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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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新潮文庫の100冊

sintyo01.jpg全プレはマスコット
やっぱり新潮文庫も夏のフェア100冊が始まりました。今年の全プレはマスコット人形!パンダ君が本を持っているマスコット人形、店頭で見るとやはり欲しいぞ…。

こうして店頭に見本を置くのはすごくいい手ですね、私のようなオマケ好きには購買意欲が異常に高まります(笑)。

新潮文庫は年間を通じてマークを集めてパンダグッズをプレゼント、をしているのでうちに何冊あってもいいのですが、やっぱりもう買ってある本が多すぎるな。


<既に買ってしまった今年の100冊に入っている文庫>sintyo02.jpg
宮部みゆき ■ 火車
梨木香歩 ■ 西の魔女が死んだ
松本清張 ■ 砂の器 上下(でも本棚にない…あげたかな)
安部公房 ■ 砂の女

パンダのために購入を検討している文庫>
伊坂幸太郎 ■ 重力ピエロ ■ ラッシュライフ
小川洋子 ■ 博士の愛した数式

sintyo03.pngさらに新潮文庫のサイトを見てビックリ、『大人買い100冊』 という大企画あり。
金額は56117円、もちろん送料無料、栞が6枚と皮製のブックカバーが付くそうです。余裕のある方は、ぜひ。

でもこれだけ買うなら、特製パンダヌイグルミとかもっといい物付けるべきだよなぁ、なら買うかもしれないのに…なんて思ってしまいました。五万円…それだけ一気に文庫本に費やせれば、思い残すことなし(そうか?)。
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ハチミツとクローバー*羽海野チカ

hatikuro02.jpghatikuro01.jpg少女マンガでもなく大人向けでもなく
大変今更ですが、ハチクロの魅力にハマってしまいました。ホント今更ですね…。

羽海野さんのコラムは私の愛読誌ダ・ヴィンチに以前連載されていたので、結構趣味があうかも、と思っていたのですが彼女の作品がこれほどまでに多くの人に支持されているワケが、やっと分かりました。
まだ未読のそこの方、やっぱり読まないと分かりませんよ!

羽海野氏は本作がデビュー作だそうです、デビュー作でこんなに売れちゃー漫画家辞められないですね(笑)。
以前ダ・ヴィンチにハチクロ特集が載ったのは2年ほど前、その頃は 『ふーむ』 と思っただけだったのですが、
『美大が舞台』 『女の子達がカワイイ』
だけでこんなにウケるものなのかしら、とぼんやり思っていました。

今なら言えます。それだけじゃありません。

評価:(やっぱり買ってゆっくり読みたい)

ナツイチ。集英社文庫

natuiti01.gif集英社文庫は全プレブックマーク
『ナツイチ。』 でおなじみの集英社文庫は、今年は全員プレゼントのブックマーク(栞ですね)だそうです。レジでもれなくもらえるそうですがなくなり次第終了。結構早くしないとヤバイかもです。natuiti02.gif

今年は私の大好きなカレルチャペック紅茶店のオーナー、山田詩子氏の描くハチがメインキャラクター!

おまけに大変遅ればせながら今頃ハチクロ(ハチミツとクローバー)にハマりつつある私には、はぐちゃん栞も見逃せませんっ。はぐちゃん栞とハチさん栞、どれも全部欲しい!

でもどれがもらえるか分からないみたい…蒼井さんだったらどうしよう…(蒼井さんゴメンね)。

natuiti04.gifnatuiti03.gif栞のために購入を検討している文庫>
嶽本野ばら ■ エミリー   東野圭吾 ■ 分身
横山秀夫 ■ 第三の時効

発見。夏の100冊 角川文庫

img20060627.jpg今年は7種のブックカバー しおり付き
今年も角川文庫夏のフェアの時期が来てしまいました。昨年度のビニールブックカバーが大好評だったようで、今年も同じくビニールのブックカバー。

そして私が今年狙っているのはもちろん、去年は見向きもしなかったケロロ軍曹のカバーでございます(笑)。でもスヌーピーもやっぱり可愛いんだよね、最低でも2つはもらうでしょうきっと…。

それにしても100冊のラインナップを見てみると!去年から今年にかけて買ってしまった文庫の多いこと!しまった! 『夏フェアの帯だけください』 とはさすがに言えない…。

<既に買ってしまった今年の100冊に入っている文庫>
寺山修司 ■ 書を捨てよ、町へ出よう ■ ポケットに名言を
林真理子 ■ 聖家族のランチ
灰谷健次郎 ■ 兎の眼
華恵 ■ 小学生日記
大沢在昌 ■ 秋に墓標を(しかもサイン本のハードカバーだ!エヘン)

レンタル・チルドレン*山田悠介

img20060629.jpg愛する息子、優を幼くして病気で亡くした泰史と冬美。泰史の兄の紹介で、子どもをレンタルするという会社P.I.を訪れる。そこでは子どもをレンタルし気に入れば購入することも出来ると言う。半信半疑で訪れた2人が子どものリストから見つけたのは、亡くした息子と瓜二つの子どもだった。2人はその子を連れ帰り、翌日には購入を決断するが…。
レンタル・チルドレンの実態、現代人の虚無感を描こうとした意欲作(と、思いたい)。
(山田悠介)1981年神奈川県生まれ。2001年のデビュー作である 『リアル鬼ごっこ』 がベストセラーとなる。


