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読書と映画と観劇と

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大奥

oooku.jpg残りは余生
新春初映画は大奥。単に時間が合うのがこれだけだったから。しかし、外したかも…。やっぱり主演男優が超イケメン(※私好みの)とかだったら良かったのかもしれないけど…。

ストーリーは長すぎ、飽きます。演技が光っていた?のは杉田かおるさん位で、それでも紫頭巾姿などに結構笑いそうになってしまい、ウケ狙いか?と思ったけど(ってスミマセン)。

仲間由紀恵はとっても可愛いので私は好きなんですけど、auの宣伝とこの映画との 【違い】 がまーったくと言ってありません。何をやらせても彼女は 『仲間由紀恵』 以外の何者でもなく。それは彼女がスターであるということなのかもしれないけど、正直映画の出来としては不満です。

ところどころ台詞使いが 『おっ』 と思わせる所はあったんですけどね。ラストシーンで絵島が別れを告げに来た月光院に 『これからの人生は、余生と思っても良いと思える一夜でございました。』 というシーンがあるのですが、20代でもう余生…。ちょっと話作りすぎかな、やっぱり。

評価:(5つ満点)
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ハチミツとクローバー

hatikuromovie01.jpg実写版ハチクロ
羽海野チカさんのマンガ 『ハチミツとクローバー』 に遅まきながらハマりまくりの私は、迷いましたが実写版ハチクロ、1人で観に行っちゃいました。だって誰も一緒には行ってくれないでしょ…(笑)。

私の愛読誌 『ダ・ヴィンチ』 でも 『ハチクロ映画特集』 として原作者の羽海野さんと主役はぐちゃんを演じた蒼井優さんとの対談が載ってましたが、そこに

蒼井さん
『身長160cmの私がはぐちゃんを演じてしまっていいのか迷って』
羽海野さん
『いや、女優さんって身長も小さく演じることが出来るんだ!って感動しました、本当に小さく見えました!』


という会話があり、なるほどと思いました。

確かにスタイリストさんはわざと蒼井さんにブカブカの靴を履かせたり、色々苦労して工夫したそうです。テレビCMなどで見るハキハキした蒼井さんとはまるで別人で、私もスゴイなと思いました。

評価:(映画としては…?)

ゲド戦記

gedo.png混沌とした社会を生きる
ジブリファンを自称する私は、前評判に惑わされず一応観ることにしていた本作。第1王子は観ないと散々言っていたので東京で1人で観ましたが、やはり1人で観て良かったです。というのも第1王子にはつまらない内容だと思うので。

スタジオジブリはもはや、大人向けの映画しか作らなく(作れなく)なってしまったのでしょうか?監督は宮崎駿氏の息子である宮崎吾郎氏、映画としての完成度はいいと思いますが、噂では宮崎駿氏は試写の途中で席を立ったとか。それはホントか…しかもそのシーンを知りたかったり。

アニメーションの技法や美しい映像はやはりスタジオジブリ、国内外での高い評価に今回も値します。では何が不満か。

まずはストーリー。話として 『混沌とした社会の中で人はいかに正道を生きるべきか』 ということを言いたいのは分かるが、どうも中途半端。まず賢人ゲドの位置付けがハッキリしない。大賢人だそうだが、大賢人って何?魔法使いだそうだが魔法使いって何?その辺から分からない。

また自分自身の悪の部分(影)に怯えるあまり、実父を殺害してしまう王子アレン、これまたよく分からない。悪の部分と対峙するならともかく、飲み込まれそうになり、ついに終わりだーという寸前で助けてもらう役。何なんだ?

