
ミュージカルの王者キャッツ。を観てきました。劇団四季ひいては日本のミュージカルの根幹とも言えるキャッツ。ダンスはタップありバレエありと多彩で、それにネコ達のコーラスとネコそのものと感じさせるなめらかな動きが加わり、完成されたミュージカルと感じた作品でした。
まずキャッツは開演前にその舞台装置を楽しむことから始まります。野良ネコ達が集う裏路地にありとあらゆるゴミが演出されているのですが、それが皆ネコのサイズなのでやたらに大きいのです。また地方公演の楽しみの1つが 『ご当地ゴミ』 。仙台では笹かまぼこや仙台ベガルダ(サッカー)のキャラクターグッズ、そして 『ワケルくん』 のフダが要チェックとして紹介されていました。
『ワケルくん』って何?とパンフレットを見ながら話していた私達に後ろの席の仙台の方々が教えてくれました。ワケルくんは仙台市の分別ゴミ推進キャラクターでグリコのおじさんのような顔つき。 『ほら髪もきっちり七三でしょ』 とのお話にしっかり笑わせて頂きました。
キャッツは全体のストーリーよりも場面毎のダンスやコーラスが見せ場の劇なので第1王子には少し難しかったようです。私はゴキブリのタップダンスと機関車ネコの場面が気に入りました。ネコ達が舞台にあるヤカンやゴミを持ち集めて機関車を形作るこの場面、よくポスターにもなりますがスゴイ!の一言。
ネコメイクや身体にフィットした衣装、そしてなめらかなネコの動きに完成されたコーラス。いや~すごかった。
1幕目でネコさんが胸元のカーネーションを客席に投げる場面があったのですが私の2列前の男の子が取りました。それを見ていた第1王子、休憩後は私の席と交代してくれと言い終了後は
『花欲しかったなぁ』 だって。私も思わず手を出しちゃったんですけどね、もう少しママの手が長ければ取れたかもね。
評価:




(5つ満点)