人権派で知られる白石誠法律事務所。だがそこに所属する弁護士 九頭(くず)元人は裁判で勝つためならどんな手段も厭わないため 『弁護士のくず』 とまで言われている。破天荒で無茶苦茶な言動の九頭を中心に、弁護士事務所に舞い込んでくる様々な依頼を通じ思わぬ手法で依頼を解決する様や依頼の裏に潜む人間模様を描く。
(井浦秀夫)1955年長野県生まれ。早稲田大学卒業。東海林さだおのアシスタントを経てデビュー。『弁護士のくず』 で小学館漫画賞一般向け部門受賞、テレビドラマ化もされた。主な著書に 『職業・AV監督』 『AV烈伝』 など。
友人が 『弁護士のくず、読む?』 と貸してくれました。ずいぶん長いこと愛読誌だったビッグコミックオリジナルを買うのをやめて早数年…懐かしい。ということで久々にくずさんに会いました。
破天荒なんだけど依頼の解決方法は見た目に似合わず人情派?という九頭。相棒の後輩弁護士、マミ先生にセクハラをかけつつアドバイスを与えつつ後輩として鍛えつつ、共に事件を解決。ってところはカッコよすぎるけどマンガなので可。
弁護士事務所の所長 白石弁護士(TVにもよく出るが実は小心者)を始め、所長の息子で元引きこもりの寿仁也弁護士(じゅにや。こんな変な名前ばっかり出てくる、笑)、おっちょこちょいのマミ弁護士、そして生き別れになっていた娘の美月ちゃんなど、キャラクター設定も周到で楽しませてくれます。美月ちゃんはずいぶんしっかりしているからてっきり中学生くらいだと思っていたらまだ小5だった!なんてエライのかしら。
こういう事件あるよね、と思いつつも九頭ならどんな解決を?と毎回楽しませてくれます。読み物として楽しめかつちょっぴり裁判についても知識がつく、教養マンガです(えっ!?)。
評価:(5つ満点)
夏休みの前日強烈に元気な女の子 『よつば』 と 『とーちゃん』 の親子が引っ越してきた。外国の子どもらしいよつば、本当の親子ではない?様子のとーちゃん。破天荒なよつばはご近所さんを巻き込みながらも毎日楽しく精一杯生きている。よつばととーちゃん、おとなりさんととーちゃんの友達の触れ合いを描く。月刊コミック電撃大王連載を単行本化。
(あずまきよひこ)1968年兵庫県生まれ。主な作品に 『あずまんが大王』 『よつばと!』 。アニメ風の人物でのんびりとした日常を描く。 『あずまんが大王』 はTVアニメ化。 『よつばと!』 で2006年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
人気なんです 『よつばと!』 。前から読みたいと思っていましたが、ようやくレンタルで7巻まで借りました。ハマりました。
新刊8巻を買いに走ってしまいました。
(ところがその買った本をその日お店に置いてきて、遺失物係の方に 『よつばと!というマンガの8巻なんです…』 とか電話したことも今思い出しました。翌日取りに行ったら 『ああよつばと、8巻ですね』 警備のおじさんもよつばと好きなのかも??)
何が面白いのか?と聞かれるとちょっと答えにくいマンガです。別段、どうということないストーリー展開だからです。
毎日、よつばは在宅で翻訳の仕事をしているとーちゃんの仕事の邪魔をしながら、ほぼ毎日お隣りさんに遊びにでかけ、お隣りのお母さんやお姉ちゃん達に遊んでもらい、たまにとーちゃんが出かける時(納品?打合せ?)は近所に暮らすとーちゃんの友人で花屋さん(つまり自営で時間の自由があるという設定らしい)のジャンボが子守りに来てくれ、とーちゃんとジャンボの可愛くない後輩であるヤンダもよつばをからかいに遊びに訪れ…
その繰り返し。全然なんでもない(笑)。でもそのなんでもなさに妙ーーーに惹かれてしまう。
NHKの夜中にやっているサブカル:マンガ研究(って何だ?)みたいな番組で取り上げられていたのですが、エライ専門家の方々?の説明を聞いても良く分からんかった(笑)。でも現代的な要素が多く、現代マンガだとか言ってたような気がする。
確かに今までにないタイプ、ニュータイプってやつか?
うちには8巻しかないですが…皆さんもよつばちゃん読んでみてください。
今年は大人気の 『よつばとひめくり2009』 (4月始まり日めくりカレンダー)私も予約します。
ホント人気ですよ、ウソじゃないです。今年のよつばとひめくり2008、定価1500円位なんですがAmazonで9700円!!!!!ついてましたから!(ウソじゃないです)。
みなさんもぜひ書店で予約をオススメします。
評価:(5つ満点)