フランスのパリにあるデロールは世界中から集められた動物の剝製、昆虫標本、鉱物を扱っている。今も昔も人々の未知なる動植物への好奇心を満たしてくれる店の様子を紹介。たくさんのふしぎ傑作集。
(今森光彦)1957年滋賀県生まれ。写真家。身近な自然と人との関わりをテーマに追い続けている一方、世界の辺境地に訪問を重ねあらゆるフィールドで取材している。主な作品に 『今森光彦昆虫記』 など。
本物のヴァンダーカマー、デロール。剥製や標本だらけでちょっと(かなり)怖い…夜中に動いてそう?かつては販売していた多くの剥製は現在作成ができない動物のものもあり、レンタルが主となっているそうです。
一度は行ってみたいデロール、こういうお店が存在し今も営業していること自体がすごい。パリへお出かけの際はぜひ(いつ?)
DEYROLLE
46 rue du Bac 75007 Paris
評価:(5つ満点)
Q. 会社が倒産するという噂があります。 A. 俺は噂は大嫌いだ! と破天荒な回答が次々に繰り広げられ、爆笑の後は迷いが断ち切れて気持ちがスッキリしてしまう。常に 『素の自分に正直にかつ真剣に生きる』 著者が、就職活動中の学生や常に悩みを抱える働く人々の悩みに、愉快・痛快・豪快に答える人生相談。リクルート社内報かもめの人生相談コーナー及びリクルート社発行の各誌における人生相談から選りすぐりを編集。男・大條の 『熱いぜ!』 が繰り返し見られる一冊。
(大條充能)だいじょうみつよし。1965年青森県生まれ。リクルート社入社後 総務部で活躍。25歳の時リクルート社内報かもめで人生相談コラムを開始、現在に至るまで17年間連載中。32歳にリクルートより独立、株式会社ゼロイン設立、代表取締役社長に就任。 『~だぜ!』 『熱いぜ!』 という独特の語り口と常に変わらぬ熱いメッセージを読者に発信し続けている。主な著書に 『熱いぜ!!悩まない人生法』 『社会人のオキテ』 など。
この↑上記の説明文だけで内容紹介は十分かと思いますが…。私、男・大條さんのファンなんです。昔っからファンなんです。ダ・ヴィンチの人生相談コーナー 『愛と怒りの中間点』 で初めて大條さんの 『熱いぜ!』 回答を見て以来、私も何か相談しなきゃと思い続けて早数年…私にあまり大した悩みがないってことなのかな?ちなみにリクルート社内報かもめでのコーナーの名前は 『愛と怒りの地平線』 だそうです。
破天荒な回答ながらもそこには常に問題に真剣に向き合う大條氏の姿を見ることができます。他にも
Q. 貧乏で大変。まわりの友達にも心が開けません。
A. 心など開くな!
ずばりそうかもしれません。親に援助してもらいながら優雅な学生生活を送る周囲の大学生と、苦学生の自分。その距離は縮まりません。決して無理して付き合うことなどないのです。
Q. 鉄分が足りない。
A. 五番アイアンをなめろ!
爆笑 そう、鉄分が足りないならアイアンをなめればいいのです。
評価:(5つ満点)
小学生の女の子の目を通して市場の仲買人の取引の様子を紹介する。綿密な取材を元に分かりやすく解説、田中清代の挿画も分かりやすい。月刊かがくのとも478号。
(安江リエ)1949年兵庫県生まれ。大学卒業後子育てをしながら共同保育所の運営に15年ほど関わる。主な絵本に 『おやすみなおちゃん』 『はがぬけたよ』 『みどりのホース』 『ねえどっちがすき?』 など。
(田中清代)1972年神奈川県生まれ。多摩美術大学油画、版画専攻卒業。ボローニャ国際絵本原画展ユニセフ賞を受賞。主な絵本に 『トマトさん』 『おきにいり』 など。
『トマトさん』 の田中清代が好きです。更に私の暮らすH市は漁獲水揚げが全国でも有数の水産都市であり、もちろん魚市場もあるのですがその実情をほとんど知りません。ということで第2王子にというより私自身にもとても勉強になりました。
改めて読んでみると大変分かりやすいので、図書館のおはなし会でも使ってみたところ、とても好評でした。子どももやはり知識絵本が好きなんですね、改めて感じた一冊です。
おはなし会では他のおはなしの絵本と異なり、聞き手である子ども達と一緒に会話をしながら進んで行きました。
『H市にも魚市場があります、その魚市場のおはなしです』 から始まり、朝4時に魚市場へ行くシーンでは 『暗ーい!』 、たくさんの魚がいけすに並んでいるシーンでは 『あっあわびだ、オレあわび大好き』 『へーあわび食べるの?』 と会話が弾みます。
おはなしを一心に聞いてくれる子ども達の様子もとても嬉しいですが、このように一緒に考えながら会話しながら進むことができる知識絵本の魅力について、新たに発見した気分です。ぜひこの本はハードカバー化を進めていただきたいですね。
評価:(5つ満点)