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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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Nのために*湊かなえ

nnotameni.jpg瀬戸内の島の東屋で、ビルの窓掃除のゴンドラの上で、古いアパートの一室で、わたしは私の大切な存在である 『N』 を守ることを決意した。ある高級マンションで起きた殺人事件の真実をモノローグ形式で解き明かす。『ミステリーズ!』 連載を単行本化。
 (湊かなえ)1973年広島県生まれ。武庫川女子大学卒業。『聖職者』(『告白』 収録) で小説推理新人賞、『告白』 で本屋大賞を受賞。他の著書に 『少女』 『贖罪』 。

これまで湊氏のものすごいプロットに驚かされ続けて来たので、その期待ばかりが膨らんでしまったのもありますが今回は正直☆3.5位でしょうか。殺人事件が起こった理由が実は…という展開は宮部みゆき 『理由』 と同じ手法ですが、登場する人物らがそれぞれの大切な 『N』 という人物のために自分を犠牲にした、という話にしては、犠牲、献身が今ひとつ描ききれていないような。この消化不良感はどうしたら…もしかしてテーマは献身じゃなかったとか?

とはいえ湊さんお得意の 『事実の裏側に存在する真実』 の描き方は、今回も秀逸で楽しめます。相変わらず誰一人にも同情、共感できない小説ってのもすごいですよ。

評価:(5つ満点)

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すき・やき*楊逸

sukiyaki.jpg高級すき焼き屋でアルバイトをはじめた中国人留学生の虹智。日本人と結婚した姉の家に居候しながら大学へ通い始め、慣れない着物を着てのアルバイトに苦労する日々。義兄とうまく行っていない様子の姉は韓国ドラマに夢中、大学での留学生仲間である韓国人の賢哲は虹智に夢中、義兄は仕事に夢中。そして虹智はなぜか店の店長に夢中になっていくのだった。高級すき焼き店を舞台にした、虹智の目からみた日本社会とは。『新潮』 掲載を単行本化。 
(楊逸)ヤン・イー。1964年中国ハルビン市生まれ。お茶の水女子大学卒業。在日中国人向けの新聞社を経て中国語教師。『ワンちゃん』 で文學界新人賞、『時の滲む朝』で芥川賞受賞。他の著書に 『金魚生活』 。 

高級すきやき店はやっぱりイイ!と思いました。じゃなくて、高級すきやき店で展開される人間模様に日本社会の縮図を描いた、というと大げさでしょうか。主人公の虹智から見ると色々なことが非常に面白くなります。いつも違う社長さんと来る 『水商売』 のシヅクちゃん、仲居仲間が 『あの人は水商売だから』 を虹智は 『水道局?』 と思ったり、虹智に優しく接してくれる無口でニヒルな店長とか、世話焼きの仲居頭のヨリコさんとか、すきやき屋に日本社会が詰まっている感じ。

楊氏の描く世界も固まってきましたね、この主人公の視線を通じて、世の中を一歩引いて見通そうとする視線、これが魅力ですね。全編を通じ、何となく日本語が正しく表現されていないかのような違和感、も妙に心地よいです。今後もこの透明感を失わずに書き続けて欲しいです。

評価:(5つ満点)

ロマンスドール*タナダユキ

romance.jpgダッチワイフのモデルとしてやってきた美しく心優しい園子に一目で恋に落ち結婚した僕。結婚しても彼女にダッチワイフ職人である自分の仕事を隠し続けてきた。平穏に過ぎていく日常の中、僕と園子は徐々にセックスレスになっていく。心がすれ違う日々の中やがて園子の秘密が明らかになる、その時の僕の決断は。
(タナダユキ)1975年福岡県生まれ。映画監督、脚本家、女優、小説家。初監督作品 『モル』 でぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞。主な映画作品(監督/脚本)に 『百万円と苦虫女』 『赤い文化住宅の初子』 『俺たちに明日はないッス』 など。

『百万円と苦虫女』 のタナダユキ監督。この映画素晴らしかった、観ていない方は今すぐレンタルビデオへ!そのタナダ監督、なんと文学もイケル!これから芥川賞取れるんでは!?という勢い(笑)。

ダ・ヴィンチ連載中にちょろっと読んだ印象を裏切らない、僕の堕落した日々と改心後の日々がいいですね。園子の亡くなり方も、園子を亡くした僕が園子そのものをドールで表現しようとする狂気とも言える傾倒ぶりも、大変いいです。愛情とは、狂気とはこうあるべきです。

更に脇を固めるドール職人の相川さん、ドール製造販売会社のヤクザちっくな社長、の存在がまたいいんだな~。こういう怪しい商売はこういう純粋な?人達がやっててくれないとね。この構図は間違いなく映画作品ですね、そしてこの作品の映画化はいつなの?と期待大、です、

本当にタナダユキ監督は小説も行けます、今後も私の注目・課題作家です。バカバカしくも真面目で愛しい人生。それを描かせたらピカイチですね。この記事をUPするために確認していていたら、 『赤い文化住宅の初子』 もタナダ監督作品だったとは!あ~これも観なくちゃ!いますぐレンタルビデオへ!

