正義の味方はもういない。金利はまったくゼロに近い。高度成長期に育ち、バブル期に青春を過ごした41歳独身歌人は、デフレとスタバとケータイに囲まれて、ぼろぼろの21世紀を生きている…。歌人・穂村弘によるエッセイ第2弾。
抱腹絶倒。の一言です。大絶賛です。ホムラさんのエッセイが面白いらしい。とは聞いてはいたのですが、想像以上でした。
私の愛読誌 『ダ・ヴィンチ』 にホムラさんのエッセイの連載が始まり、これがかなり私好み。
『もしもし運命の人ですか』 というのがエッセイの題なのですが、毎回ホムラさんがカン違い恋愛を繰り広げ、その根拠となる
『ホムラ式純愛(と私名づけてみました)』 について語るという…これもかなりオオウケです。毎号読んでますが単行本になったら買っちゃうかも。
本書について。
『もうおうちへかえりましょう』 が示すように、自他共に認める
『オタク』 ホムラさんの生活とそれに対するこだわりがいっぱい詰まった一冊です。
【ボーリング砂漠】
人付き合いが苦手なホムラさん。何よりもボウリングが盛り上がれない。なぜみんなはああいう風に自然に
『ナイスストライクー!』 と言って手を合わせられるのか?何と言って声をかければいいのか?どうして、ボウリングではみんなあんな嬉しそうなのか?ホムラさんには疑問がいっぱい。でも…言われてみるとどうしてボウリングではみんな盛り上がらなくてはならないの?ホムラさんの言う通りじゃん!
評価:





(抱腹絶倒!)
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