そしてテルー。彼女は…まぁ有体に言って人ではないのですが、それはどういう意味?ううううん…。

原作を読んでない私が言うのもなんですが、ゲドが自身の才能(魔法使い)に目覚め、成長していく様を描くのならばまだ分かりやすいのですが、ゲドは既に大賢人という悟りを開いている状態。では主人公はアレンか?というとこれまた上記の通り中途半端。
なので何だか消化不良といったところです。

この映画でいいと思った点は、混沌とした街の様子を描いた場面と、悪い魔女クモの声を演じた田中裕子、あと竜の飛翔感ですかね。ジブリは飛翔感だけ、と言われないようにもうそろそろ内容で頑張って頂きたいのですが…。

とにかく子ども向けではないことは確か。いいのかそれで。

評価:(厳しいけど特記する点がない)

嫌われ松子の一生

img20060608.jpg花も実もある松子の人生?
松子を演じた中谷美紀のインタビュー記事が映画公開前に新聞に載っており、かなりキツイ撮影だったようで

『一度あまりにもキレてしまい、監督の前にお金を積んで 「これまで撮影にかかったお金はお返ししますので別の女優を雇ってくださいっ」 と言おうと思ったこともあった。』

とありました。ますます映画必見と思ってしまいました。

で映画。
原作にほぼ忠実でありながら、さすが下妻物語も撮った監督。原作のエピソードをほぼ忠実に要所要所盛り込みながらも、途中ラップ調の音楽でミュージカル仕立てにしたり、原作にはないエピソードも盛り込みながら、エンタメとして原作とは独立した作品に仕上げていました。

原作はややこしい人間関係とすぐ男にのめりこんでしまう松子の性格が面白いので、そこの端折りはやや不満に感じるところもありますが、2時間という枠で作るならばそれは仕方がないというところでしょう。

原作の松子の人生は破天荒も破天荒、花咲く道なんてどこの話。悲惨度は最悪で男には殴られっぱなし捨てられっぱなし、挙句には1人刺し殺して刑務所行き。それでもめげずにまた男に入れ込む所は原作のまま。

評価:(5つ満点)

下妻物語

img20060530.jpg桃子とイチゴとキャベツが舞う下妻
久々にテレビ放映の映画を見ました。一度観たかった下妻物語。おそらく同じ監督の 『嫌われ松子の一生』 の宣伝のための放映と思われますが、思っていた以上に私の趣味に合っていて良かったです(笑)。

途中挿入されるアニメも 『パワーパフガールズ』 調の絵でこれまた結構私好み。このワケ分かんない展開ぶりが私にも第1王子にも非常に好み。

しかし以前からお話している通り、私は映画にはいつも確固としたテーマを求めています。この映画には、それがある!ないようで(笑)あるのです。

ロリータファッションにしか興味のなさそうな桃子は、実はそれが彼女にとっての自己実現なのである。そして同じくヤンキー仕様の原付を乗り回し暴走族 『ポニーテール(ホントは漢字なんですが忘れました)』 の活動をするイチゴも、それが彼女にとっての自己実現。そんな2人がたまたま出会って…。

Babyのお洋服にしか興味のない桃子は、最初何やかやと自分のことを知りたがり顔を見に来るイチゴをうっとおしく感じる。洋服はフリフリでも心は孤高なのだ(笑)。
そんな桃子、いつも3時間かけてお買い物に行く代官山のBabyのお店でたまたまデザイナーでもある社長と会い、自分で刺繍を施したボンネットを絶賛され感動のあまり昏倒する。

評価:(5つ満点)

レモニースニケットの世にも不幸せな物語

img20060529.jpg公開時第1王子を連れて行こうと思っていた映画だったのに見逃してしまったので、図書館情報センター(分館)にあるのを見つけた時は嬉しかったです。映画は原作本の3巻分位までを元に作られているとか。

全体としてなかなかいい出来です。ストーリーもSFXもすごいです。
物語の進行役として作者である 『レモニー・スニケット』 がタイプライターを打ちながら話を進める、という辺りが子どもには分かりにくいかな、と思っていましたが、第1王子にもちゃんと分かったようで 『結構面白かった』 と言っていました。続編が公開されたらきっと一緒に観に行きます。

両親が不慮の事故(火事)で亡くなり途方にくれる三兄弟の元へ、顧問弁護士は次々と新しい 『後見人』 を紹介してきます。現在14歳である長姉ヴァイオレットが18歳になるまでは両親の財産を相続することはできないためで、そのために兄弟を育てる後見人は必要不可欠なのだそうです。