評価:(5つ満点)

百万円と苦虫女

終の住処*磯崎憲一郎

tuino.jpg

話しかけても応えない妻。不機嫌のせいだと思ったが妻はそれきり11年、口を利かなかった。30を過ぎて結婚した男女の遠く隔たったままの歳月。日常の細部に宿る不可思議をあくまでリアルに描きだす。過ぎ去った時間の侵しがたい磐石さ、その恵み。人生とは流れてゆく時間そのものだ。『新潮』 掲載に書き下ろし 『ペナント』 を加え単行本化。 第141回芥川賞受賞。
(磯崎憲一郎)1965年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。『肝心の子供』 で文藝賞、本書で芥川賞受賞。主な著書に 『眼と太陽』 『世紀の発見』 。
(収録作品)終の住処/ペナント

友人が読了後 『つまらなかった…』 とメールをくれた本作。通常そういう場合はその本は読まないのですが逆にちょっと読んでみたくなりました。で、確かに分かりました、ある意味すごくつまらないです(笑)。なぜか。

穂村弘がいつも言っているように、人は 『小説に共感を、詩歌に脅威を』 求めています。最近の小説は、読者に共感を与えすぎ>読者の読みたいものしか書いていない、とも言えます。大衆文学(エンターテイメント)はもちろんこうあるべきですが、では純文学(芥川賞)はどうか。前回芥川賞が選なしになった際、審査員の池澤夏樹が 『小説は魂で書くものだ』 と言っていました。今、魂で書いている小説はどれだけあるのでしょう?

『終の住処』 男の一人語り。男は終始霧の中をふわふわ生きている感じ。妻とも会社の人とも取引先とも愛人らとも、誰とも距離を掴めない。唯一母とその住む実家だけが心の拠り所という…典型的なダメ男、だから共感できない。でもなぜか一気に読んでしまった。それはこの男の持つ心もとなさ、足元の覚束なさ、誰かを頼りたいのに頼れない自分の存在感のなさ、そうしたものすべてにやっぱり共感できる部分があるからなのだろう。

本当にどうしようもない男で愛人も全部で8、9人もいたそうで、妻は11年間口を利いてくれなかったそうだがそれに対して打破しようという気も行動も起こさず、ただひたすら進んできた男が見つけた唯一のものが、終の住処となるマイホームだった。心の拠り所のない男が見つけようとした拠り所が、家。

俗と言えば俗なのに、この全体に漂う空気感。やっぱりこれこそが純文学なのではないでしょうか。綿矢りさと金原ひとみがW受賞した時も私の周りの人はみんな綿矢派で金原派は私だけでした…でも今も私は金原の小説は時々読んでます。自分の好みという理由も大きいですが、 『文学ってなに、魂ってなに。』 などと考えたりもできる純文学を、たまに読むのもオススメです。

評価:(5つ満点)

どんとこい、貧困!*湯浅誠

dontokoi.jpgイス取りゲームのイスが足りなくなっている現代に、それでもイスを取り続けろと言われる僕達。そんな社会は間違っていないか?子ども達に向けて派遣村村長が静かな情熱で現代の貧困とその自己責任論について語る。重松清との対談も巻末に収録。
(湯浅誠)1969年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。社会運動家、活動家。自立生活サポートセンターもやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長、元内閣府参与・緊急雇用対策本部貧困・困窮者支援チーム事務局長。主な著書に 『反貧困』 など。
 

イス取りゲームのイスが足りない現代で、そのイスに座れない人を 『努力が足りない』 (自己責任論) で済ませるのは間違っている。という一貫したテーマは分かりやすくとてもよいと思う。

しかし正直なところ、読者をYAにしているにも関わらずその語りかけが中途半端に感じるので、YAにはもちろん私達大人にとっても輪郭は分かるんだけど本質が分かりにくいというか、中途半端な印象の内容になってしまっている。富の再分配(税率)や様々な行政サービス(セーフティネット)の充実化について、もっと突っ込んで語っても良かったのでは。同じ話の繰り返しにしか聞こえない部分も多く、もう少しまとめてもらえればと思ってしまった。

自らを 『活動家』 という湯浅氏、活動家が胡散臭い目で見られない社会を目指したいと言う。誰もがもっと社会を良くしよう、互いに意見を言い合い向上することを目指そうとする社会。氏のその通りだ、だから現に小中学校では今も 『道徳』 なる授業が存在し 『人の意見を聞く』 『自分の意見を述べる』 『共に話し合う』 訓練を小学生から行っている。それは私の子ども時代からずーっと変わらない。それにも関わらず、社会はなぜそうならないか。

