想い出の野帳たち
杉浦さんの 『スクラップ帖のつくりかた』 を見ていてまず思い出したのが学生時代に使っていた
『野帳(やちょう)』 です。
私達考古学の学生はこのメモ帳を 『野帳』 と読んでいました。要するにフィールドノートです。
私が学生時代に使っていた野帳が6冊残っていました。相変わらず表紙にシール貼ってるし(笑)。
実際に発掘に持って行って使った野帳の他に、博物館実習旅行版や友達との奈良旅行の旅日記、卒論用のメモもあります。しかし卒論用のメモなど途中で終わってる…結局メモ作る時間も惜しくて卒論を直接書いていたのがバレバレだぁ(笑)。と懐かしく思い出したりします。
本当に考古学やっていたのか?と良く言われますが(ヤセなもので)、私が考古学徒であったことの証明はこの野帳と卒論だけですかね。
学生当時は発掘での力仕事も結構こなし、
エンピ投げ(エンピと呼ばれる大型シャベルで土を掘りその土を盛り土の山へ投げる作業、かなりの重労働)も
精査(せいさ、発掘断面をきれいにすること)や
鋤簾(ジョレン、同じく地表面をキレイにする道具)もなかなかの腕だと大学院の先輩にも褒められたこともありますわ(自慢?)。
もちろん
ネコ(一輪荷車)も土を山盛りにして押せたし、雪深い新潟の2月に発掘をしたこともあるし、結構昔は体力勝負だったというのにずいぶんガタが来ちゃったもんだなぁ。
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