最初の後見人オラフ伯爵は遺産目当てに早速子ども達を危機に陥れます。電車に轢かれそうになったり、海辺の家が崩れて崖下へ落ちそうになったりとすごい状況にありながら、冷静な三兄弟は知恵を働かせ危機を乗り越える、大人顔負けの頭脳と行動力です。こんなピンチありえないでしょーというピンチをこれまたすごい工夫と勇気で乗り越える3人、子どもばかりでなく大人が観ても十分楽しめます。

また時代設定がやや古いため、ヴァイオレットのドレスやコートなどヴィクトリア朝風のものが非常に愛らしく、それも楽しめます。本当に黒いドレスのヴァイオレット、可愛いです。それだけでも必見です(笑)。

評価:(5つ満点)

ダ・ヴィンチ・コード

img20060614.png超話題作。全世界沸騰らしい(笑)。

これは見逃せないと、公開された翌週に行ってきました。実は原作を何度も読もうとしては読みきれなくて図書館へ返してしまったため、まだ未読なのです。おそらく原作では 『ダ・ヴィンチ・コード』 なるものの謎はもっとずっとややこしいのだと思いますが、この映画はエンタメとしては出来も良く十分に楽しめました。

まずトム・ハンクスですが、私は彼の話す英語と非常に相性が良くすごくよく聞き取れます。なので自分がすごく英語が出来るようになった気分になり気分がいいです(笑)。それだけでもゴキゲンです。
と横道にそれてないで本題です。

登場人物の設定もいいですね。秘密を守り続ける秘密結社の重要人物が殺害される。彼はルーブル美術館の館長をしていた。その孫娘は警察の暗号解読官。更にちょうど学会の発表でアメリカの暗号の権威であるハンクス演じる大学教授が来仏中。その3人(1人は既に死体ですが…)が出会う場面。全てが謎だらけ、そしてジャン・レノ演じる刑事も果たして敵なのか味方なのか。

祖父の残した暗号を解読した2人は警察にもキリスト教の謎の秘密結社にも命を狙われながらも、彼の遺志を継ぐために命がけで謎解きに迫っていきます。彼らだからこそできる暗号の解読、そして彼らだからこそできる協力者への協力要請など、エンタメの要素をムリなく盛り込んだ本作、映画としても必見です。

ただ…やはり 『謎』 そのものの設定がどうしてもフィクションとしか思えないですね私は。バチカンが公開妨害をしているとか、公開延期や中止を余儀なくされた国があるとか聞いても、もしや映画の話題作りのためじゃないの?とまで思ってしまう(笑)。そこまでバチカンはしないでしょうが…。

私の意見は 【ダ・ヴィンチ・コードはフィクションだから面白い】 これが真実です。
原作を読んだ友人も、やはり映画ははしょり過ぎだと言っていました。時間的にも仕方がないのでしょう、しかしこれでますます原作を読みたくなりました。読んでからまた映画を観ると新しい発見があるかも。

ラストシーンが美しく、とても気に入りました。

評価:(5つ満点)

名探偵コナン 探偵達の鎮魂歌

img20060504.jpg名探偵コナン映画シリーズも本作で10作目!10周年です!結構持つものですね…ってコナンくんいつまで小学1年生でいるつもり?

今回趣向を凝らしてあるのは、まず探偵達(コナン、毛利、服部)が 『解決すべき事件が何か』 を見つけ出さなくてはならないこと。そしてその犯人を捜して欲しい、というのが 『謎の依頼者』 からの依頼。
依頼と言っても報酬が出るのではなく、コナン達は大切な人々(蘭、少年探偵団、灰原、和葉)を人質に取られているため事件の真相を解くしか彼らを救い出す方法はない。

という内容です。映画というのはどれもそうですが、予告及び宣伝に総制作費の1/3位を使っているんじゃないかと思うほど、どの映画も予告がすごくいいですね。

これも例に漏れず、10周年記念大作!歴代の出演者総出演!なんてうたってますが、全員は出てきませんのでご注意。というか全員出てきたら何が何だか分からないだろう、とどこかのレビューでも見ました、確かに…。

評価:(5つ満点)
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プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
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