大仕掛けがある映画ではないので、ビデオで十分楽しめますのでぜひどうぞ。

評価:(5つ満点)

カンフーハッスル

img20060124.jpg私、少林サッカーが大好きです。何度観ても面白いと思う。素晴らしい作品です。ですからこの 『カンフーハッスル』 もかなり期待して行きました。

がっ…ちょい外しました。がっかり。いつもの通り周星馳演じる星(シン)が主役なのですが、ほとんど脇役的な主役。最後にあの展開はないだろう、というかなり強引な役どころ設定。その他の人物設定は結構いいのにねぇ。星の役どころを間違えましたね、監督(って本人ですが)。

今回はアクションや他の映画のパロディよりも、貧乏長屋の大家夫婦の夫婦愛の描き方に共感を覚えました。あの2人いい味出してます。あとちょっと暴力シーンが多すぎて小学生の第1王子を連れて行ったのはちょっと失敗でした。

ちなみに周星馳は日本では 『チャウ・シンチー』 と呼ばれていますが、香港風に言うと 『Stephen Chew』 です。誰も 『ステファン・チョー』 と日本では呼ばないのはなぜ?

※念のため言っておきますが、馳星周同様私も彼のファンであることには間違いありません。結構私好みの変な顔(笑)。

評価:(1つかなりオマケ)

誰も知らない

img20050821.jpg不思議な感覚の作品でした。ストーリーは始めから終わりまで完全に主人公である長男 明の 『子どもの視点』 で表現されています。自分達を捨てて出て行ってしまったひどい母親であるのに、その母親に対する愛情があるものだから芯から母親を憎みきれない。それどころかそんな母親を受け止め、理解しようとまでしている。何もかも受容している明の心情が最後まで痛いです。

親として、身につまされる部分が多くありました。
母親であるけい子(YOU)は子ども達を愛し可愛がっていた。にも関わらず自分は好きな男と暮らす道を選ぶ。そのために子ども達の存在を隠し、ある日突然荷物を抱えて出て行ってしまう。

出て行くときのけい子と明の会話。
『おかあさんは幸せになっちゃいけないわけ?』
子どもは可愛い。けれどそれが全てではないはず。といつも自分の自己実現についてばかり考えている私にとって、キツイ台詞でした。

評価:(5つ満点)

デイ・アフター・トゥモロー

img20050821.jpg大スペクタクル・パニック映画、という内容を期待してビデオで観たのですが、結局なんなんだ?という印象でした。テーマとして何が言いたいのか不明です。 『地球温暖化防止』 が言いたいのか 『アメリカの父親は強い』 が言いたいのか?どちらにしてもイマイチな印象の映画でした。

更に 『東京・千代田区』 というシーンがあるのですが、明らかに考証を誤っている現代東京で非常に違和感を感じます(笑)。あんな風にシャッターをガラガラと落とす屋台なんてないし、ネオンや看板も一体どこを参考にして作ったのかかなり謎なモノが多い中、『クロネコヤマト』 という看板だけがしっかり読み取れました。でも絶対あんなヤマト運輸の看板はないはず。

仲間を犠牲にしてまで息子を助けに行く父親といい、本当に最後まで何を言いたいのかよく分からない映画だった。パニック映画ならパニック効果だけに絞った方がいいかもしれないですね。

評価:(5つ満点)

Re:プレイ

img20050821.jpgこれもビデオで観たのですが、事故にあった主人公は2000年と2002年の2つの記憶を行ったり来たりし、主人公と共に視聴者もどちらが本当の記憶なのかをドキドキしながら考えます。しかし事実は…というストーリー。どちらが本物か?は最後まで分からないのですが、最後の展開はちょっと逃げに入っている感じ。途中の主人公が命を狙われている、というハラハラ感は結構楽しめます。

『死ぬまでにしたい10のこと』 のサラ ポーリーが出ていますが、このサラはとても可愛らしい印象で中山エミリみたいです。と思いっきり私見書いてみました。それにしてもこれも原題と邦題が全く違いますね、原題は 『The I Inside』 というそうです。でもこの邦題 Re:プレイ って上手いなぁと思う。誰が考えるのかな、邦題って。

評価:(5つ満点)
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
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車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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