1つはやり方がまずいということ。道徳のやり方がおかしいのだろうか?30~40年、いやきっと戦後50年も道徳の授業は行われて来ているはず。では何が問題か?もう1つは元々社会とは、そういうものだということ。意見を出せる人ばかりじゃない、意見を出したい人ばかりじゃないということ。それならばどうするべきか。

活動って難しいし大変。湯浅氏に貧困ビジネスの烙印を押され自らがホームレスになってしまったという人をTVで見た。彼から見たら湯浅氏が自分を追い込んだ悪者ということになる。でも貧者を食い物にする貧困ビジネスは確かに存在する、社会の底辺にいる者同士でなぜ搾取しあうのかと、湯浅氏の嘆きが聞こえるようだ。奥田英朗 『オリンピックの身代金』 でも主人公が全く同じことを嘆いていた。

では必要なものは活動か、いや社会の改革>革命か?それならばその理論はかつての連合赤軍と同じではないだろうか。

現代という法治社会に生きる私達に必要なこととは何か。社会を知りその仕組みを知り、それから恩恵を受けられない人をなくすこと。すべての人が社会に等しく幸福に生きる道を見つけること。そのために自分は何ができるか。

まずは現実を、現状を知ること、ではないだろうか。知ることから考えることが始まり、考えることから行動が始まる。と自分自身を、同じ社会に暮らす他の人々を、信じたいと思った。湯浅氏には今度も社会構造について掘り下げた内容の本を、またYA向けに分かり易く書いて欲しいです、それなら私も読めるし。

評価:(5つ満点)

オリンピックの身代金*奥田英朗
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

前略、離婚を決めました

zenryaku.jpgお母さんがどうして離婚を決めたのか。子ども時代から結婚、出産、そして離婚までを赤裸々に綴りながら 『自立』 ではなく 『ともに生きる』 ことの困難さとかけがえのなさを伝える。
(綾屋紗月)1974年生まれ。二児の母。大学時代、関東聴覚障害学生懇談会にて聴覚障害学生とともに活動しながら、音声で話すことに高いハードルを感じる自分の言葉として手話を習得。2006年アスペルガー症候群の存在を知り診断名をもらい、手話を用いてパートナーである小児科医 熊谷晋一郎とともに講演を行う。熊谷氏との共著に 『発達障害当事者研究』 。

子どもの頃から周囲とうまくつながれないことを辛く思っていた著者 綾屋氏が、恋愛でつながった元夫との気持ちのすれ違いから離婚に至る経緯を、かなり赤裸々に告白した本書。自身の辛い感覚、性生活に至るまで詳細に、正直に伝えたい、伝えようとする綾屋氏の誠実さというか生真面目さ。だから生きるのが辛いのだろうなぁ。でも氏はこうして文章に書き表現する能力があることで自分自身をずいぶん救っているのだろうと思います。

私もずいぶん誤解がありました。つながりたくないんじゃなくて、うまくつながれなくて辛いんですね。放っておいて欲しいんじゃなくて、うまく理解して欲しいんですね。それから綾屋氏の元夫はアルコール依存症だった。これは特殊な例と捉えられるのかもしれないが、もしかするとこういう人は多いのかもしれない。つまりアルコール依存症の人は多く存在していて、その結果家族を壊す>離婚となる。これは今、別に特殊な例じゃないのかもしれないですね。

セックスについての記述も実に的確でスゴイ。恥ずかしい>でも大丈夫、だから成り立つこのコミュニケーションが、男(夫)側からの一方的な押しつけになってしまう様子がよく書かれており、なるほど…とちょっと目からウロコでした。あんまりセックスで苦労したことがない(?)私には本当にその転がり落ちていく課程がよく分かり、勉強になりました。応じることが愛情で、応じなければ愛情がないという男(夫)の言い分の恐ろしさ。そしてそんな夫とのセックスをやめられなかったのは、自分の中にある 『絶望的な孤独』 が原因だったと綾屋氏。こういう人は世の中に本当ーに多いのでは。

離婚を決めてから絶望の淵にいた彼女が、周囲との関わりを意識し人に助けてもらうことを知り、それを実践できるようになるまで。本当に長い道のりだったと思います。ここに至るまでのこれまでの道のりが試練だったのだとしたら本当に厳しすぎる。でも 『古井戸の中に取り残されてひたすら呆然と困っていただけの状態』 から、周りの人に 『助けてほしい』 と声を上げることができるようになっただけでも、人として大きな前進ではないでしょうか。