またしても題材はいい。目の付け所がいいというのは作家として重要なことだと思う。こうした感性は磨こうとしてもなかなか磨けないものだ。
しかし。

またしても、稚拙な文章にややガッカリした。『リアル鬼ごっこ』 よりは遥かにマシになってはいるが、プロローグの描き方から始まり章立てや登場人物の使い方が下手すぎる。
でオチもそんなところだろう、と途中からミエミエになってしまうところが本当に惜しい。

評価:(5つ満点)

魔女の笑窪*大沢在昌

img20060622.jpg東京で裏稼業のコンサルタントをする水原。彼女にはかつて掟破りの島抜けをしたという誰にも言えない過去があった。彼女が裏稼業で成功していくことがやがて 『地獄島』 の 『番人』 の耳に入ることとなる。彼女を追って 『地獄島の番人』 が動き始めた。生き抜くために島との対決を決めた水原は、島へ乗り込むことを決意する。『オール読物』 連載を単行本化。
(大沢在昌)1956年名古屋市生まれ。慶応義塾大学法学部中退。『感傷の街角』 で小説推理新人賞を受賞しデビュー。『深夜曲馬団』 で日本冒険小説協会最優秀短編賞、 『新宿鮫』 で日本推理作家協会賞長篇賞、吉川英治文学新人賞、「新宿鮫 無間人形」で第110回直木賞、 『心では重すぎる』 で日本冒険小説協会大賞、『パンドラ・アイランド』 で柴田錬三郎賞を受賞。


珍しく女主人公のハードボイルド。『私』 と書いて 『あたし』 とフリガナが振ってある(笑)。

主人公水原は裏稼業のコンサルタント、それこそ何でも屋。たまに殺しもアリのちょっと物騒なお仕事。彼女がコンサルタントとして敏腕を奮い裏社会で有名になるまでは略されており、回想でも出てきませんが、それは必要がない記述ということなのでしょう。

水原はありとあらゆる裏の仕事をこなすため、運転手を1人と常に複数の車を所有しており、そのうち1台は足が付かないよう毎月専門の 『車屋』 が取替えに来る、という念の入れよう。銃の使い方にも慣れており軍隊出身か?もちろん銃の入手ルートも複数持っている。この辺りはさすが大沢先生、きちんと手抜きのない描写が面白いです。

評価:(5つ満点)

夜市*恒川光太郎

img20060619.jpg何でも売っている不思議な市場 『夜市』 。そこは現実の世界とは隔離された世界であった。現実に戻るには必ず取引をしなくてはならない掟がある。幼い頃夜市に迷い込んだ祐司は、まだ5歳の弟を取引の対象として、その引換に 『野球選手の才能』 を手に入れた。野球部のエースとして成長した祐司だったが常に弟を売った罪悪感に苛まれていた。甲子園出場を果たした後高校を中退した祐司は、ついに夜市へ出向きかつて自分が売り飛ばした弟を買い戻すことを決意する。
(恒川光太郎)1973年東京都生まれ。本作で第12回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。
(収録作品)夜市/風の古道


恒川光太郎は本作がデビュー作。素晴らしい作家です。

民俗学的色合いがどちらの作品も非常に濃く、恒川氏は民俗学専攻か非常に造詣が深いと思われます。どちらの作品もいい出来ですが、やはり 『夜市』 の設定とストーリー展開の見事さがホラー大賞受賞となったのだと思います。

■ 夜市
そぎ落とした文章で、ムダがない。
それが主人公 祐司の心情を一層孤独に際立たせている。

祐司の同級生、いずみが祐司に夜市に連れて来られた理由を知り愕然とするシーンも見事であるし、『踏み入れたら最後、何かの取引をしなくては決して抜け出せない』 という夜市の設定も見事。

評価:(装丁も素晴らしい)

カスピアン王子のつのぶえ*C.S.ルイス

img20060610.jpgナルニアの4人の王、女王が築いた平和な時代から下ること数百年。ナルニアの国は新しくやってきたテルマール人の暴君の支配で古くからナルニアに暮らす住民達は苦しい生活を強いられていた。後継者として育てながらも実の子の出生でその命が危うくなったカスピアン王子は城を逃げ出し、いにしえより伝わってきた魔法のつのぶえを吹き助けを呼ぶ。助けとしてやってきたのは、かつてナルニアの賢き王、女王達であったあの4人兄弟姉妹だった。ナルニア国ものがたり第2弾。
〈ルイス〉1898〜1963年。北アイルランド生まれ。ケンブリッジ大学で中世、ルネッサンス英文学の主任教授を務める。著書に 『愛とアレゴリー』 『悪魔の手紙』 など。


前半はカスピアン王子とその叔父ミラース王の治世である現在のナルニア国の状況が描かれています。カスピアンの父が没後なぜ叔父のミラースがナルニアを治めることになったのか?なぜミラースは暴君なのか?乳母や家庭教師である博士ら賢い人々のおかげで少しずつカスピアンは自分の周囲の状況を理解して行きます、そしてある日ミラースに本当の息子が生まれたため、カスピアンの周囲の人々は彼の命の危険を察し、彼を城から逃がすのです。

この辺まではなかなか面白いです。それまでは国には人間しか住んでいないと思っていた王子が、本来のナルニア、小人やトロル、話をし感情を持つ動物達や植物達が住まう土地だということを知るくだり。王子の周囲の善意ある人々。そして助けを呼ぶといういにしえより伝わる不思議なつのぶえ。

評価:(5つ満点)
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プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
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