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読書と映画と観劇と

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エディット・ピアフ

edit.jpgあなたの燃える手で~♪
ちょっと期待が大きすぎた作品でした。
ピアフの人生そのものが幸福だったのか不幸だったのか?そんなことは問題ではなく、人は何か一つでも為すべきこと、大切なことがあればそれによって生きていける?いや生かされる?などと考えてみましたが…うーん。

表舞台の華やかな彼女の部分と、その陰で愛に飢え苦労を重ね、疲弊し切っていた、という部分を描きたかったのだと思いますが、私にはイマイチつかめない内容でした。基本的にフランス映画との相性は悪くないと思い込んでましたが、私にはまだまだ理解が足りないようです。

ピアフの苦労は時代もあるのかも。20世紀後半、そして現在21世紀に生まれていたらまた、違った人生になったでしょうね。

評価:(5つ満点)
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ミス・ポター

misspotter.jpgちょうどよい短さ?の映画だった。予告編で出てきたピーターラビット達のアニメーションがもっとしつこいのかと心配していたが、上品な挿入の仕方で効果的だったと思う。

当時のロンドンの上流階級の暮らしぶりとベアトリクスが幼い頃休暇を過ごした湖水地方との対比が明確で鮮烈な印象を与えてくれた。上流社会で独身女性であり続ける孤独、自身の才能を活かし作家として活動したい情熱、そして湖水地方の自然への愛情。ベアトリクスの想いが詰まった作品に仕上がったと思う。

主演の2人もまた良かった、ノーマン役のイワン・マグレガーはこういう線の細い役がやっぱり合うと思う。ピーターラビットのお話が絵本として世に出るまでのベアトリクスの奔走、ノーマンとの出会いと、ベアトリクスと彼が育んだ多くの喜びと悲しみ。全てを誇張することなく、美しい湖水地方の景色と素朴なヒルトップ農場に映し出した、傑作と呼べる作品。

必見です。

評価:(5つ満点)

夕凪の街 桜の国

yuunagi.jpg高い評価を得ている原作に忠実に沿った内容なのでした。映画という映像表現ならではの現在と過去の場面切り替えが巧みなシーンが多く、素晴らしいと感じました。

昭和33年(原作では30年)の広島のセット、背景はCGであることが分かりますがそれでもなお見事ですね。バラック街の様子もよく出来てます。昭和30年代の洋品店、設計事務所の様子、会社の雰囲気など考証がきちんとできているので、見ていて違和感がなく安心していられます。

第一部の 『夕凪の街』 では原作にはない皆実と恋人 打越と、弟 旭との交流が多く描かれているのが、第二部の 『桜の国』 にも繋がっており、物語の軸としているところがいいですね。

田中麗奈は今回も良かったです、彼女の持つ存在感はやはりスクリーン向き、強すぎる個性が私は好きです。彼女に比べると東子役の中越典子はどうしてもどのドラマでも同じ感じに見えてしまってやや残念。もう少し東子の儚い部分や芯の強い部分が出なかったものか…ということを色々考えてみてもやはり映画は女優ですね。

評価:(5つ満点)

女帝エンペラー

jotei.jpg憎しみにくちづけ、愛に刺しちがえる。
私の大好きなチャン・ツィイー主演作。という期待が大きすぎたのかイマイチでしたね…。原作がハムレットということでストーリーに斬新さがないせいかもしれないです。

チャン・ツィイー演じる皇后ワンの想いがイマイチ分からりませんでした。最初は確かに密かに愛していた義理の息子である皇太子、ウールアンを守るために彼の叔父である新帝リーに嫁いだようでありましたが、段々とそれが…?むしろひたすらに皇太子ウールアンへの愛に生きる彼の婚約者チンニーの気持ちの方が分かるような。

香港映画お決まりの殺陣、演舞とも言える闘いのシーンは文句なく楽しめました。能面のような面をかぶり、舞いながら戦う舞踏家達と、顔をすっかり覆う鉄火面で戦う皇帝の近衛兵達。いずれも太極拳のような緩やかな動きでありながら激しく斬り合い、血がほとばしる。確かに血が多過ぎたのでPGー12なのはうなづけますね。

結局登場人物達は自分自身しか信じておらず、その結果気持ちが食い違ってしまう。全ては誰のためなのか、自分のためなのか。乱世に生きることは、悲しいことだというのがテーマなのかな。

今回も邦題は 『女帝 エンペラー』 と言いますが、原題は 『夜宴 The Banquet 』 と言います。このままじゃインパクトないと思ったのかな?

