11ぴきのねこの父
絵本作家馬場のぼる氏の経歴を初めて一堂に集めた展示。かつて漫画家だった馬場氏、子ども向け大人向けの漫画の執筆数は相当数にのぼります。それらのコピーを手にとって見られる今回の展示企画はすっごくいいですね。
原画の発色もやはり素晴らしく、本物を見る喜びを味わってきました。特にアラビアンナイトシリーズの美しいこと、アラビア模様の細かさ、その色合い。そしてやはり、ネコ達の絵の愛らしいこと。
展示内容は大人向けだったので、私一人で来てゆっくり観られてよかったです。土日のワークショップは活動的でドラマリーディング(朗読劇)もできたら観たかったですね。平日でも学芸員の解説(ギャラリートーク)をやってくれないかなぁ。久々に高い図録を買ってきました、馬場氏の活動が時系列で整理してあるほかマンガ作品も数点掲載されていて結構お買い得。
今回は県立美術館まで電車で行きましたが1時間に1本しかないバスをうまく乗り次いで効率よく行けました。せめてうちからもうちょっと近ければ嬉しいけどね。
11ぴきのねこが歩く館内と天井から下がるマンガ(コピー)
2008年のベストリーダー
今年もダ・ヴィンチのBook of the Year発表の時期がやって参りました。毎年楽しみにしているこの企画、今年出会った強烈なあの一冊を1位にせねば!と毎年10月頃の読者投票に今年はついに参戦!結果を首を長くして待っておりました。
ということで今年は4598人
のダ・ヴィンチ読者が選んだ 『今年の話題の本』 見てみましょう。
(※本集計は2007年10月から2008年9月末の間に発行された書籍が対象)
1位 ハリーポッターと死の秘宝(J.K.ローリング)
2位 ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)
3位 流星の絆(東野圭吾)
4位 聖☆おにいさん(中村光)
5位 のぼうの城(和田竜)
6位 阪急電車(有川浩)
7位 私の男(桜庭一樹)
8位 食堂かたつむり(小川糸)
9位 おそろし(宮部みゆき)
10位 新世界より(貴志祐介)
11位 図書館革命(有川浩)
12位 よつばと!(あずまきよひこ)
13位 のだめカンタービレ(二ノ宮知子)
14位 いっちばん(畠中恵)
15位 東京島(桐野夏生) (16~30位割愛)
アンケート時期が10月のため、対象図書が上記の通り 『昨年10月から今年9月に発行された書籍』 となるところに毎度ご注意ください。
なんと!私が今年2008年最高傑作!と感動した貴志祐介 『新世界より』 が10位とは!正直本当に今回はこれが1位に違いない!と自分の中では異常に盛り上がっていたので、10位とはかなりビックリ&残念です。しかしTOP10に入っていただけでもヨシなのか…それにしてもこの 『新世界より』 は老若男女必読書であるのでこれを読んでいない人が私の考えよりもずっと多いとは(1位じゃないから)、とっても残念です。みんな今すぐ読むんだ!
ハリーポッターが1位とは…これは単純にこの本を読んだ人がそれだけ多い、ということでしょうね。私もシリーズ全巻読破しましたが後半はガタガタな印象で…。伊坂光太郎、東野圭吾は相変わらず強いですね。2冊も入った有川浩さん、去年から今年と売上バリバリの良い年だったことでしょう。私は図書館戦争シリーズしか読んでいないので何とも言えませんが、あのノリでどの本も書かれちゃーちょっと読むにはツライものがあります。
最近ますますマンガのランクインが多いですね…しかしながら 『よつばと!』 は私もハマってしまったので。今年は若手作家があんまり上に来てないですね、小川糸さんだけ。これも悪くはないけどこんなに上に来るほどだったっけかな?
西暦2221年。機械の身体を持ってさえいれば、 1000年、2000年生き続ける事が出来るようになった時代。機械の身体を買えるのは金持ちだけ。機械の身体を買えない貧しい人々は超近未来都市メガロポリスから追い立てられ悲惨な暮らしを送っていた。 ある日貧しい人々の間にこんな噂が流れ出した。 『この宇宙にタダで機械人間になれる星がある。その星へ行くには銀河超特急999に乗ればいい。』 (アニマックスHPより)
ついに始まりました銀河鉄道999、満を持してアニマックスに登場です。毎週土曜日夜6時から一挙2話放送!この日をどんなに待ち望んだことか…(大げさすぎる)。
ということで最初は毎週土曜日必ず観ようとしていたのですが、夜6時はちょうどご飯時、なかなか見られるものじゃありません。そこで毎週ビデオ録画をしていたのですが、今度はだんだんと先週分を見ないうちに今週分の録画が来てしまいました。さて困った…と思っていたら。
ついにアニマックスはやってくれました、録画用6時間一挙放送!6時間ぶっ通しの銀河鉄道999ですよ!ということでしっかりHDD録画をすることができました。これで老後の楽しみはバッチリだ!
これまで劇場版しか見せたことがなかったうちの2王子にも、やっと999を見せることができます。子どもにはよいものを伝えたい。それがオタク向けアニメであっても…。
ということでうちの王子達もバッチリ999にハマり、母と一緒に楽しむ毎日です。
改めて999には至言が多いっ。
メーテルが言う。 『貴方は、何をしに宇宙へ出るの。』
アンタレスが言う。 『撃たれる前に、撃て。相手が命乞いをしても、心を鬼にして撃て。』
時間は、夢を、裏切らないのでありました。
この調子で最終話まで6時間ごとに録画を撮り続けます。
評価:(子育てにはよいアニメをお勧めします)