今でも幼い子どものように夕暮れ時にはどうしようもなく寂しくなる、という綾屋氏ですが、その寂しさを自分で受け止め、乗り越えようとできるようになったことは、誰もが等しく抱えるそれぞれの悩みへの対処の答えとなるのでは、ないでしょうか。

評価:(5つ満点)

こんな私が大嫌い!*中村うさぎ

daikirai.jpgあるがままの自分を受け入れて自分を好きになりなさい、なんてウソ。そう思うあなたに贈る、自分嫌いの呪いを解き放つための心得。すべてのなぐさめとウソばかりのキレイごとを蹴散らす、人生の達人からのメッセージ。
(中村うさぎ)1958年福岡県生まれ。同志社大学文学部英文科卒業。エッセイスト、小説家。主な著書に 『ショッピングの女王』 『私という病』 『女という病』 など。
 

ショッピングの女王 中村うさぎがYA向けに人生を説く!ってとこがまず注目と大人は見ちゃいますが、中村うさぎ氏を知らないYA世代が読んだらまた私と印象全然違うのでしょうか。

自分嫌いは自分大好きってこと。本当の自分はもっと素敵、もっとスゴイはず、だから今のこんな自分はイヤ!ということだ。というくだり、納得です。10代ってそうですよねぇ。自分の顔が嫌い(なら整形?)とか身体が嫌い(ならダイエット?)とか、順を追って語る構成が巧いです。自分を大好きでも大嫌いでも悩みは解決しない。解決するには 『自分と距離を置くこと』 つまり自分を客観視できるようになること。とある。そうそれが大人になるということなんですね。そうなれば自分を好きすぎ/嫌いすぎな状態よりももっと安定して暮らせるようになる。中村氏の買い物依存症、ブランド好きもこうして治まったとか、うーん説得力あるますな!

本書の結論として 『出口のない物事はない。50年生きてきた私が自信を持って言えるのは、それだけかな』 ってのもいいですね。そうか、どんな物事にも出口は必ずあるんですね、明けない夜はないということです。それから 『自分をイジメなければきっと幸せになれる』 というのもいいですね、そう自分で自分を苛めてはダメ。自分だけは自分の味方、応援団でいなければ。

本書の内容はかなりYA向きに書かれていますが大人女子(※オバちゃん)が読んでも全くOKです。でも男の子にはちょっと伝わりにくいかもしれません、こういう感覚は。

評価:(5つ満点)

罪深き海辺*大沢在昌

tumibuka.jpg財政破綻寸前の港町にふらりと現れた干場はかつての大地主の遺産相続人だと名乗る。身寄りがないと思われていた大地主は死後その財産すべてを町に贈与した後だった。財政破綻寸前の町で激化する暴力団の攻防、相次ぐ不審死、進出企業の陰謀。遺産相続人である干場の目的は。定年間近の老刑事 安河内は命をかけて町にとっての禁断の事件の真相に挑む。『サンデー毎日』 連載の 『ゾンビシティ』 を改題、加筆修正し単行本化。
(大沢在昌)1956年名古屋市生まれ。慶応義塾大学法学部中退。『感傷の街角』 で小説推理新人賞を受賞しデビュー。『深夜曲馬団』 で日本冒険小説協会最優秀短編賞、 『新宿鮫』 で日本推理作家協会賞長篇賞、吉川英治文学新人賞、「新宿鮫 無間人形」で第110回直木賞、 『心では重すぎる』 で日本冒険小説協会大賞、『パンドラ・アイランド』 で柴田錬三郎賞を受賞。

サンデー毎日という雑誌の読者をよく想定して書いてあると思います。本作で一番言いたいのは  『地方の寂れた町ではは利権の奪い合いが繰り返されるのみで醜い争いしか存在しない。田舎は素朴でノンビリしているなんて幻想だ』 という一言ですね。田舎の人はノンビリしていて人がいいなんてとんでもない、というその一言はなかなかショッキングです。でもそれが本当かもしれないですね、狭い土地で狭い人間関係で利権が少ないからこそ激化してしまう利権争い。 『田舎はノンビリしているなんて嘘だ、本当は誰もが自分だけは儲けよう、ここから抜け出そうと足を引っ張り合っているのが田舎の本当の姿だ』 というのが、この本の最大のテーマというわけです。

朴訥な青年 干場が実は…という仕掛けも面白いのですが、それよりも日本の田舎が抱える経済的問題や人間関係のしがらみにスポットを当てた作品です。もちろん登場する老刑事はハードボイルド、飲むのはいつも薄めのハイボール、というのはお決まりですけど(笑)。

今回も永遠のワンパターンのハードボイルドですが、そのワンパターンを裏切らない大沢作品が好きなのです。だからいいのです。

評価:(5つ満点)

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プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
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