評価:(辛口評価)

ハリーポッターと不死鳥の騎士団

orderphenix.jpgついに宿敵現る
待ちに待った映画公開…と言いたいですが、前作 『炎のゴブレット』 から1年半、さらに原作本を読んでからは2年10ヶ月も経っており、なんだか間があきすぎな気がしますね…映画鑑賞ももはやルーチンワーク化です。第1王子は観なくてもいい、というので私1人で行きました。

ホグワーツの世界にもすっかり慣れてしまいました。驚く新事実がやっぱりないのが寂しい。今回はヴォルデモートの復活を信じようとしない魔法省と、その情報操作下にある日刊預言者新聞のために、ハリーはホグワーツをはじめとする魔法世界の中でも孤立を強いられます。まだ16歳だっていうのに…可哀想に。

新しい教授アンブリッジ先生のイメージはピッタリ、彼女はいいかも。あとDA(ダンブルドア軍団)の会合シーンが多いのは原作に忠実で良かったのではないでしょうか。しかし原作を読んでいても思ったのですが  『不死鳥の騎士団』 そのものの存在意義がやっぱり分からないかも…どういう組織で目的は何なのか、やっぱり不明瞭。それからハリーの恋人役、チョウが前作よりは可愛くなっていてホッとしました(笑)。それにハーマイオニーの編こみ髪型は非常~に可愛い!

評価:(オマケ1)

それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン

shabondama.jpgもし自信をなくして くじけそうになったら
第2王子とアンパンマン映画を観に行きました。行く前は散々 『イヤだーめんどうくさい』 などと言っていたくせに、見終わった途端 『もう1回観よう!』 いやそれはムリだって…。

今回はシャボン玉ガールズのプルンが主人公。シャボン玉ガールズはシャボン玉姫と一緒にシャボン玉ショーをしてみんなを喜ばせるのが仕事。他の4人のガールズ達は上手にシャボン玉を作れるのに、プルンだけはいつまで経っても小さな泡みたいなシャボン玉しか作れない…コンプレックスの塊のプルンは、毎回ショーをサボってはシャボン玉姫や仲間のガールズ達を心配させています。

そんな中毎度おなじみのバイキンマンがドキンちゃんと一緒にシャボン玉城を占拠、アンパンマン達が助けに行くのですが…。

今回のテーマは 『自信をなくしたら いいことだけ思い出せ』 そうおなじみの歌ですね。自信がない時は誰にでもある、しかしその自信を取り戻すことができるのは自分自身だけなのだ。だから勇気をもって、自分を信じて進め!みたいな内容です。

評価:(5つ満点)

ブラックブック

blackbook.jpgオランダ映画、オランダ語が懐かしくも新鮮で、オランダの街、田舎の景色も良かった。
が、ところどころはさまれるショッキングな場面に、本当に席から飛び上がって驚いてしまった。ナチスに打たれる場面など本当にショック。

第二次大戦下のオランダ。ナチスドイツの占領下にあり、オランダのナチスに対するレジスタンス活動や、戦争に乗じて私利私欲を肥やすナチ将校など、生き残るために人は他人を踏み台にするのだという悲しい事実を描いた作品だった。戦争は本当に人の心を狂わせるのだろう。

裕福なユダヤ人一家に生まれ育ったラヘル。両親と離れて潜伏生活を送っていたが、隠れ家が爆撃を受け、レジスタンスを名乗る男に金品を持ち逃げるようアドバイスを受ける。
家族と合流して他のユダヤ人達と船で逃れようとしたところへナチスの襲撃に遭い、ラヘル1人が命からがら生き延びるのだが…。

評価:(5つ満点)

クイーン

queen.jpg女王の品格
ヘレン・ミレンが素晴らしかったです、女王としての品格、威厳、存在感、そして苦悩と孤独を抱える様を見事に体現していました。必見です。

誰もが記憶にあるダイアナ妃のショッキングな事件。彼女の数奇な人生と対極をなす、伝統と格式を重んじるイギリス王室。その中心人物であるエリザベス女王にスポットを当てた本作は、映画の作りが女王贔屓かダイアナ贔屓か、ということよりも、こうした映画が作られたことそのものに拍手を贈りたいですね。

女王一家が休暇を過ごしていたスコットランドのバルモラル城の質素な様子、周囲の広大な自然と鹿狩りの様子、そしてその自然の中でみずからレンジローバーを運転し、川を渡る女王の姿が、痛々しくも凛とした姿で素晴らしかったですね。映像の持つ魅力で余す所なく女王の心情を伝えていたと思います。

評価:(5つ満点)

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プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
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車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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